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光メディアコンバーター

2022audio system 冬ESL57

 

 

 

 

 

 

 

 

前回はNASとストリーマー、更に別のハブからPC、ルーター、モデム、ネットへと繋げるスイッチングハブを汎用からオーディオ用に替えたら効果が有ったと言う話でした。今まで高くて手が届かなかったオーディオ用に安い物が出て来たと言い換えても良いと思います。

一年程前からLAN接続を光接続にすると良いと言う記事は見掛けましたが、LANから光へのオーディオ用メディアコンバーターはとても高くて縁のない話だと思って居ました。そもそも何が良いのか解って居ませんでした。ここへ来て高いオーディオ用で無くても、汎用の光メディアコンバーター二つ入れて、間に光ケーブルを入れる事で効果があるとの話がネットでも見られる様に成りました。信号の通るNASとストリーマーの間が良いのかなとも思いましたが、オーディオ機器を繋ぐハブからPCなどの汎用ハブへの接続に光ケーブルを入れる事でLAN伝いに乗って来るノイズを切る事が出来るそうです。ネットやPCに繋がる汎用ハブやLANはノイズだらけなのだそうです。10Gtekのメディアコンバーター2台1組がAmazonでは税込8999円、5mの光ケーブル5本組で1600円でした。確かにノイズフロアが下がったと言うのか歪みが減ったと言うのか解りませんが、聴きやすく成りました。ボリュームを上げたく成りました。今までボリュームを回し切ると煩く感じて居たのにもっと上げたく成ります。

試しに1:2の昇圧トランスを挟んで見ました。ハムが出ました。置く場所で雑音が変わります。置き場所を工夫してもハムが消えるわけでは有りません。入力端子のコールド側をPriAmpのアース端子に落としたらパッタリ消えました。昔のMCトランスを思い出しました。今のトランスは出来が良くて音が変わったり、丸くなったりはしません。音量の上がり方も丁度良いと思います。ただ少し太くなって曇る気もします。太くなるのは良いのですが、光ケーブルで良くなった見晴らしが少し曇るのは残念です。

折角買った光ケーブルが5本組だったので光メディアコンバーター2台1組を又頼みました。9200円に高くなって居ました。今度はNASとハブの間に入れました。曇りが少し減って見通しが戻った気がしました。すっかり調子に乗ってしまいました。光ケーブルはまだ有るので3組目の光メディアコンバーターを頼んで今度はハブとストリーマーの間に入れました。確かに良く成りました。

LANケーブル3本だった所に、光メディアコンバーターが6台、それぞれに1台づつのACアダプタ計6台、5mの光ケーブルが3本、LANケーブルが6本。こんなに物と接続箇所が増えるってのが古いオーディオファンにはスッキリしません。接点や仕組みを減らしてストレートワイヤウィズゲインと言うのが古いオーディオでは理想の一つでした。なんだかなぁ〜。

 

2022audio system 暮れESL57

 

2022-12-30 カテゴリー: AUDIO | 個別ページ | コメント (0)

Silent Angel N8スイッチングハブでNET AUDIOのレコード超え?

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始めた頃はPCオーディオと言っていました。レコードプレイヤーやCDプレイヤーからの音でなく、PC内、あるいは外付けHD内に溜めたデジタルファイルをPC内のアプリ(プレイヤー)で再生。更にPC外のDACでアナログ変換をして今までのステレオ再生機器に繋ぎました。PC内 i-tunesで鳴らしたデジタルファイルをairmac expressでアナログに変換したのが最初でした。難なく音が出て、音も穏やかで暖色系のささくれたり歪んだりの一切無い安定した物でしたが、あらゆる所が丸くなった音でした。レコードプレイヤーやCDプレイヤー、更にCDやレコードのための棚までが必要無くなります。スペースの問題と全てがデスクトップで操作の出来る手軽さに魅力を感じました。音はレコードは勿論CDにも遠く及ばぬ音でした。ヨコヤさんのDACで随分レベルアップしました。RMEやMYTEKのDACはそれぞれ音のレベルには感心して居ましたが、DSDネイティブのファイル形式やMacのOS更新に対応出来ず、手放しました。Audirvana やHQplayerのPC内プレイヤーアプリも音には満足して居ましたが、アップデートにお金が掛かったり、PCのOS更新やPC自体更新の度にバタバタするのに疲れました。

始めたのは2009年頃ですから13年程経ちました。ここへ来て漸く分解能についてはレコードを上回った気がします。音の良し悪しに付いては色々な尺度が有って、何よりレコードの音が好きで、カートリッジやアーム、トランスと何年も吟味を重ねたレコード再生を全てにおいて上回ったとは思いません。けれど何年も掛けて結局レコードには及ばなかったCDプレイヤーよりはマシかも知れません。デジタルデータの再生機能をPC外部のストリーマーに移して、もうPCオーディオとは呼べなくなってからの成果です。ストリーマーの操作のみはLANで繋げたPCのブラウザーを通しています。

此処へ来て何段階かの進歩にはデジタル系のアクセサリーも寄与しています。どうも昔からのオーディオファンとしてはアクセサリーで音が変わる事に素直に喜べない所もあります。ifiのUSBiSilencerとUSBiDefender、USB iPurifier、DC iPurifierは其々一つだけだと目に見える効果とまで言い難いのですが。纏めて入れたり外したりすると効果が判ります。シャーデーのSmoothOperaterではコンガの音が良く判る様に成りました。同じくifi のAC iPurifierも一つだと効果が判りませんが、デジタル系、アナログ系、110VのESL用といくつかに分けた電源タップそれぞれに一度に入れると効果が判ります。ifiのストリーマーやDACをアクセサリーとは呼びませんが、分解能には大きく効果がありました。(音のバランスが変わって対応には時間が掛かりました。)此処までifiに随分侵食されました。DC電源アダプター(audio iPower Elite)についても効果は有りました。ifiの製品群が分解能の向上に大きく影響しているのは隠しようが有りません。けれどNAS( soundgenic)にはヤフオクで見つけたsoundgenic用が、ストーリーマーにはSTEREO誌のDC電源の方が更に効果的でした。此処へ来てレコードを超えたと感じたのはSilent Angel N8 の効果です。スイッチングハブで音が変わるとは聞いて居ましたがaudio用になった途端10万20万と言われて手が出ませんでした。Silent Angel N8 はAmazonで5万しない値段でした。

メロディ・ガルドーの曲のなかでlittle gain to youと聴こえていた歌詞がlittle game to youと解りました。小さなmが聴こえて来たんです。

PS ここでのレコードとは何十年か前のSPU,FR,Deccaによる再生を指します。まだ池田さんがご存命の頃、IKEDAの9cMUSAを聴かせて貰いました。その後更にMy Sonicを聴いてカートリッジも進化している事が判りました。進化の成果と好き嫌いは又別の話です。新しい機械の進化を理解したのと同じく、SPUにはSPUの、FRにはFRの価値があるとも思いました。今時の何十万、或いは百万円のカートリッジは更に進んでいるのだと思います。

2022-11-21 カテゴリー: AUDIO | 個別ページ | コメント (0)

2022春マルチ、ホーンシステム

2022audio system 春マルチ  v2021

 

 

 

 

 

 

 

 

系統図もだいぶ間が空いてしまいました。本当はsoundgenicからDACにUSBで繋いで、携帯画面からfidata music appliを操作すると言う段階があったのですが、どうにも音に馴染めず、さらに頻繁に音が出ないなどの不満があってzen streamを試しました。もう暫くこの路線で試してみようと思います。分解能は確実に向上しましたが低音が痩せてしまったと言うのが前回までのお話でした。zen streamにifiのiPowerEliteなる電源(中古)を奢った所、薄くて細い輪郭でカリカリ言って居た低音が少しコリコリして来ました。更にsoundgenicにトランスによるアナログ電源を入れた所、少しゴリゴリして来ました。バリバリドシーンが目標だとすれば、理想には遠いのですが、少し近づいた気がします。

zen streamに足したiPowerElite(新品だと39000円前後)より、soundgenicに足したアナログ電源(ヤフオクで見つけたsoundgenic専用で新品15000円)の方が、同じDC電源ですが効果は大きい気がします。

2022春マルチ

2022-04-30 カテゴリー: AUDIO | 個別ページ | コメント (0)

マルチによるホーンシステム

zenStreamとzen DAC sig.v2を導入して、解像度において明らかな進歩がありました。それぞれ一つづつでも聞こえて居なかった音が聴こえるようになる等の改善は見られるのですが、音楽として何か腰の据わらないところがありましたが、二つを共に使う事で相乗効果とも言える変化があって、これで良いんだと確信めいたものが生まれました。ただ全ての問題が解決して音楽が楽しくて仕様が無いという訳でもありません。低域の滲みというか膨らみと言うかが無くなって。小さい音でもベースラインが良く分かるのですが、低域全体のボリュームが減って腰が高くなってしまいます。たまたま同じソースをiMacで聴いて音のバランスが違う事に驚きました。iMacの方が低域が豊かで厚い音でした。ボリュームを絞っても細かい音まで聞こえるのですが、低域が痩せて居ます。ボリュームを上げると締まった低音がやっと出て来ます。「緩い低音は嫌いだ、軽い締まった低音が好きだ」と言う様な事を誰かが言ってました。それは滲みのない軽くて速い低音は難しい事が前提の発言に思えました。安いDacとStreamerだけで実現してしまうと有り難い話でも無い、単なる不具合の一つに思えます。ボリュームを上げられれば良いんですけど、集合住宅住まいには色々と制限があります。

NAS,streamer.DACまでにある程度見当が付いたので、山本CAー01プリ,是枝50Sstereoパワー,ESLスピーカーの組み合わせから、マルチによるホーンシステムに換えて見ました。マルチは接続箇所が多く、何ヶ月も放ってあると心配が有ります。デジタル領域では設定次第で事情が変わりますし、デジタル機器の電源を入れる順番次第で認識したりしなかったりが起こり得ます。少し気が重かったのですが、難なく音が出ました。PC内のプレイヤーアプリと以前のDACによる組み合わせより安定して居て一本歯の下駄を脱いで裸足に変えた様な安心感を感じました。ただ低域が締まりすぎとの問題は同じで、これから考えていく必要が有ります。久しぶりに繋いで音が出ないと面倒だなとの思いが何処かに有ったのですが、懸念が晴れて気が楽になりました。

2022-04-10 カテゴリー: AUDIO | 個別ページ | コメント (0)

ZEN dac signatureV2導入

Zen dac sigV2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マルチアンプで組んだホーンシステムのマスターボリュームはMYTEKStereo192-DSDdacに頼っていたのですが、MacOSの更新に対応してくれないのでここ暫く手を付けていません。ボリューム機能のついた別のDACを探していました。ZEN dacにはボリュームが付いている様です。それならホーンシステムにも使えるし、ZEN streamとZEN dacとの組み合わせも聴いてみたいと思いました。ZEN streamだけでも聴こえなかった音が聴こえる様には為りました。それでも何処か落ち着かない、何か腑に落ちない所がありました。ZEN streamとZEN dac sig V2、其々でも音は良くなりますが、組み合わせると相乗効果があります。音に説得力が出て来てこれで良いんだと何かが腑に落ちました。それぞれが4か5万円ほどですから、ハイエンドって代物じゃないと思いますが、組み合わせた上での実力は、暫く前の高級機も逃げ出しかねないと思います。効果は気がするなんて物じゃ有りません。機器の変更によるこんなに明らかな音質向上って久しぶりだと思います。今までのDACやPC内のアプリに戻る気持ちは失せました。ホーンシステムでは無しに、今迄通り山本CAー01と是枝50SにESLで聴いています。ダイアナ・クラールは思っていたより声が掠れていて、逆にフィービ・スノウはずっと澄んだ声でした。

