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RENAULT 4

以前に2CVのシートについてエントリーをした時にも、2CVのイベントについて紹介して下さったのがumagurumaさんです。雑誌の記事で見る度憧れていた、グッドウッドも見に行っちゃう羨ましい方ですが、同じ様に一度見てみたいと思っていたレトロモビルについて紹介して下さっています。今年のお題はrenault4だそうです。

YOUTUBEの動画は幾つかの点で大変に興味深いと感じました。一つは2CVに良く似たシートです。人が座るシーンで構造の見当が付く様な気がします。

もう一つはカトルのサスペンションです。最近は径の大きなホイールに巾が広いタイヤを履いて、ほとんどロールもしない程足を固める事が恰好が良いと思われている様です。これは極端に整備された道をとてつもないスピードで曲がろうという時始めて必要な物です。普通の道を普通のスピードで効率の良い移動する為には、成る可く軽いタイヤとある程度のストロークを持った、良く動くサスペンションが必要です。 快適なトランスポーテーションに何が必要か良く判る動画だと思うのですが如何でしょうか。

高速道路で前を行く車を蹴散らしながら追い越し車線をすっ飛んで行く事や、自らに自信の無いステータスを車の値段に語らせるより手の無い人には無縁な車でしょう。最小限の材料とコストで最高の効率、外からどう見えるかより内側がどれだけ快適か、何より乗る事に楽しさを求めた場合、何十年も昔のカトルを超える事はそんなに簡単ではありません。

2011-02-04 カテゴリー: automobile, 椅子 | 個別ページ | コメント (4) | トラックバック (0)

又又、偽物

安物や偽物が好きです。何度も痛い目に遭っているはずなのに、安物を見つけると試さずにはいられません。偽物を見つけると本物とどう違うのか調べたくて仕方が無くなります。高価な本物が素晴らしくても嬉しくも有りませんが、安く買った偽物がそこそこだと、賭けにも勝った様な気がします。負けた事の方がずっと多いのに、又賭けずにはいられない。それ以外の賭け事には一切の興味がありません。安物偽物を見つけるとギャンブルに出てしまうのは何故でしょうか。

カタログを取り寄せたのは名古屋のNORTEという家具屋さんです。私が気になるモーエンセンのJ39コピーは15000円です。(Y-chairのコピーが24800円、)この値段は届いたカタログによるものですが、楽天では又値段が違う様です。お金も無ければ置く場所も無いのに気になります。どこか東京で実物が見られないものでしょうか。

正直な所を申し上げた上で、取って付けたいいわけをひとつ。イームズの成形合板による椅子やモーエンセンのJ39は何より廉価で多くの人に手の届く値段が狙いでした。高価な名作椅子も一つの生き方ですが何十年かしてライセンスの切れた今、安く作ろうという人が出て来るのを偽物と一言で否定してしまうのも何だかなぁとも思うのです。


偽J39

2011-02-01 カテゴリー: 椅子 | 個別ページ | コメント (4) | トラックバック (0)

Landi chair

Landi chair オークションをのぞいていたら、こんな物をみつけました。

最初、手が届きそうな値段だったので、 つい深追いしてしまいました。普段の私からすれば、大奮発という所です。

普通の椅子を、普通にお店で買えば、こんな値段でしょうか。

Landiってやつだと思います。

届いた大きな箱を持った途端に、嘘だろ カラじゃないのかと思いました。

勿論、無事中身は入っていたのですが、あきれる程軽い、箱から出して持ってみるとどこかよれてペラペラします。

写真でしか見た事がありませんでした。実際に持つ事で印象が大きく変わりました。

実物を見てみないと分らないことってあるんですね。

あちこち錆びているのでしょう。全体に銀スプレーが吹いてあります。

全部バフを掛けてテロテロのピカピカにしてやろうかとも思いましたが、ちょっと待った。オリジナルはどんな仕上げだったのでしょう。

座面や脚の外側はピカピカでも脚の裏はサンドブラストぐらいの方が自然でしょうか。いやいや全面へアライン?オリジナルも塗装仕上げってこともあるかも知れません。

ご存知の方がいたら教えて下さい。

PS

びっくりする程の軽さ、持ち上げた時のペラッとよれる様な感覚、どちらも予想外ではあったのですが、一方で あっ この感覚は!どこかで覚えがある様にも感じました。どこかで持った事があったかなぁ〜。思い出せません。

