9月30日から10月の2日まで東京国際フォーラムで開かれるインターナショナルオーディオショウをのぞいて来ました。世のハイエンドオーディオファンにとっての良い音とは、一方に正確な音としてアバロンやウィルソン等があった気がします。(私はその冷たさ硬さに尻込みしました)座標軸の反対には音の華やかさでソナスファーベルが来るのかな、両端に比べれば B&Wは中庸と言えるのかも知れません。
アバロンは見かけませんでしたが、B&W、ソナスそれぞれの新型は立派な音がしていました。けれど今日一番良い音だと思ったのはパラビッチーニ氏御自らのデモ、ご自身のEARアンプで鳴らす知らないスピーカーでした。もちろん氏のアンプも素晴らしいのだとは思いますが、良い音の原因は2トラ38のテープ音源だと思います。古いデンオンのDH710テープデッキが回っていました。立ち上がりの速さ、ダイナミックレンジの広さにも拘わらず音のエッジに不自然な所がありません。レコードの音が好きだし、ハイレゾも良いけれど2トラ38には未だに敵わないと思いました。
会場には頭の薄い人か、白髪しかいませんでした。今の70代が80になってもすぐに死ぬわけじゃないとは思います。けれど先の長くない道楽だなぁと思います。10年もすると貯め込んでも使えなかった真空管や機械が沢山出て来る気がします。その頃には私も道楽が出来るかどうか分かりません。
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