昔エソテリックの高いトランスポートにDAC・マスタークロックまで重ねると何百万だかしていたと思います。MYTEKstereo192-DSDが同じCDのソースで上回るとは思えませんが、音源をPCM192にすると差は縮まって、DSDファイルにして鳴らすと機械の差というより音源の差で、値段が1/20か1/30のMYTEKもこれはこれで有りだと思いました。この4万だか5万だかのDACは同じDSDソースで明らかにMYTEKを上回ります。古くてもお金をかけた昔の機械に敵わない事も多いのですが、ここは流石に日進月歩のデジタル世界だと思いました。

PS ZENstreamとZENdac sig V2の組み合わせ こりゃ凄いお勧めです ぐらいは言っても良いかな。

 

2022年賀状ESL50SCAー01

 

 

 

2022-03-17 カテゴリー: AUDIO | 個別ページ | コメント (0)

ZEN stream導入その後

audioの楽しさの一つが ’こんな音が入っていたのか’ って奴だと思います。今まで聞いて来たソースから聞いた事の無い音が聞こえた時は嬉しいですよね。暫く振りに経験しました。明るくて明快な音だけで無しに、分解能が高いとは言って良い気がします。輪郭にささくれたり尖ったところは有りません。サシスセソが強い事もありませんが、細い気がします。モノラルのソースではあらゆる楽器が全て中央15センチ角の中に集まってしまいます。音で言えば厚い音、重い音も苦手な気がします。結果として音楽から暗い物、深い物が表現され難い気もします。暗い物についてはもう少し様子を見たいと思います。

レンダラーを認識しないや、NASを認識しない、なんて事が無いし。音が出ない事も少なくなって来ました。PCに頼るとOSが変わるたびに苦労したり、audirvanaなどのアプリにはアップデートでお金も掛かります。PCを新しくするお金やアプリの登録料を考えればこちらの方が安そうです。PCに頼ったアプリやDACでは、OSの更新で最後には動かなかったりって事も有りましたが、ブラウザーでサイトを読み込むのであればその心配も減る気がします。ほとんどの音源で今まで聴こえなかった音が聞けました。その全てで音楽が楽しくなったか、そうでも有りません。音のバランスが変わって楽しめなくなった物もあった気がします。NASに入れた音源のジャンル、アーティスト、CDタイトル、曲名といったツリー構造がそのまま読み込めていない音源が有ります。CDタイトルをアーティスト階層に引き上げて読み込めたものとそれでも読めない物もありました。まだあまり聴き込めていない状態での報告でした。

2022-03-03 カテゴリー: AUDIO | 個別ページ | コメント (0)

ZEN stream導入

PC内に入れたプレイヤーアプリ(audirvana・HQplayer・AudioGate等)でNASに貯めたDSDソースを再生していました。それをNAS(soundgenic)に入っている?(こんな言い方で良いのか判らないけど)fidata music appliで鳴らしてみた訳ですが、どうも音楽が楽しくない。もっと許せないのは頻繁に音が出なくなる事です。NASを認識しない、レンダラーを認識しない事が良くあります。PCを立ち上げなくてもスマホアプリの操作で音が出るのは便利ですし、DACへのUSBを差し込み直すと音が出る事が多くて我慢をしていましたが、それでも出ない事があって、我慢が出来無くなりました。PC内のプレイヤーアプリに戻す手の他に近頃話題のZENstreamを試してみようと思いました。WiFiルーターから長いLANケーブルでaudio機器のそばに持って来たスイッチングハブ にNASとZENstreamを短いLANで繋ぎました。ZENstreamからDACまではUSBで繋いで、言われた手順で事を進めたはずですが、音が出ません。NASもDACも認識していて、プレイリストには見慣れたNAS内のリストが見えています。右向き三角印を押せば再生も始まるのですが音が出ません。4,5日バタバタするうちに急に音が出ました。何が原因で音が出なかったのか判らないママです。音はパッと目の前が開けた様に明快ですが、良くなっているのかはもう少し聴き込んでみないと判りません。何で音が出る様になったのかが判らぬママですから、又音が出なくなっても仕様がありません。心配です。

 

 

 

2022-02-27 カテゴリー: AUDIO | 個別ページ | コメント (0)

続続 デジタル音源のネットワーク環境の改善

前回のやっと音の出た状況では、かなり落ち込んでいました。冷静に評価すれば良くなった所も有る筈なのに、好ましいとは感じていませんでした。個々の楽器の区別は良く解るのに、その輪郭がバサバサして聞こえる、もっとコリコリしていて欲しい。何を言ってるんでしょうかね。自分でも馬鹿だと思います。

暫く鳴らし込んだ事が良かったのでしょうか、USBケーブルをいくつか試した事が良かったのでしょうか。私の耳が慣れただけって可能性も高いと思います。より小さな音でも個々の楽器の区別が付く、美点がわかり易くなって、さらに音の輪郭と言うべきか、音像の質感と言うべきかに対する不満が減って来ました。PC内のプレイヤーアプリで鳴らす方法に戻そうかとも思いましたが、もう少しこのまま聴き込んでみようと思います。

2021-10-16 カテゴリー: AUDIO | 個別ページ | コメント (0)

続 デジタル音源のネットワーク環境の改善

LANケーブルを cat7やcat8に替えたこと以外にも今回は目的がありました。NASをPC周りから、Audio周りに移したことでUSBケーブルを短くしました(LANケーブルが長くなりました)。これはNASのデジタル音源をiMac内のプレイヤーアプリ(HQplayerやAudirvana)で鳴らして 長いUSBケーブルでDACに繋いでいたのを、NAS内の音源をNAS内のプレイヤーで鳴らして短いUSBケーブルでDACに繋ごうと言うものです。NAS(I-O DATA Soundgenic HDL-RA2HF)にはプレイリストや操作の為のインターフェイスが無いのでiPhoneに入れたfiidata music appliから無線LANi経由で操作すると言うものです。あちこち繋いでiPhoneのfidata music appliを立ち上げた所、NAS内の今まで見慣れたレコードジャケットのリストが見えたので安心しましたが、それからが大変でした、見慣れた曲のリストが見えているのに音が出ません。設定を変えてる内に音が出た事もあるのですが、音が小さかったり、示されている曲とは別の曲だったりしました。QUADのESLは左右のSP間にポッと音像が浮かぶのが美点ですが、左右それぞれのSPが鳴るだけでSP間に音像が現れなかったり、随分苦労しました。あちこちいじっているうちに音が聞こえる様にはなりましたが、どこが解決の原因かは判らないままです。一時の混乱からは随分ましになりました。以前に比べてどっちとも言えない所までは来たと言う事でしょうか。出て来た音が接続の変更前に比べて、格段に良くなっていれば苦労も報われると言う物ですが、そうとも限りませんでした。良くなったとも言えないけれど、悪くなったとも言えません。でも何処か今までとは違う音です。

2021-10-09 カテゴリー: AUDIO | 個別ページ | コメント (0)

デジタル音源のネットワーク環境の改善

今出ている、Stereo Sound誌220号を立ち読みしていたら、LANケーブルやスイッチングハブの聴き比べがされていました。傅さんと土方さんの記事です。audio用でない汎用LANケーブルのカテゴリー(CAT)によって音が変わると言う話でした。CAT5,CAT6,CAT6eと大して変わらないのに、CAT7でいきなり変わる、CAT8も良いけど6、6eと7との違いに比べたらずっと小さな違いだと言うのです。 随分前にSAECのaudio用LANケーブルを無理して買ったり、信号経路のLANケーブルに足すと音を綺麗にするとのフィルターも使って見ましたが違いが判りませんでした。LANケーブルで音が変わるとの話に疑念もありました。昔のaudio用LANケーブルは高かったし、汎用のLANケーブルでもCAT7は高額でした。(CAT8なんてあったかな?)それが今は、定価でCAT7なら1000円以下、CAT8でも3000円か4000円です。楽天ではさらに安くなっています。BUFFALOのCAT7の0.5mが550円, CAT8の1mで1610円でした。これならダメ元で実験するのも怖くありません。無線LANのルーターからiMacとaudio用NASへのLANケーブルをCAT8に替えて見ました。音に明らかな違いかと問われると自信はありませんが、効果があった気がします。

USB接続はPC本体から端末機器への給電(バスパワー)と肝心の信号が並行して送られるので心配です。別の DC電源を用意してUSB内で信号と電源を並行させないAurorasoundのHIFACE TWO-PROは効き目があったし、PCの出口で黒赤2段に噛ませたiFiのiサイレンサーとiデェフェンダーも効いた気がしました。けれど、iMacからDACへのUSBケーブルが10mも引き回されているのは、そもそも5mまでとのUSB接続の基準からも外れています。StereoSoundの記事ではUSBケーブルの長さが音の劣化に繋がるのに比べてLANケーブルは長さの違いが音に出ないともありました。

長いLANケーブルを探した所、CAT8 15mが3569円と言うのをAMAZONで見つけました。KASIMOって聞いた事のないメーカーでした。USBを短くするのが目的ですから、構いません。audio用NASをPC周りから、audio機器周りに移しました。LANケーブルが安かったのでaudio以外のLANケーブルもCAT8に替えてみました。PCの動きやネットの接続まで速くなった気がします。おまけの方が効果は明らかです。味をしめました。

USBケーブルは製品によって音の違いが出やすいとの事ですし。短くなったので選択肢が増えました。1mほどのUSBケーブルをもう少し探してみます。

StereoSoundの記事ではaudio用のスイッチングハブ にすると目覚しく音が良くなると書いてありました。単なる接続端子に見えますが箱の中ではPC並みの作業をしているのだそうです。StereoSoundの記事ではありませんがPCとNAS間の行き来が、雑音の塊である無線LANのルーターを通るのは良くないともありました。18万、高いのは38万もする audio用スイッチングハブ は買えませんが、単なる接続端子に見える汎用スイッチングハブ でPC・NASを繋いで無線LANのルーターを通らせないだけでも良い事があるのではないかと思いました。汎用の安いスイッチングハブ も買いました。揃った品を全部繋いでみましたが不具合もなくすぐに音がでました。音も気のせいか良い気がします。ここまでのところは珍しくトラブルもなく良い調子です。

 

2021-10-04 カテゴリー: AUDIO | 個別ページ | コメント (0)

ビックリしました。本当のロバート・ジョンソン?