PS

同じアルミでもエメコの奴はバフ仕上げでもの凄くがっちりしてた覚えがあります。もう暫く前に、ガラクタ貿易に背の高い奴を6000円で置いてあった、あれは安かったなぁ。

2010-02-05 カテゴリー: 椅子 | 個別ページ | コメント (9) | トラックバック (0)

2CVの椅子

2cv
子供の頃、真っ先に気になったのは最高時速でした。
暫くすると0-400mって何だろう。加速を決めるのはパワーウェイトレシオらしいと気が付きます。初めて車重と馬力が気になり始めました。
エンジンの弁形式や搭載位置、駆動方法、サスペンションの違いが気になりだして、小学校の5年6年になるとやっぱりダブルウィッシュボーンが格好いいなとか、FJの後輪にマクファーソンストラットは格好が悪いなとか思っていました。レースの記事では結果より、フレームの進化やブレーキやショックの構成に関心を奪われました。

(軽自動車のエンジンを使うFJではホンダN360が良く使われました。FFだったN360のエンジンだけでなく駆動系からフロントサスペンションまでをまるごとフォーミュラのミッドシップに転用する事も良くありました。)

生意気な事を言っても,実際には乗った事も無いし、まして負圧式とCRキャブ、SUキャブレターとウェバーがどう違うか解っていた訳でもありません。本当の所は何も知りませんでした。ウェバーの方がどう優れているのかも解らないくせにSUより格好が良いと思い込んでいました。同じ様に外側の格好が気になる事はあっても、内装は子供の私にとって関心の外でした。なにせ乗って中を見る機会などほとんど無いのですから。

大学に入って友人のクルマに乗せてもらったり、社会に出てあちこちで乗せてもらう機会が増えて来ると、昔は気にならなかったインテリアが気になり始めます。
最高時速や0-400mなんて街の中で気になる事はまずありませんが、シートの座り心地や表地の材質は室内で過ごすのに大きな問題です。
ごてごてと模様の付いた国産車はすぐ背中やお尻が痛くなりました。素っ気なくても、良く出来た固いシートの方が長く乗っても楽だと教えてくれたのは、ゴルフだったと思います。
(レカロのシートに乗せてもらったのは大分後でした)
ベンツのシートも固くて素っ気ないものでした。
それに比べて、ひかるさん(勤めていた事務所のお客さん、代官山に沢山レストランを持っていました)のローバーは本物のウッドパネルとコーデュロイのシートが心地よくて素敵でした。オープントップに出来るスポーツカーや、ショーファードリブンの運転席でないかぎり皮よりファブリックのシートの方が具合が良いと思います。古いローバーは外に見栄を張る所が無くて、乗る人の為に質の高い何かがあった気がします。
私は大好きでしたが、もう大分歳をとっていて、七里ケ浜の海岸を雨の中何百メートルも押した事があります。
その後、第三京浜の出口でブレーキが利かなくなって大変だったと聞きました。
同じイギリス、ウッドパネル貼りのジャガーにも何度か乗せてもらいましたが、あまり良いとは思いませんでした。
その後、随分色々なジャガーに乗せてもらいましたが、ローバーに感じた見栄を張らない質の高さと言ったものを感じる事はありませんでした。