2021-08-23 カテゴリー: AUDIO, music | 個別ページ | コメント (0)

ESLの電源その後

ESLの電源コードを6Nにしたり、NSのアモルメットコアを信号のためのスピーカーコードで無く電源ケーブルを通したりで音に変化がありました。一度死んだと思っていたスピーカーから又 音が出たなんて事も有りました。判らない事も多かったのですが、共通する根源的な問題があると言う話が出て来ました。

指定電圧110vの所に100vでも音は出るとそのまま使っていたのですが、この所為で不安定な状態にさらされていたのでは無いか、微妙な条件の変化にも反応せざるを得なかったのでは無いかと言うのです。100vではダメだ220vにすると俄然良くなる、やはり英国の220vを前提に設計されているのだとの話もネットの何処かで聞いた事がありました。

鎌田さんによればAC電源から6000vの高圧を作っているのだそうです。それは110vでも220vでも指定された電圧からが前提です。110v前提のところに100vを入れたのでは6000vに届きません。スピーカーを動かす為の磁界だか静電気だかが不安定だったのでは無いか。6000vさえ作れれば110vでも220vでも構わないのでは無いか。とのお話を伺いました。

試しにお借りした100v~110vの昇圧トランスを挟んだ所、バリバリと勢いよく鳴り出しました。ピアノが良くなった気がします。電源を入れたまま、一日放置するとさらに安定します。以前の大入力で見られた歪みや、ブツブツ音も無くなりました。高圧ですが電流は低いので電源を入れっぱなしにしておいても大丈夫だそうです。元気が良くなったのはいいのですが、少し腰高で高い音に寄りました。柔らかさが後退しました。(昔、AC100vをwe43aのパワートランスの120v入力に入れていました。お店でセッティングしたままでした。せっかく100v入力があるのだからと繋ぎ換えたら同じ様な変化をしました。その時は120v端子に戻しました。今回は利点の方が多いので戻しません。)

その後、借りていたトランスを返して、昔買った昇圧トランスを探し出して使っています。

iFiのUSBノイズフィルター(iSilencer+)をPCのUSB出口に刺したのが効いた様に思えました。更にiDefenderを足して、電源にはiPurifierACも付けました。この手のアクセサリーは嫌いだったのですが、効いた様な気がするのは勘違いでしょうか。

 

 

2021-03-21 カテゴリー: AUDIO | 個別ページ | コメント (0)

ESLシステムの電源周り

現在のESLシステムは、音の良し悪し以前に音が出るかどうかを確かめる目的で組みました。ですから電源も事務機用のスイッチ付きタップですし、パワーアンプの電源も貧弱な平行2芯のままです。ESLの電源も3極プラグを2極の事務機用タップに刺す為、3極〜2極のアダプターを介しています。PCからUSBを10mも引き回しているのも理想とは言えません。電源に何の対策もしないまま良い音が出ていることを面白がって居ましたが、対策を講じればさらに良くなるのではと思い始めました。aurora(オ-ロラ)のバスパワー プロ2を手に入れたので、USBバスパワーで動いていた DACに別電源が出来ました。お陰でUSBを通る信号経路と電源が分けられた筈です。事務機用のタップをアメリカ製のサージプロテクトとスイッチの付いたWABER(TRIPP・LITE製)に換えました。オーディオ用の配慮がされた物では無さそうですし。スイッチも無い方が良いに決まっています。ただタップにスイッチが付いていると一編に起動が出来て便利ですし、2極のコンセントが3極になるだけでもアンプやESLのACラインを良い物に替えられます。(ESL左右とプリ・メイン両方のACラインを6Nで揃える事が出来ました。)特別な対策がされていなくともアメリカ製の分厚い部品が貧弱な日本製事務機タップよりマシなのではと思いました。幾つかの変更の内、どれが効いたのかは不明ですが少し良くなった気がします。

PSその後iFiのUSBノイズフィルター(iSilencer+)をPCのUSB出口とUSBケーブルの間に挿入した所、自分史上最高に細かい音が聞こえて来ました。それも元はmp3をDSDに変換したファイルからです。音が良くなるなんて触れこみのオーディオアクセサリーには不信感があったのですが デジタル周りには効く物もあるのかも知れません。

と言うより、何の対策もせず、USBを10mも引き回していた今までが 不味かったと言うことでしょうか。

2020-09-14 カテゴリー: AUDIO | 個別ページ | コメント (0)

2020 6/6 audio system

Audio20200606

1年に一度も有るでしょうか。ウチの機械も悪く無いんじゃ無いか、結構良い音で鳴ってるんじゃ無いか、なんて思う時がたまに有るんです。

IO DATAのSoundgenicに貯めたDSDファイルは、mp3やCDからオーディオゲートでDSDに変換したものが多いです。ハイレゾのWAVや本当のDSD音源は少なめです。iMac2017に入れたHQplayerやAudirvanaで再生します。USB接続したKORGのDS-DAC-10Rでアナログに変換して、山本音響のCA-01プリアンプを通して是枝式50single stereoampでESL57を鳴らしています。

 オーディオは迷信と妄想とオカルトの世界です。それが嫌だなと思いながら科学的な根拠のない音の良し悪しに一喜一憂しています。

不思議その1、最初のESLをペアで買って気に入ったので ダブルスタックをやろうともう一つペアを買いました。届いたペアを試す内、最初のペアの片方が可笑しくなりました。中央の高音ユニットを挟んで両側に低音ユニットが有るのだと思うのですが、その一つから音が出ません。全体の音量も少ないし、低音が半分になって音のバランスも上に寄っています。ダブルスタックを諦めて、買い足した脚のない片方と最初の片方とでペアを組みました。それから随分経ちました。久しぶりに諦めていたESLを鳴らしたらきちんと音が出ました、恐る恐る使っている内もう何ヶ月か鳴っています。自然治癒することなんて有るのでしょうか?

不思議その2、音は綺麗なんだけど、どうも音に芯が無いと感じていた50シングルが、何ヶ月か鳴らしている内に そうした弱みを感じさせなくなりました。鳴らし込むことでアンプの音が良くなるのはこれまでにも有ったことでは有ります。耳が慣れただけとか心理的なものだって有ると思います。

前はESLから2から3メーター離れて聴いていたのですが、左右SP間中央から1メーターと少しの位置まで前進して聴く様にしました。正面を向くと視界の両端にESLの端部が見える程度です。より小さな音でもSP間中央奥にポッと浮かぶ音像が楽しめます。

不思議その3、昔は低音が足りずに使っていたスーパーウーハーも止めました。大迫力とは云い兼ねますがベースもバスドラもブルンと聴こえます。確かに足りないと感じた記憶が有るのですが、何が変わったのか解りません。

 

 

2020-06-06 カテゴリー: AUDIO | 個別ページ | コメント (0)

2019初秋audiosystem

ESLを鳴らすのに、KORGのDACから直接300Bsアンプに繋ぐと、アンプの入力ボリュームで音量を調節しなければならないのが不便でした。音に厚みというか元気が無いのも不満でした。こちらに山本音響のプリアンプを挟んで、eurodynを鳴らすのにはMYTEK DEGITALstereo192dsdDACから直接チャンネルディバイダーに繋ぎました。つまり、オイロダインシステムからESLシステムにプリアンプを移しました。どちらのシステムもこちらの方が良いみたいです。プリアンプを挟むべきかどうかはそれぞれの事情で答えが違うと言う例かも知れません。それからマルチのシステムはクロスオーバーを500hzにしました。

2019audio system 秋ESL57 300B

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019audio system 秋マルチ

2019-08-28 カテゴリー: AUDIO | 個別ページ | コメント (0)

2019夏audio system

 

20190825ESL&eurodine

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も私の勝手な備忘録です。二つのシステムを整備しました。現状の構成を残しておこうと思います。新しいiMac2017と新しいAudirvana3.5からUSBでKORG DS-DAC-10Rに繋いで無帰還300BでESLを鳴らします。もう1組は古いiMac2011とHQplayerからFireWireで Mytek Digital stereo 192DSDDACに繋いで山本音響CA-01、 dbx234 XL、400Hzで分けて上を是枝300BsでJBL2140+スフェリカルホーン、下をQUAD606でEurodineの組み合わせです。

音は似てきた気がします。低域の表現は38センチに分がありますが、ピークやディップがあってまだ完全にフラットでない気がします。音の定位はESLに分があります。DACに関して性能の良し悪しとは感じませんが、KORGの方がパキパキした音で深みみたいな表現は苦手かなと感じます。

2019audio system ESL57 300B

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2019audio systemマルチ

2019-08-25 カテゴリー: AUDIO | 個別ページ | コメント (0)

axiom80と606

ある方から、御自身の自作45アンプと新作807三結シングルで、昔鳴らしていたaxiom80をもう一度鳴らしてみたいとのお話があって、家にあっても使っていないaxiom80を貸し出す事になりました。山の様に積み上げた中から引きずり出して埃を払いました。壊れていてもマズイので試しに鳴らして見ました。ここ暫くESLが上手く鳴っているので同じ環境に置けばaxiom80も上手く鳴ってくれないかとの目論見は外れました。まずハムが大きいし、何か音が冴えません。昔の記憶ではちょっと燻んだ音のESLに比べてもっと鮮やかな音がする筈でした。現状ではESLの方が何しろ定位が良い。SP間中央ずっと奥にポッと浮かぶ音像が鮮やかです。こんな筈はありません。何かがおかしい。ESLの時は効果のあった真空管プリ(山本音響工芸CA-01)を外してプリ付きDAC(MYTEK stereo192)から直接606に繋いだ所、俄然元気になってハムも消えました。これは20何年か前、初台坂下の事務所で鳴らしていた組み合わせです。CDプレイヤーの硬い音より今の音はましに聴こえます。これならよそに出しても大丈夫。一安心ですが、何が良い音の秘訣なのかは益々解りません。

Axiom80;606

2019-07-17 カテゴリー: AUDIO | 個別ページ | コメント (0)

2019春Audio System

20190430 606+ESL

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Audioって言うのは、因った道楽で、楽しく音楽を聴く為の筈なのに、アレっ今音が歪まなかったかとか、二人の声がもう少し聴き分けられたらとか、余計な事ばかりを気にしながら聴いています。楽しく音楽が聴ける事は滅多に有りません。それでも極くたまに、我が家のステレオはこんなに良い音だったろうか、音楽が楽しくて仕方が無いなんて時が有ります。Audirvanaがバージョンアップして3.5(mac)になってあちこちの設定をやり直している内に試験的に鳴らした組み合わせがとても良い音です。ESLをQuad405で鳴らした時の、薄いベールを被っている様な不満も、是枝式300BSで鳴らした時の低音の不足も感じません。36000円で買ったQuad606とESLの相性は良い様です。ESLと606の組み合わせは前にも試した事がある筈です。何年も606やESLを使いながらこんな音は聴いた事が有りませんでした。何が違うのかが判りません。理由を確かめるべきでは有りますが、組み合わせの妙って奴は説明の仕様が無いとも思います。何よりスピーカーの存在を意識させずに 目の前に出現する音像と臨場感が今までとは別次元です。増した臨場感の所為でダイナミックレンジの不足を感じる機会も減りました。本当にどうしちゃったんだろう。古いaudirvana3でもほぼ同じですからプレイヤーアプリの差では有りません。DACも新しいiMacのOSではMYTEKstereo192が使えず、安いKORGだし、新しいiMacではfirewireが使えず音に良いとは思えないUSBを10mも引きずり回しています。H氏から拝借していて効果の大きかったOYAIDE製、200v-100vの6Nステップダウントランスも使っていません。電源コードもそこらにに転がっていたOAタップです。何が幸いして何が災いするのか良く判りません。今の所、私史上一番良い音で鳴っています。このまま聴いていれば良い物を、もっと良くしてやろうなんて手を入れて又いつものドロ沼に戻って行くのでしょう。

1台がダメになってステレオを諦めていたESLですが、色々組み合わせを試した所、ダブルスタックを目指して買い集めた部品取りとペアが一つ組めました。

 

2019audio system ESL57 Quad606

2019-05-01 カテゴリー: AUDIO | 個別ページ | コメント (2)

2018冬Audio System

20171219 円形ホーンyokoya+300BS

 

 

 

 

 

 

 

ホーンを換えました。アヴァンギャルドのホーンに似ています。それに倣ってスフェリカルホーンと呼んで良いものかは判りません。EVのホーンはクロスオーバーを下げるのに有効で、周波数特性や指向性の特性を揃えるのにも有効ですが、その分補正の掛かったスポイルされた音だったのかなと、ホーンを換えてから思いました。audio畑でホーン臭い音と言えばあまり良い意味ではありません。けれど補正の掛からないラッパそのものの音にはそれなりの良さも有ると言うのが新しいホーンに関する感想です。一面的な見方だとは思います。もう少し色々な角度からの検証が必要だとも思います。

ウーファーに使ったヨコヤアンプですが、低音部分のクオリティに関しては、90%の曲で良くなったと思います。ただ力が無い所為でしょうKool and the GangのCelebration でディスコの様な音がしなくなったのが残念でした。(ディスコの様な音がする事を良しとするかも異議の有る所だとも思います。)

筐体の開け方が判らなかったQUAD606を冬休みにいじってみました。音の出なくなった原因や、トランスがガタガタ動く事、RCAのプラグが緩んでピンの抜き差しに支障が有る事など、箱を開ける事でようやく調べる事が出来ました。トランスは固定されておらず、スポンジで挟まれていたのですが、そのスポンジが劣化して出来た隙間がガタの原因でした。密度が高くて固めのスポンジを挟んで直しました。音の出ない原因がヒューズなどであれば素人にも直せる可能性があります。目論見通り内臓されたヒューズを見つけて喜びましたが飛んでいません。あちこちの接続を抜き差しして確認して何箇所か半田をやり直しました。組み上げたら音が出ました。結局どこが悪かったのか判らず仕舞いです。外に付いた回復機能付ヒューズを何度もオンオフしたことで機械的な不具合が解消された可能性があります。

中国製の真空管を付けた300BSアンプは半年程鳴らす間にどんどん音が良くなりました。500Hzから上をWesternの300Bを付けた是枝アンプに戻したのですが燻んで聞こえます。使い込む事で音が良くなったのか、使わなかった事で音が燻んだのか良く判りません。

今は500Hzから上を是枝式300B Sに、下をQUAD606に戻しました。1軍を出した筈なのに必ずしも良くなりませんでした。もう少し鳴らし込んで様子を見てみようと思います。

20171231円形ホーンQUAD+是枝

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018audio system

2018-01-08 カテゴリー: AUDIO | 個別ページ | コメント (2)

ESL57覚書

ESL57については全てをやり尽くした。なんでも知っている。最高の音で鳴らす自信があるなんて事を言い出す積りは毛頭御座いません。かじったのはほんの少しです。けれど何年か使う中で感じた事を幾つか残して置きたいと思います。

背後を何も無い壁に付けて鳴らすのは具合が悪い事だけは確かめました。私の場合は棚の手前に他のスピーカーやアンプがあってその又前に置いた訳ですから、何も無い壁からどれだけ離すべきかについては判りません。背後に空間が必要だとだけ言って良い気がします。

左右のスピーカーはなるべく離す方が良いと思います。普通は左右の壁とスピーカーは付けない方が良いと思いますが、壁に付けてでもスピーカー間を広く取るべきだと思います。そうすると左右のスピーカー間、少し奥にポッと浮かぶ様に音像が定位します。

平行に並べる配置が望ましいとのご意見もある様ですが、左右の間隔を少しでも取る為に少し内向きにしました。

できれば10センチか15センチ持ち上げて、中央の後ろ足は更に3センチほど持ち上げると、ずっとメリハリが効いて来ます。後ろに倒れて天井を向いた様な本来の置き方にはゆっくり安心して聴ける良さもありますが、後ろに倒れていたスピーカーを聞き手の正面を向くまで起こして、更に全体に位置を持ち上げるとぐっと良く鳴ります。持ち上げるのは5センチでも効果が判ります。

付属していた細い平行二芯コードが本来のオリジナルかどうか判りませんが、スピーカーコードを昔のアクロテック6nコード(これも何十年か前の物ですが)に変えたら良くなりました。現行の物ならもっと良くなるでしょう。スピーカーコード以上に効き目があったのはACコードでした。これも電源用でなく昔の6nスピーカー用コードでしたが、効き目がありました。新しいpc-TripleCの電源用など試してみたいところです。更にNSのアモルメットコアを通したら雑音が消えたと言うかSN比が良くなった様に感じました。こちらの方が効果は大きかったと思います。信号側のスピーカーコードにもアモルメットを試しましたが、こちらはその差が良く判りませんでした。スピーカーコードよりACコードに良い物とアモルメットコア、これは絶対のお薦めです。

ウォーミングアップが必要とは良く言われる所です。どうすれば良いのか。小さな音を少しづつ大きくしたり、色々やって見ましたが、電源を入れて30分は放っておくのが一番良かった気がします。

広い周波数特性の透き通る様な音と言うよりは、限られた範囲の中での充実を目指した音に感じました。少し線が細い時、DACとパワーアンプ間にプリアンプをバッファーとして挟むのも効果がありました。バリッとしました。

QUADのアンプが最高だなんて思っていません。もっと良い機械は沢山あるし、それらを使えば良い音もするでしょう。けれど一度QUADのアンプで鳴らす事をお薦めします。私は44+405で鳴らしてみました。うっすらベールが掛かって解像度や音の粒立ちは落ちます。けれどQUADが考える 家庭で音楽を楽しむ為の音とはこういう事かと深く心を打たれました。人間の価値を考える時、能力や偏差値より人柄や人格を大事と考える事もあるでしょう。こんな例えでどこまで伝わるかは判りませんけどね。

2017-11-16 カテゴリー: AUDIO | 個別ページ | コメント (0)

2017秋 Audio System

20171216 EV-HP940

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうでも良い話でごめんなさい。個人的な記録ですから他の方にご覧になって頂くのは申し訳ないと思います。

尿道結石も石が大きくなると流れて出るのを待つばかりでは解決しないそうです。病院が悪い訳では無いと思いますが、結果的にたらい回しにされて困っています。近所の病院で河北病院を紹介されましたが、2週間様子を見た上で石が動かないので、超音波で破砕する機械を持つ新大久保の病院を紹介されました。来週行って来ようと思います。時々来る痛みに往生していたら、仕事のデータが入った外付けHDが壊れました。データ復旧に随分ふんだくられました。そうしている内にiMacの内臓HDが壊れて新宿の別のお店に持ち込みました。続くトラブルに尿道結石で痛がっている暇がありません。

オーディオでは何年か使ったESLが意外に壊れないと調子に乗って、ダブルスタックを狙って安いペアを買い足しました。左右で揃っていたので安心していました。ESLは一つのスピーカーに二つの低音ユニットと一つの高音ユニットを持つのですが、低音ユニットが一つ、左右揃ってダメだったみたいです。ダブルスタックの夢は破れても手持ちのESLが元気でいてくれればなどと思っていたら、やはり現用スピーカーの片方の低音ユニットがひとつ壊れました。保証の無い安物は貧乏人にも買えますが、直そうなんて考えるとESLはとんでもなくお金が掛かります。ESLを諦めてオイロダインウーファーと2441の2WAYを組もうと試行錯誤の内、左右それぞれで使っていた二つのQUAD606の内一つが壊れました。パイロットランプも点きません。回復式のヒューズを確かめましたが音が出ません。DACから直接ディバイダーに繋ぐと力が無いので山本音響の真空管プリアンプを挟んだのですが、アースが上手く取れずハムを出したのが拙かった様です。

130w+130wのQUAD606の代わりに入れたヨコヤさんの1.5w+1.5wが良い所を見せてくれました。高能率スピーカーのおかげでしょう。壊れた内臓HDの代わりに入れたSSDも良い方に効いたみたいです。音が良くなったと言いたい所ですが、感覚的な問題で論拠に弱みが残ります。けれど、以前はPCの演算が追いつかなかったのでしょう。重いdsdデータだと音が途切れる事が多かったのにそれが無くなりました。混乱続きでしたが良いことも幾つか見えて来ました。

新しくした内臓SSDには10.13、最新のOSを入れてもらいました。OSの更新時には幾つかのアプリが使えなくなる等の不具合が出てきます。今回はMP3やCDをDSDに変更するAudioGateが使えなくなりました。困っていたらAudirvanaでMP3をDSDに直接変換しながら鳴らせる事に気がつきました。MP3をあらかじめDSDに変換をしておく必要が無くなりました。今までだって出来るはずだったのですが、実際には上手く鳴らす事が出来ませんでした。演算能力の不足などがあったのでしょう。

ここで使ったヨコヤアンプは母に買った物とは別です。母用に買ったアンプの出来の良さに感心してその後自分用に買い足しました。最近はヨコヤさんがヤフオクに出品されないので難しいのかもしれませんが、3w+3wぐらいのステレオアンプを二つ買って左右に一つづつ、ディバイダーで分けた高音と低音にステレオ2チャンネルを使うのも試して見たい所です

 

2017audio system   v2017

 

2017-11-12 カテゴリー: AUDIO | 個別ページ | コメント (0)

好きなスピーカー

世の中に優れたスピーカーは沢山有るのだと思います。けれど私の聞く機会は限られています。せっかくのスピーカーを必ず良い環境で聞けるとも限りません。感心する様な機会は本当に稀です。

あんなに人気のあったJBL4343に感心する機会は一度もありませんでした。普段、タンノイはあまり好みませんが、ハマったら文句の付け様が無いと思う機会が何度か有りました。こうした事実は機械の優劣よりその美点に触れることの困難を示していると言えるでしょう。

一方で好きになるのに説明できる理由がみつからない。ポンと音が出ただけで好きになってしまう事もあります。AXIOM80とESL57、ハーベスのHLコンパクト、クリプシュのラ・スカラなどがそれに当たります。これを多いとするか。何十年かの時間を考えれば意外に少ないと考えるかは判りません。又、音を聴いた事も無いのに欲しいと思ったのがオイロダインでした。世間では剛直との評価もありますがむしろ軽い低音が身上とも感じています。

好きになるのはどれも分厚い音を求めるべきスピーカーでは無い気がします。そうした機械の音を好みながら、私が装置全体に求めるのは黒人音楽のタフなビートと分厚い音です。それならアルテックを買えば良いのは分かっています。アルテックは好きだし、高く評価もしています。求める音がそこに有るとも思うのですが、アルテックを使う気になりません。(405は大好きだったし、417(12inフルレンジ)も大事に取っては有るのですが)求める音と好きな機械との間に矛盾があります。

2017-07-04 カテゴリー: AUDIO | 個別ページ | コメント (0)

サム アンド デイブ

 

 

明けましておめでとうございます。

取るに足らない私事で恐縮ではございますが、スピーカーをESLにしてから、この手のタフなビートのソースから距離があった気がします。正月のテレビでルー・リードやヴェルベットアンダーグラウンドの番組を見ました。この世には私に全く理解の出来ない音楽があって、私とは全く違う物をロックに求める人達が多くいる事を再確認出来ました。私は自分の好きな音楽をもう一度確認する必要があると思いました。

2日の大学選手権準決勝をご覧になった方がいらっしゃるでしょうか、東海大学と同志社はあまりに力の差があって可哀想でした。同志社が花園の高校生チームに見えました。強い帝京の所為で もっと詰まらない試合になるかとも思えた第二試合は天理の頑張りで稀に見る好試合になりました。天理にはフォワードとバックスに夫々核となる留学生がいた所為も有りますが、それ以外のプレイヤーにも光る所が有りました。ディフェンスラインの真ん中をぶっちぎられたり、スクラムを押されたりは帝京にとって初めての経験では無いでしょうか。最後には地力に勝る帝京が力を見せましたが、内容はどちらにも見るべき物の多い好試合でした。それでも数字を残す所が帝京の強さですが、強さゆえの詰まらないプレイが今年は有りませんでした。天理は本当に良いラグビーをしました。

いつも手前勝手な備忘録で済みません。今年も宜しくお願いします。

 

2017-01-04 カテゴリー: AUDIO, music, RUGBY | 個別ページ | コメント (0)

システムの現状20161123

2016audio system ESL57 50S v2016

 

 

 

 

 

 

 

この辺りで現況の記録をしておきたいと思います。

pri付きDAC 'MYTEK DIGITAL stereo192-DSDdac'とパワーアンプ是枝50Sstereoとの間に山本音響工芸のプリアンプCA-01を挟みました。ボリュームは解放です。DSDdacで音量の調節をしていますが、-15dbから−20dbで聴いている事が多いです。ESLに3Dウーファーを足しました。

ESLの信号入力に中村製作所のアモルメットコアNS-221を、 AC電源コードに同じくNS-145を試しました。信号経路の方は効いたと言われればそんな気もする程度ですが、電源は明らかに効きました。雑音や歪みが減ったと思います。輪に二本のケーブルを通す方向でも違いがあるのか、他のアンプ電源部ではどうなのか試したいと思っています。

2016-11-23 カテゴリー: AUDIO | 個別ページ | コメント (0)

2016インターナショナルオーディオショウ

9月30日から10月の2日まで東京国際フォーラムで開かれるインターナショナルオーディオショウをのぞいて来ました。世のハイエンドオーディオファンにとっての良い音とは、一方に正確な音としてアバロンやウィルソン等があった気がします。(私はその冷たさ硬さに尻込みしました)座標軸の反対には音の華やかさでソナスファーベルが来るのかな、両端に比べれば B&Wは中庸と言えるのかも知れません。

アバロンは見かけませんでしたが、B&W、ソナスそれぞれの新型は立派な音がしていました。けれど今日一番良い音だと思ったのはパラビッチーニ氏御自らのデモ、ご自身のEARアンプで鳴らす知らないスピーカーでした。もちろん氏のアンプも素晴らしいのだとは思いますが、良い音の原因は2トラ38のテープ音源だと思います。古いデンオンのDH710テープデッキが回っていました。立ち上がりの速さ、ダイナミックレンジの広さにも拘わらず音のエッジに不自然な所がありません。レコードの音が好きだし、ハイレゾも良いけれど2トラ38には未だに敵わないと思いました。

会場には頭の薄い人か、白髪しかいませんでした。今の70代が80になってもすぐに死ぬわけじゃないとは思います。けれど先の長くない道楽だなぁと思います。10年もすると貯め込んでも使えなかった真空管や機械が沢山出て来る気がします。その頃には私も道楽が出来るかどうか分かりません。

 

2016-10-01 カテゴリー: AUDIO | 個別ページ | コメント (0)

直熱5極ST管プリアンプ 山本音響工芸CA-01

現用のMYTEK DIGITAL Stereo 192- DSDはDACの他にプリアンプ機能を持っていて、出力を直接パワーアンプに繋ぐ事が出来ます。もう真空管プリアンプは要らないはずでした。是枝式300BSパワーアンプを使う時にはMYTEKのDAC付きプリアンプで-20dbほど絞っていました。新しく使い始めた是枝式50Sステレオパワーアンプはゲインが小さいのでしょうか、普段は同じDAC付きプリアンプを-10db程絞って、時には-0dbで鳴らす事も有りました。信号の通る素子を減らす事が良い音に繋がるのであれば、これも良い事に思えます。必要以上に大きな出力のパワーアンプを使っても絞ってしまうのでは、アンプの一番良い所を使えないとの考えを聞いた事が有ります。

ですから、以前に使っていた山本音響工芸CA-01プリアンプはお休みしていたのですが、要らないのであれば手放そうかと埃を払って磨きました。音が出るかチェックをしようとDAC付きプリアンプとパワーアンプの間に入れて見ました。あくまで増幅機能を確かめる為でした。音の良し悪しを問う積りは有りません。不必要な増幅段を増やした音は当然悪くなるはずでした。

ここまでで、話の読めてしまった方もいらっしゃるかも知れません。無駄なはずの増幅段、プリアンプを挟んだら溢れる様に音が出てきます。以前だって絞っていたボリュームを上げれば大きな音は出せました。ボリュームの大小とは別の 音の大きさ(縦横高さ)と言った尺度が必要です。以前プリアンプとパワーアンプの後にブースターアンプとしてWE43Aを入れた時の効果に似ています。わずかに音が濁るでしょうか、中域が勝って最低域と極高域が少し落ちる気もします。

プリアンプを入れる前から、ここ暫くで一つ一つの音が小さくなって見晴らしが良くなった気がしていました。更に細かい音が聞こえる様になっていました。迫力は無いけれど、こうした音がESLの美点かとも思いました。訥々と歌うJ.J.ケールも味があるなんて思っていました。

大間違いでした。J.J.ケールもロックですから、バリバリと飛び出す様な勢いが感じられる様になりました。

 

2016-09-11 カテゴリー: AUDIO | 個別ページ | コメント (0)

Mytek Digital Stereo 192-DSD DAC Firmware 更新

今度も個人的な備忘録です。済みません。マニュアルを読み直してる内に、DAC内のファームウェアやPC 側のドライバーの更新をしたのは随分前な事に気が付きました。Mytekのサイトを見ると新しいBrooklinが発売されて、私のDACは生産中止の旧モデル扱いでした。それでもドライバーなどは更新されている様です。慌ててファームウェアはV1.8.3に、FireWireのドライバーはV4.2.0 40417にバージョンアップをしました。そのまま音が出るつもりでいたら設定をしなおす必要がありました。何とか音が出てやれやれと言った所です。

MacOS10.11にはまだ対応できていない。OSのバージョンアップはお勧めできないとありました。アァたまに覗いておいて良かった。何かの拍子にOSのバージョンアップなんてしないで本当に良かった。

今井商事で日本語の説明を読んだら、FireWireのドライバーはOS10.11でも大丈夫、USBの場合は新しいドライバーの発表を待てとありました。

音が良くなったかは今後の検証が必要ですが、音飛びが無くなった様です。LANの接続部分の接触不良や設定による負荷の増大であれば、設定を変更しない限りいつも起こりそうなものですが、その日の調子でまるで出ない日と、ブツブツ切れて音楽にならない日がありました。ファームウェアとドライバーの更新後まだ出ていません。このまま治まってくれるでしょうか。

2016-08-22 カテゴリー: AUDIO | 個別ページ | コメント (0)

覚書 LANケーブルと暗騒音

今回も私個人の記録、覚書の類で皆様には用のない物です。ここまで目を通された方にはお詫びします。

PCのHQplayerで再生すると、ブツブツ音の切れる事はこれまでにもありました。コンピューターの演算能力の問題か、HQplayerの設定の問題かと思っていたのですが、今日はあまりに頻繁で落ち着いて音楽が聴けません。設定を変えたりしても事態に変化がありません。色々見ていく内にLANケーブルの接触不良を見つけました。SAECのオーディオ用LANケーブルが固すぎて、LAN接続メス側を歪ませる程の力が掛かっています。外付のHDやハブが重くて、LAN接続メス側の剛性が高ければ、硬くて高性能のオーディオ用LANケーブルも実力を発揮出来るのかも知れませんが、器具は軽くて、接続部はペラペラに出来ています。硬い物 重い物大好きのオーディオ機器とは相性が悪そうです。汎用のLANケーブルに替えたら治りました。

ホワイトノイズを入れての周波数特性がiPhoneで見られる様になって、200hzをピークにして、上は20000hzまでだら下がり、下は50hzまで急降下と言った特性に悩んでいました。オーディルヴァーナにはイコライザーも付いていたので下を持ち上げてフラットを目指しましたが、少し上げるとボインボイン言ったりドヨーンとしたりで音楽に成りません。周波数特性のフラットと聴感上のフラットの差に困ってしまいました。

今更ですが、機械を鳴らさないまま暗騒音を測って見ました。スピーカーの音よりレベルが下がりますが、暗騒音の特性はスピーカーによる再生特性にそっくりでした。つまりスピーカーからの機械の音はほぼフラットで200hzのピークは暗騒音による物だった、スピーカーからの200hz以下をイコライザーで無理やり上げる前に暗騒音のピークを下げる必要があったのではと・・・

今になって気がついたのはバカみたいですが、暗騒音の200hzピーク どうやって下げれば良いのでしょうか。布団を簀巻きにしたら吸音特性ってどんな物でしょうか。

2016-07-16 カテゴリー: AUDIO | 個別ページ | コメント (0)

300Bシングル モノラルアンプ

300bs−2

オール真空管による3ウェイマルチを目指した時もありましたが、ウーファーはQUAD606で良いかなとも思い始めました。(左右に一台づつの606をあてがう様にしてから、左右を一台のステレオで使っていた時の不満がいくつか解消されました。)

フルレンジのESLを使い出して、マルチアンプをお休みしている内に使わないアンプはオークションに出そうかなと思いました。しばらく使っていなかったアンプの埃を払ってチェックをしたり磨いた後、手放す前に聞いてみたくなりました。最初は無銘の中国製300Bで鳴らして見ました。あぁこんなものだったかな などと思いました。

虎の子WE300Bを挿したら、ラフで煩いと感じていたフィービ・スノウのライブが白熱のライブになりました。今まで訳の分からぬ呪文だった英語の歌詞がいきなり意味を持って聴こえて来ました。昨今のWE300Bの高騰ぶりには如何なものかとも感じていたのですが、確かな御利益もある様です。

私のものは再生産ですが、以前のものは別物だそうです。さらに刻印や300Aはもっと偉いのだそうです。あまり関わりになりたくない世界ではあります。(なれない世界といったほうが正確です。)


私自身もキットや、雑誌の製作記事を読んでの自作もやりましたが、このアンプ(人様の自作ですが)を見てから自作をする気が失せました。シャーシのレイアウトはまさしく伊藤喜多男流です。(伊藤さんの300Bシングルアンプは幾つか見た事があります。トランスはその都度色々ですがシャーシレイアウトはいつも大体同じです)デールやマロリーと言った部品の選択、レイアウトに配線の巧み、私には到底手の届かぬ世界です。

手放すのが惜しくなってしまいました。どうした物でしょうか。

PS 誤解を招く所がありました。伊藤さん作ではありません。伊藤さんの文法に忠実と言う積りでした。

300bs-3

2016-06-16 カテゴリー: AUDIO | 個別ページ | コメント (0)

HQplayer setting 20160605

スクリーンショット 2016-06-05 22.35.51 スクリーンショット 2016-06-05 22.36.47

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全くの個人的な備忘録です。iMacに取り込んだプレイヤーアプリHQplayerが未だに良くわかりません。2016年6月5日の状況を記録させて下さい。

DSDを鳴らせる様にはなりましたが、ブツブツ言って途切れたりします。ビットレートのリミットって項目があるので2822400まで下げて見ます。

音は綺麗なんだけど輪郭の他にボディが欲しい。下を足したらなどと考えました。これはあんまり言いたくないのですが、スーパーウーファーを足して見ました。

ホワイトノイズの簡単な周波数特性では200hzから下がストンと有りません。ウーファーのボリュームを上げても、200hzが盛り上がるばかりでそれ以下が増えません。ボインボイン響くのは200hzでしょうか。とてもこれ以上にウーファーを持ち上げる事はできません。もしかするとスーパーウーファーとESLが逆相で打ち消しあっているのではと考えて、スーパーウーファーの+-を逆にしました。ボインボインもしなくなったし、もっと下まで伸びてきました。ウーファーのボリュームも上げられました。200hzから100hzで20db落ち、さらに100hzから50hzでも20db落ちです。でもこれ以上あげると、ボインボイン言い出して上げられません。200hzから上はかなりフラットです。下も50hzまでフラットにしたい所ですが、今日は届きませんでした。

いつだったかAltecの12inフルレンジ(417)にスーパーウーファーを足した時にも、上手く行かなかった事がありました。あの時も同じ話だったかも知れません。暇があったら試して見ましょう。

R1161126

 

 

 

 

 

 

altecの12inフルレンジは414ではなく417でした。訂正します。2016 09 22

2016-06-05 カテゴリー: AUDIO | 個別ページ | コメント (0)

50Sstereoアンプ

是枝50Sstero

やっと届きました。50シングルステレオアンプ。300Bより50の方が好きかも知れないと思ったのは随分前です。中国製やロシア製の300Bが出る前の話です。300Bが柳腰の美人だとすれば、50はもう少し腰の強いアメリカのおばさんと感じました。

PX25のナスとドームを聞き比べて以来、ナスに根拠の無い憧れがありました。

カニンガムの350と、RCAの250、不揃いの所為でしょうか、売れ残っていたペアを手に入れる事が出来ました。

憧れていた50アンプを、憧れていたナス管で揃える事が出来ました。大袈裟になりがちな大型スピーカーやマルチアンプの一方でこじんまりとしたシステムへの憧れがありました。こじんまりとしたアンプの大きさも期待通りです。

300Bの繊細さに負ける所があっても、その分 腰の強い音を期待していたのですが、むしろ300Bより美音で腰の細い所があります。角がほんの少し丸くなる様です。

ただ、鳴らしている内に音のバランスが変わって来ました。少し落ち着いて見晴らしが良くなってきた様にも感じます。

音のクオリティについては期待通りです。音の傾向について評価を下すのはまだ速い様です。

 

2016-05-21 カテゴリー: AUDIO | 個別ページ | コメント (0)

ESLの現状20160510

*2016audio system ESL57 v2015
300Bには本家ウェスタンの他、まだセトロンと岡谷しかなかった頃、聴き比べる機会が有りました。やはりウェスタンの300Bに感心しました。その後50を聴く機会があって、曲によってはこちらの方が良いのではとも思いました。以来いつかはと50に憧れていました。もう何年か前に250と350のペアがオークションに出ていました。揃っていない所為でしょうか、買い手がつかないようでした。落札したのは良いのですが、50の使えるアンプも持っていないし、どうしたものかと仕舞い込んでいました。それから随分して渡りに船と現れた50sステレオアンプを発注しました。もう暫くで手に入るとの連絡が今日ありました。アンプが変わるとあちこち変わる所も出て来るでしょう。現状を記録しておこうと思いました。

ソースはmp3やCDをAudioGateでDSDに変換したもの。HDからダウンロードしたハイレゾは1度AudioGateでDSDに変換したものと、AIFEのままHQplayerに入れてDSD出力したものとを聞き比べている所です。

オイロダインでは確かに効果のあったイコライザーもESLには入れない方が良さそうです。プレイヤーソフトをイコライザーの付いているAudirvanaから、付いていないHQplayerに変えました。ダウンロードしたHQplayerにはある程度見当がついたらお金を払おうと思っているのですが、未だに良く解らない所だらけです。何が悪いのか音がブツブツ切れたり出なかったりする時があります。音そのものは悪くなさそうです。 

ESLはグリルの掃除をして、足を直して、ACコードを使い古しの6Nスピーカーコードに換えました。手前の足2本には5センチの、奥の一本足には7センチの石を挟んで少し持ち上げて、手前に起こしました。これだけなんですがね、未だに音が良くなって行きます。前日聴いた音と違うと気がつく事はありませんが、いつも2ヶ月前とは明らかに違います。

ウォーミングアップには少しづつ音を出すことより、通電後少なくとも30分、出来れば1時間寝かして置くのが良いみたいです。前に比べれば歪ませる事も減りました。

 

2016-05-11 カテゴリー: AUDIO | 個別ページ | コメント (0)

インシュレーター

昔はアンプの下にもプレイヤーの下にもゴムの足が付いていました。置き台との振動の伝播をたち切る為、ターンテーブルを箱からバネで浮かす物もありました。完全な平面ではない床や棚の上にスピーカーを置いてもガタが出来る物です。直接置けば傷も付きます。スピーカーを買うと底に貼れとフェルトの足が付いて来たりしました。こうしたゴムやフェルトの足をインシュレーターと呼ぶのは間違いじゃ無いと思います。

何時からか、スパイクで分布荷重を集中荷重にして作用点を明確にしたり、明確にした作用点から柔らかい物を排除することが良い音に繋がるとの意見が増えて来ました。力の逃げる材料を排除して、剛性の高い材料をブロックやスパイク等の足に使うのは、伝わる力のロスを無くしたいと言う事だとすれば、この足をインシュレーターと呼ぶのは如何な物でしょうか。

インシュレーションとは熱や音、振動の絶縁あるいは減衰を意味します。力の伝達を明確にする物だとすれば絶縁、減衰とは逆の意味になります。建築では断熱や遮音の為のグラスウールをインシュレーションと呼びます。インシュレーターなら絶縁器あるいは減衰器となるはずです。こうした意味を無視して機器の足全てをインシュレーターと言い換えてしまった事に混乱の元があります。

前からおかしいと思っていたのですが、英語を使う国ではこうした足をどう呼ぶのかが判りませんでした。

エキップメントサポート、こうした例を見つけました。機器から置く場所への垂直荷重をロス無く繋げるためのスパイクやブロックをインシュレーターと呼ぶ例が英語を使う国であるのかどうか、ご存知の方がいらっしゃったら教えて頂けないでしょうか。

 

もし大地の剛性が高くて一切の振動の無いものであれば、大地とリジットに繋ぐのも意味がありそうです。実際には車が通る度に揺れています。浮かす様な支持が良いのか、直に繋ぐ事が良いのかはここでは触れません。色々な条件で事態が変わる事を無視して一方を選ぶ事に無理があると思うからです。ここでは英語を使う国での事情を無視して日本国内の事情だけでデタラメな片仮名を使う事の可否を問いたいと思います。

安室奈美恵の真似をする人をアムラーと呼ぶ事がありました。これは他所では通じない日本語なのだとの理解があれば間違いだと思いません。私の意向とは別に、常に新しい言葉で日本語は変化して行きます。けれどゴスペラーズと自ら名乗るのは許せません。グループ名として日本で名乗るのも腹が立ちますが、アメリカに出かけて名乗った時には死んで欲しいと思いました。ゴスペルってどういう物か自分たちの歌とどう違うのか気がついていたら、少しでもゴスペルって音楽に敬意があったら、裸足で逃げ出して二度と現れて欲しくありません。ゴスペルってゴッドスペルの詰まった物だそうです。

クラブマンって名前のオートバイ雑誌がありました。メーカーの作ったバイクをそのまま売るのでは無く、店が手を入れたものを売ったり。お客の持ち込んだバイクに手を入れる’カスタム’を売りにする店や人をカスタマーと呼んでいました。英語だとカスタマーってお客さんの事になると思います。私たち英語を良く知らない、英語を母国語としない人間が怪しげな片仮名を使うのにはもう少し遠慮があっても良い気がします。

 

2016-05-02 カテゴリー: AUDIO, motorcycle, 言葉 | 個別ページ | コメント (0)

HQPlayerでDSD

HQ 2016-01-08 0.42.01

 

 

 

 

 

 

 

HQPlayerでようやくDSDファイルをDSDファイルとして鳴らせる様になりました。(今まではDSD ファイルをPCMに読み替えて鳴らしていました)Fileの中からDSDIFF/DSFsettingsというダイアログを開いて、DirectSDMのチェックを外して、メインスクリーンのTrackとTimeの下に並んだ4マスの右端、PCM / SDM(DSD)の中からSDM(DSD)を選ぶ・・・とこれをDACに送るファイル形式を変える度にやっています。めんどくさいなぁ。

けれど、逆に言うとPCM音源をAudioGateで一々変換しなくても勝手にDSDに変換してくれるので、PCMファイルもDSDも全てDSDとして鳴らす事が出来ます。AudioGateで変換している時間を考えればむしろ楽になったのでしょう。ノイズフィルターやオーバーサンプリングにも色々選択肢ががあるのですがどう違うのかまだ良く解りません。

2016-01-08 カテゴリー: AUDIO, music, コンピューター | 個別ページ | コメント (0)

Night Beat DSD

Night Beat のコピーDSDファイルの音質について述べたり、推薦したりもして来ました。けれど、ハイレゾ、CD、mp3の差はあっても、大部分はPCM音源をaudiogateで変換したものでした。本来からのDSD音源はあまり聞いていません。HDtracksで配信されたサムクックのNight Beatは初めてのネイティブDSD音源です。05-I Lost Everythingのでだし、ギターは今まで聞いたことの無い生々しさです。ベースとの差も良く分かります。でもどうなんでしょう、他がどうも綺麗過ぎる。アクが抜けすぎて黒人の声のタフさが伝わって来ません。DSDに関して設定をおさらいしてみようと思います。

 

なんて思っていたら、ESLのウォーミングアップ不足だった様です。ちゃんとブリブリして来ました。PCMがどちらかと言えば硬くてエッジの立った音(細くは感じません)だとすれば、DSDはもう少し角の丸い自然な音だとは皆さんの共通する意見に思えます。どちらが良いかは一概に言えません。音源や再生する環境によってどちらが良いかは変わります。

元からのDSDは確かに良い音ですが、DSDファイルの良さはPCMを変換したファイルでも十分に感じる事が出来ます。特にmp3からDSDファイルに変換して改善される音の差は明らかです。元からのDSDファイルとは比べようもありませんが、得られる変化というか恩恵は大きいものです。PCMからの自家製DSD音源にも意味がある事が確認出来ました。良かった。

 

 

 

2015-12-31 カテゴリー: AUDIO, music | 個別ページ | コメント (0)

Idlewild South (Remastered) HD

Idlewild South (Remastered)

オールマンブラザースバンドのレコードはどれも音が悪い。分厚い音と言えば褒め言葉にも聞こえてしまうけれど、幾つか重なった楽器が互いの音の輪郭を消してしまっている。どうなっているのか判らないなと思いながら聴いていた。昭和女子大の人見記念講堂だったと思うけれど、生で聴いて初めてどんな音がしているのかが解った。一度生で聴いてからはレコードの音から幾つかの楽器の重なり方が解るようになった。レコードを聴くたびに脳内イコライザーで変換しながら聴いていた気がする。HDtracksのハイレゾリマスター版のIdlewild-Southを聴いて驚いた。脳内イコライザーが要らなくなった。それぞれの楽器とその重なり方が判る。お勧めです。良い音で聴いて見て、分厚くて悪い音にも長年の愛着が湧いてきた。変な話ですね。

HQplayerはまだDSDで鳴らすことが出来ていません。 AudirvanaではHDtracksでダウンロードしたハイレゾソースもそのままPCMファイルで鳴らすより、DSDファイルに変換してDSD再生したほうが自然な音でした。HQplayerではそのままPCMファイルで鳴らすほうがDSDにファイル変換するよりいい音みたいです。HQplayerは設定がまるで出来ていません。

2015-12-04 カテゴリー: AUDIO, music | 個別ページ | コメント (0)

macOS10.10とHQ player

OS10.10-HQplayer2015-10-04

今、使っているmac用プレイヤーソフトaudirvana plus1.5.12は2.0に進化しているはずです。macOSが10.7のままでは対応できません。気になっていましたが、調子に乗ってOSのアップデートをすると動かなくなる他のアプリも出てきそうです。OSを10.7に換えた時にも色々不具合や動かないソフトが出て来て困りました。そうした事が面倒でここ暫くOSのアップデートを怠って来ました。お陰でここ暫くは安定した状態でしたが、さすがに幾つか不具合も出て来ました。

有楽町の東京フォーラムまでオーディオショーを見に行きました。今井商事で現用のMYTEK DIGITALの192-DSD DACと上級版Manhattanとは音が違うの?なんて話をしている内、MYTEKのDACドライバーやファームウェアも新しくなっている。それでも音が違うよ。 audirvana plusより音が良いHQplayerにもmac版が出たよ。windows版は日本語バージョンがあるけど、mac版は日本語バージョンが無いので自分で設定がするのが大変だけどね。買えば2万円ほどで、暫くはお試し期間があるはずだ。ただし、どれもOS10.7では対応しない、OSのアップデートが必要だよ。などの話を聞きました。

色々話を聞いてついに重い腰を上げる事にしました。前回で懲りたのでiMac内のHDにはOS10.7を残して外付けHDに現行OS10.10を入れてみました。案の定OS10.10では動かないソフトが出て来ました。これは追い追い考えましょう。

 試しにダウンロードしたHQplayer、確かに音が良いみたいです。ただあちこちに設定項目があってどう使えば良いのか分かりません。PCMデータをそのままDSDファイルに変換して鳴らす事もできるそうです。ですがDSDでの出力を選択すると音が出ません。どうもまだ設定に不備があるようです。お試し版はダウンロード出来ましたが、本物の購入をどうすれば良いかも分かりません。audirvanaのアップグレードはひとまず止めました。HQplayerを使いこなすのに暫く格闘してみます。

 

 

2015-10-01 カテゴリー: AUDIO, コンピューター | 個別ページ | コメント (0)

QUAD44+405

QUAD44+405

高校の頃、当時流行っていたソウルミュージックに興味が持てませんでした。旧いサム・クックやレイ・チャールズは大好きでも、バンプやファンクはどこか他所の話にしか聞こえませんでした。興味が湧いて来たのはずっと後です。

QUADの22とⅡの音には感心しました。でも当時現行だったQUADの石アンプが図抜けた音だとは思いませんでした。33の形は大好きでしたが44には興味が有りませんでした。それが綺麗な44があったら手元に置きたいなどと思い出したのはずっと後の事です。

今まで、606とハーベスの組み合わせに惹かれた事もあります。部屋の中で聴くのに素敵な組み合わせではありますが、最高に良い音とまでは思った事がありません。カートリッジ、CDプレイヤーから、アンプ、スピーカーまで、バラバラな私のシステムの中に一つだけQUADを入れても、聴き比べた別の選択肢を凌ぐ事は少なかったと思います。

内心は今の機械が44+405なんかに負ける筈がないと思っていました。ESLを聴き込んで数字に代えられる性能以外に大きな価値がある事を痛感しました。一度本来の組み合わせを聴いて見ないといけないと感じ始めました。

Mytek Digitalはプリアンプ機能を持っていますから、直接パワーアンプに繋ぐ事が可能です。あえてMytek Digitalの出力をQUAD44に入れました。

44-405-ESL57と繋ぐ事で見えて来る物が有るのではないかと考えました。

なるほどねぇ、こういう事ですか。今だって虎の子-是枝アンプがQUADに負けたなどとは思いません。分解能や音の粒建ち、音楽のディテールとスケール、システム全体のポテンシャル(と言うより可能性?)ではQUADを凌ぎます。でもねぇ、いくら是枝アンプが良くてもシステム全体のバランスには私個人の不行き届きと粗が見えます。

薄い雲が掛かった気はしますが、QUADはとにかくバランスが良い。能力や偏差値の高さより、円満な人格とバランス、分別の方が大事なのかなと思いました。(分別はブンベツでなくてフンベツと読んで下さい)

 

 

2015-09-23 カテゴリー: AUDIO | 個別ページ | コメント (0)

パラゴンのモト

 

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パラゴンに関する画像を捜していたら、こんな写真が出て来ました。 低音ホーンの開口を左右に振り分けると真ん中に丸い膨らみが出来ます。 ここいらが原型と考える方が自然に思えます。 D130と075による2ウェイ版は3ウェイでパラゴンの形が出来た後のトライだったのではないでしょうか。 何故後からそんな事をする必要があったのか。 JBLは一つのキャビネットに色々なユニットの組み合わせが出来る様にしていました。 最初にキャビネットを買って順次ユニットのグレードアップが出来ますよ。 D130と075で始めて高い375は後から足す事も出来ますよ。 そんな提案を考えていたのではないでしょうか。 オリンパスやハークネスにも色々なユニットの組み合わせがあったし、 ハーツフィールドを20センチフルレンジ一発で始める提案も有ったと思います。

だとするとウーハーキャビネットの容積は最初から覚悟の上だったのか。 ラ・スカラもあんなもんか。あれで足りてるのかなぁ?

もう一度D130と075のパラゴンをよく見てみると、D130は裏に穴の空いたバスレフで、後から内部に複雑な低音ホーンを作るのは難しそうです。後で375を買い足せるというよりは、375無しでもパラゴンが買える、廉価版って事を考えていたのかなぁ。

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2015-08-30 カテゴリー: AUDIO | 個別ページ | コメント (0)

パラゴンのプロトタイプ2

 

こんなのも出て来ました。此方は3ウェイで量産型と同じですが、ドライバーのホーン出口を支える脚がありません。メトロゴンにも似て見えます。もし、此方が後だとすれば、最初に有った脚が一度なくなって、量産型では復活した事になります。もし此方がオリジナルだとすれば、この後ホーンの出口を支える脚が追加されて、量産型になった。その後一度3ウェイで出来た形で2ウェイが可能か試作をしてみたなんて解釈も可能です。こっちの方が素直かな。

そもそも低音ホーンをあんなに曲げると高域は落ちてしまわないか、500hzまで出ているのだろうか、ウーハーの容積は足りているのだろうか、あんなに小さなホーンではドライバーに500hzまで任せるのは無理じゃないだろうか。あちこちに無理がある気がします。

パラゴンってあんまり興味が無かったんですけどね。不思議なスピーカーの経緯の前後が少し気になりました。

 

Paragon2

2015-08-30 カテゴリー: AUDIO | 個別ページ | コメント (0)

PARAGONのプロトタイプ

へ〜、こんなの知りませんでした。パラゴンのプロトタイプですって。 D130と075の2ウェイなんですね。中央の曲面に反射させる事が一番大切なアイデアだったのは解りますが、低音のホーンを内包する事との兼ね合いで決まった曲面だと思っていました。もし此方が最初だとすれば、D130の為の容量さえ取れれば良いといった緩い条件で決まった曲面に後から低音ホーンを無理矢理押し込んだ訳ですね。結果とすれば量産型の方がずっと整理されていて格好も良いと思います。でもウーハーの為の容積はどう見たって少ないし、500hzで繋ぐのには375のホーン開口は小さい気がしていました。こうした無理の説明にはなります。なるほどねぇ、こんな事ってあるんですねぇ。

2015-08-30 カテゴリー: AUDIO | 個別ページ | コメント (0)

コアキシャルスピーカーの問題と解決

Jensen co-ax

一つの点音源から全ての帯域が再生されれば理想ですが、実際にはそれだけ広帯域のスピーカーユニットはありません。一つの音源を重視してフルレンジのユニットを選べば帯域には諦めが必要です。広帯域を実現するため2way3wayを組むと幾つか別の問題が出て来ます。SPユニットのインピーダンスには周波数による変化があってクロスオーバーには色々な問題が起きる事などには触れません。ここでは複数ユニットの位置の違いが定位や位相差に問題を起こす事を考えたいと思います。解決には二つ方法が有ります。一つは アルテックの604などの同軸スピーカーです。もう一つは同じくアルテックのA7やテクニクスのリニアフェーズの様に振動板の前後を揃える事で位相差を減らす方法です。同軸スピーカーで正面から見ての音源位置を一つにしても、ウーハーとドライバーの振動板位置にはズレがあって位相差が生じる事は前にも述べました。同軸で音源の位置を一つにして、更に振動板位置の前後を揃えてリニアフェーズを実現するのは難しい問題です(実現の例はありますけどね)。低域のコーンの手前にツイーターを置くだけではリニアフェーズになりませんが、拡声器の様な折り返しホーンにすれば出来ないでしょうか。折り返す事で高域振動板の仮想位置をコーン紙のボイスコイル位置に揃える事が出来ます。上に写真を上げたジェンセンがそこまでの意識を持っていたかは疑問ですが、これは面白い可能性だと思いました。

高校生の頃、初めてのスピーカーを選ぶ時、同軸とバックロードホーンはとても気になる問題でした。何かお得なものが無いと自身を納得させられない気がしました。何かの理屈でいい音がするんだと言う保証が欲しかったのかも知れません。今思うと情けない所が有ります。まだ川の手前の2階にあった日野オ−ディオや、お茶の水にあったオーディオユニオンの自作館で色々なユニット其々の魅力を聴き比べる様になって、同軸やバックロードホーンで何か得をしたいという気持ちが消えました。

同軸やバックロードホーン、リニアフェーズや平面スピーカーにESS、其々の問題解決へのトライを高く買います。けれど、スピーカーには色々な問題があって、その全てを解決する事は難しい、色々な問題のバランスを如何に取るかが大人の解決だと思います。一つの問題の解決だけに特化したスピーカーが成功するとは限りません。

正直に申しますと今でも、松下のゲンコツやローサーのPM4の様にコーンの真ん中に丸い物があると、訳も無く惹かれてしまう癖が有ります。

2015-08-06 カテゴリー: AUDIO | 個別ページ | コメント (0)

可聴範囲外の再生

日経アカデミア特別企画 ハイレゾ音楽塾に行ってきました。1部では41.1/16のCD規格とハイレゾの差、192/24とDSDの差がよく判りました。特にハイレゾPCMとDSDの差は我が家で感じるものと同じで安心しました。

可聴帯域以外の高い音が重要だ、その為に広帯域再生が必要だとは散々聞かされましたが、若い人でも20Khz、私達の耳には15Khzまでしか聞こえないとすれば、可聴帯域以外は何の役に立つのか説明を聞いた事が有りませんでした。2部で、真為の程は不明ですが初めて説明を聞く事が出来ました。

視覚聴覚の神経伝達は即時ですが、脳幹内部での快感や報酬の伝達には何十秒かの時間が掛かるのだそうです。今までは厳格な音の比較をしようとすれば何秒かの短い時間での切り替え比較こそが科学的だと信じられて来ましたが、こうした比較では脳幹内の快感や報酬の差を測る事が出来なかったのだそうです。

可聴帯域以外の高音はこうした快感、報酬に繋がるのだそうです。人間の耳には15Khzまでしか判断が出来ない.余裕を見ても22KHZまであれば充分と言うのがCD規格を決めた根拠です。これは短時間での切り替え比較という実験故の結論だった訳です。

耳に聞こえないとすれば高音はどこから脳幹にまで届くのか。耳ではない体の表面、皮膚で高音を受け取っているのだそうです。実験でも確かめられているそうです。(ヘッドフォンの高域を延ばしても無駄という事になってしまいます。)

音が溢れている様に感じる都会ですが、音の周波数の範囲は狭くて限られているのだそうです。森林やジャングルにはもっと沢山の音、特に私達の耳には聞こえない高音が多いのだそうです。尺八やチェンバロは目的とする音階の他に沢山の倍音やそれ以外の雑音を含んでいるのに比べて、近代的なピアノには雑音や倍音が少ないのだそうです。

耳以外の皮膚から取り込まれて脳幹の中で快感となる信号は20khzから30khzというより、更に高い30khzから50khzでうまれるのだそうです。近代的な音楽程、そうした音が含まれていない。それが多く含まれるのがガムランだそうです。古いオーディオファンなら芸能山城組を思い出すかもしれません。私はあまり興味が有りませんでしたが覚えてはいます。お話をしてくれた先生は山城組にも関係していたそうです。正しいかどうかは分かりませんが、初めて筋道のついた説明を聞けて感心しました。あなたはどこまで信じますか?

 

2015-08-05 カテゴリー: AUDIO, music | 個別ページ | コメント (0)

DEQXのセミナー

長谷川さんに教えてもらった、DEQXのセミナーでは幾つか感じる所が有りました。周波数の補正も低域で10dbも20dbもの補正は止めた方が良いという話が有りました。ESLの補正で思い当たる所があります。もう一つはウーハーとホーンのクロスオーバーポイントです。350Hz,450Hz,500Hzの三つを試してくれました。一般的な15インチウーハーとホーンは500Hzクロスかもっと上でのクロスが多いと思います。500HzクロスではJBLやAltecと同じホーンらしい音がSONYのスピーカーからしました。350Hzに下げた途端に私がホーンの音だと思っていた騒がしさが消えました。ホーンにより多くの帯域を任せた方が滑らかな音がするんですね。一番敏感な人の声の帯域にクロスを持って来るのはマズイとも考えられます。上に逃げる手も有りますが我が家のウーハーは500hzより上が出ません。

私一人の勘違いの可能性も高いのですが、今は繋いでいない我が家のマルチアンプシステムでも試して見たくなりました。ただ、今のホーンからは500Hz以下がほとんど出ていません。もっと大きなカットオフ周波数の低いホーンが必要です。

オイロダインのウーハーと2インチドライバーのクロスオーバーポイントを下げてみたい(大きなホーンを捜してからですが)。アメリカの音楽をそれに向いたスピーカーで鳴らしたい。ESLを一時お休みしたいとも思うのですが、何もしないのにESLの音がどんどん良くなって行きます.昨日の音との差は判りませんが3週間前の音とは明らかに違います。どこまで変わるのか見届けるまで今の組み合わせを換えたくありません。

2015-08-05 カテゴリー: AUDIO, music | 個別ページ | コメント (0)

鎌田さんのJensen

3月に聴かせてもらった鎌田さんのJensenTriplexは、ササクレやトゲが無い、角(カド)まで滑らかな音でした。昔ステレオサウンドの中で長島さんが鋭い音しか出さないG610に手を焼いた話をしていました。随分違う印象でした。昔we124でJBLの4343を鳴らしているのを聴きました。全ての角が丸まっていると思いました。(4343の低音は弾まないし)これは否定的な評価です。鎌田さんの全てが滑らかな音は褒め言葉です。あんなに持っていたブルースのレコードも全て処分して、今は全てがCD音源です。けれどCDの硬くて薄っぺらな音がしません。随分驚きました。ひょっとするとQUADのCDプレイヤーの所為でしょうか。メロウなドゥワップを聴くのには最適かも知れません。アルテックとは違いますが、アメリカの音がしていました。

私の所では、PC内のAudirvana(デジタル音楽再生ソフト)に含まれるイコライザーも一度は外して見たものの、ESLで聴くイギリスの音はアメリカの音楽にはどうにも合わない気がします。周波数特性をいじる事でESLからアメリカの音が聴けないかと、又イコライザーをいじってますが、簡単な物で無さそうです。当たり前ですけどね。

 

2015-08-05 カテゴリー: AUDIO, music | 個別ページ | コメント (0)

又またまたその後のESL

今、古いESLを直そうとすれば、イギリスのQUADに持ち込んでも直りません。QUADが廃棄しようとした 古いESLの治具一式をドイツの愛好家が引き取ってメンテナンスや再生産を行っている様です。ドイツ人のHPを覗くとESL57の脚を伸ばした写真が出ています。何よりESL57のフォルムに惹かれる私とすれば折角のデザインが台無しだ。何でそんな事をするのかと思う一方で、何の理由も無くこんな事をする筈がない。音に何かしらの影響が有るのだろうと思っていました。

三本脚に何かを足してスピーカーの位置を高くしたり、後ろに倒れて上を向いたスピーカーを立てると音に変化が有るのじゃないかとも考えていました。

後ろ足の下に4から5センチの物を挟んで、スピーカーを直立近くまで立たせて見ました。

ESL後ろ足

あらあら、随分音が変わります。音そのものと正面から対峙しようという時には此方に分がありそうです。ゆっくり聞く時にはオリジナルにも良さが有りますけどね。ただ重心が前に来て後ろ足に力がかかっていません。音は悪くないけど置くのに安定しているとは言い兼ねます。間を取って後ろ足に2〜3センチの文鎮(製図用の鉛製)を入れて見ました。悪く有りません。これで暫く聴いてみます。

高さや角度はこれからの課題になりそうです。

置き方には注意が必要だとか、上手く鳴らす為の試行錯誤は作った人間とのチェスの様だと聞きました。届いたスピーカーをポンと置いただけでそれなりの良い音がしたので、そこまで難しく考えなくてもと思っていました。認識不足でした。仰る通りまだまだ試行錯誤が必要みたいです。

2015-05-27 カテゴリー: AUDIO | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

ESLまたまたその後

 

ESL0512

前回は何もしなくても音が良くなって行くのは何故でしょうと言う話でした。

今回は環境や設定に変化があれば音が変わるのは当然ですが、何故良くなったのかは正確な原因が分かりませんという話です。

オイロダインのマルチでは、クロスオーバーポイントを鋏んで上下のレベル設定しかしていない、一切の補正を掛けない音と、ホワイトノイズをiPhoneのSpectraSuiteで確かめながらAudirvanaのイコライザーで補正した物では、周波数特性がフラットに近い事もあって補正後の音に分が有りました。イコライザーを挟む事のデメリットをあまり感じませんでした。

それでESLでもイコライザーで周波数特性の補正をしました。DSDファイルを鳴らす場合、150Hz以下を持ち上げないと低域がたりません。けれど自然な音です。PCMファイルを鳴らす場合に、下を少しでも持ち上げるとESLがボコボコ言い出して壊れそうです。

ファイル形式によって音が違うのは皆さんの指摘する所ですが、周波数特性まで大幅に違うなんて事が有る物でしょうか。どうもあちこちで設定の複雑さゆえに周りの見えぬまま袋小路に入ってしまったようです。

Hさんにお越し頂いて意見を伺いました。ESLに関して色々な設定を戻してデフォルトの状態を聞いて見たいとのお話があって、イコライジングを止めて見ました。あら不思議、曇りが晴れたような音がします。低域を10デシベルも持ち上げたりしたイコライズがESLの低域には負担だったのかも知れません。

正確な理由は分かりませんが、ESLには補正を掛けずに素で鳴らす方が合っている様です。

 

 

2015-05-13 カテゴリー: AUDIO | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

ESL又その後

大きな音は出せません。室内楽を楚々と鳴らすには最高です。こうした意見が多い様です。イヤイヤ、ちゃんとブリブリの音だって出しますよ。私はこちらの意見に賛成です。

けれど、Sam&Daveやエラの声にもう少し厚みが欲しいとは思います。Ben WebsterやIllinois Jacquetのラッパにブォッて言う迫力が欲しくなるのも事実です。だったらホーンを使えAltecを使えと。それも、ごもっともだと思います。アメリカの音楽とイギリスの音楽って別の物なのかも知れません。

こうした大きな傾向には変わり有りません。チャンネルディバイダーもオイロダインもはずしてしまいました、プリ付きDACから直接是枝アンプでESLを鳴らし込んで来ました。機械としての環境にも、此の所変わりは有りません。

鳴らす事以外何もしていないのですが、音が良くなります。植物にだって声を掛けながら水をやると応えてくれるなんて話は、成る可くしたく有りません。どう説明をすれば良いのか分からないからです。スピーカー自体はもう何十年も動いて来て、初期ランニングはとうに終っている筈です。機械自体の馴らしの他に組み合わせにも馴らしが必要だとして、部屋まで含めたシステム全体の馴らしが進んだとでも言えば良いのでしょうか。不思議だなぁ。

こうした時間による音の差を聞いてしまうと、切り替えての同時比較って意味を失ってしまいます。左右のSP間にぽっと浮かぶ音像は最初からですが、その中での前後左右がより明確になって来ました。少し歪んでいるのかなと思っていたボーカルが二人のコーラスだと気が付いた曲が有ります。最近二人の奥に更にバックコーラスがいる事が見えて来ました。

諸先輩方には、何を今更と言われるような事ですが、Audioって不思議だなぁ。

似た話が有ります。家を建てる時に何人かの設計を比べるコンペが意味を持つ事も有るんです。でもね、もっと大事なのは特定の人と時間を掛けてやり取りを積み重ねる事なんです。一度会って設計者だけが練りに練った提案を私は信じません。

2015-04-26 カテゴリー: AUDIO, 建築 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

今気になる事 pc-audio

Audirvana plusを使っています。雑誌をみると、もうバージョン2.0が出ている様です。改善されたのは主にライブラリー機能で音は大して変わらないと言う人もいます。大きな音質向上があったと書いてある記事も有ります。使い勝手には慣れてしまったのでこのままでも構わないのですが、音が良くなっているなどと言われると気になります。アップグレードは39ドル。円安が恨めしいけど、心配はそこじゃありません。私のmacはOS10.7.5。もっと新しいOSでないと動かないなんて言い出しそうで心配です。

プレイヤーとしては使う事の少ないAudio Gateですが、これも更新されていてAudioGate3になったみたいです。同じのKORGのDACを使わないとせっかくのDSDファイルがDSDとして再生されません。けれど他のファイル形式をDSDに変換する機能も改善されているのだったら気になります。

mp3では3メガの曲がDSDでは300メガになります。DSDファイルを貯めるのには大きなストレージが必要です。今は普通の外付HDDに貯めていますが、これもオーディオ用のNASにすると音が良くなると書いてあります。本当かなぁ。

所詮、雑誌の記事は売らんが為の提灯記事とも言える訳ですから、こうして雑誌の記事に振り回される自分が少し情けないとは思います。

2015-01-18 カテゴリー: AUDIO | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

ESL57

半年に届きませんが、ESLを聴いて来ました。これこそが最高のスピーカーなどと言うつもりは有りません。けれど大変に感心しました。

すべてが出来る、何事にも完璧な人間などはいなくとも、心底  尊敬に値する人格はあり得る。こんな喩えはおかしいでしょうか。

磁石による磁界の中に、信号の通るボイスコイルを置いて振動板を動かす事が一般的なスピーカーだとすれば、静電型のスピーカーは異端中の異端です。

その意味でESLを中庸の例とするのもおかしく聞こえるかも知れません。今まで普通、一般的、人並みなどと言う言葉と中庸という言葉の差が良く判っていませんでした。全く別の意味だと初めて知りました。異端とも言える成り立ちと全く矛盾しません。

当時とすれば十分なレンジだったのかも知れませんが、今の標準で言えば、F特もダイナミックレンジも極く限られたものです。(本当は当時だってダイナミックレンジが足りない事はあったと思います、)しかし、限られた中でのバランスが非常に良い。身の置き所を心得ているとも言える気がします。

無限の世界の中に、限りのある我が身をどこに置くのか。人並みである事とは別の、自らの選択と意思が無いと出来ない事だと思い知りました。中庸が最上の美徳だと初めて実感しました。

広範な周波数帯域による透き通るような世界というよりは、限られた範囲の中の密実な世界、金ぴかと言うよりはハシャギすぎない少しくすんだ金色、勿論ツィーターとウーハーを足してF特を広げたり、ダブルスタックでダイナミックレンジを稼ぐ手もあって、大いに興味は有りますが、1本そのまま限られたけれど完成した世界を充分に愛でてからでも良い気がして来ました。

丹念にウォーミングアップをしないとすぐに歪みます。おそらく40年位は前の細い平行二芯電源ケーブルを、20年程前でしょうか、まだ出たばかりの頃の6Nスピーカーケーブルに替えました。これは効き目が有りました。まだ当分楽しめそうです。

2015-01-10 カテゴリー: AUDIO | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

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