勤めていた事務所の親分がホンダシティを買いました。68万とかだったと思います。
その頃、フィアットのパンダは本国で買っても120万ぐらいしたと思います。
本当のコストダウンは平面ガラスを使うことじゃない。安くする為には他にやる事があるのじゃないか。2CVやカトルとは時代が違う。シティを見てみろ。
最初、パンダには批判的でした。
甲州街道沿い、お店の前に並んでいるのを、夜中にのぞいたらドアに鍵が掛かっていません。
中に入って驚きました。外なんかどうでも良い、お金なんて掛けなくていい、内装のセンスだけでこんなに素敵になるんだ。
そのインテリアに夢中になりました。クルマのインテリアに初めて独立した価値を感じました。
大好きなパンダのインテリア、シートのモトネタがこの椅子です。コノリーレザーのシートより、2CVの鉄フレームのハンモックシートに心奪われるのは私だけでしょうか。プルーベの椅子について語る時、一方で此の椅子を知らないのは語るに落ちると思います。

2CVは生誕60年、行事も色々あるみたいです。シトロエンマニアや自動車好きでなくても楽しめると思います。2CVのパリ観光

教えて頂いたのはUMAGURUMA氏のブログhibicoreからです。ドカのシングルとアルファのSZにお乗りです。最初は拙ブログのドカにだかCXのエントリーにコメントを頂いた様に思います。違ったかな。バイクとクルマ以外にも音楽や読書、建築と巾の広い見識をお持ちで、何より海外の事情にも通じていらっしゃる。教えて頂く事が多くて楽しみにしています。

PS

60周年記念モデルの2CVエルメスで、ハンモックシートの仕組みが良く分かります。厚い座布団の中がどうなっているのか分からない(ブラックボックスってのはもう少し難しい物に使う様な気がします)普通の車のシートより、簡単な仕組みが可視化されている所が素敵です。ただ実際には何年かでダメになる輪ゴムの交換が面倒だとの意見もあります。

2cv

2008-10-01 カテゴリー: automobile, 椅子 | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (0)

又、偽物

Photo イームズの偽物LCWを買って分かった事は、LCWに関して本物はいまだに偽物では到底敵わない品質を持っていること。けれどアメリカで送料込み429ドルで売られている物を何で12万も払って買わなければならないのか、分からない。銘木や高度の職人仕事による高級品ではない、合板の大量生産によって廉価に販売されることが目的の椅子を本国の倍以上も出してありがたがるのはおかしい気がする。
一方のアームシェル、FRPがPP(ポリプロピレン?)に変ってしまって、ハーマンミラーの現行品には本来の魅力が既に無い。
程度の良い中古はFRPのファイバーとプラスティックの具合が非常に魅力的だ。けれど好みの色と程度を身近な値段で手に入れるのは難しい。好みの中古シェルを捜すのに脚だけでも買っておこうかと、捜してみると木製のドゥエルレッグだけで12,000円から14,000円、別に送料も掛かる。捜していたら、シェルもついて送料込みの新品偽物が22,000円なんてのを見つけた。お気に入りのシェルを見つけるまでこのまま使って、シェルが手に入ったら脚だけ使おう。

又偽物を買ってしまった。軽蔑されても仕方が無い。けれどここで止めておけばまだ良かった。今度は別の偽物が100円、消費税と送料を入れても7105円。これはもっと安い、とんでもなく安い。置く場所がもう無い事も分かっているのに、偽物同士どこが違うのかどうしても見たくなってしまった。

22,000円の奴はFRP シェルのツルツルピカピカで脚の金物もステンレスで出来が良い。ただシェルが厚くてメチャクチャ重い。

一方の7105円、PPのシェルは艶消しでペラペラ、脚の金属部分も黒い塗装で錆びてきそうだ。100円で落札した時には申し訳ないなと思ったのだけれど、ちゃちな実物を見て少し気が楽になった。それにしたってハーマンミラーの現行品にはそっくりだし、値段100円はベラボウだ。こっちはメチャクチャ軽い。

もし1脚にしぼるとしたら、安い方を選ぶ.見比べると少しちゃちに見えるけれど品質に問題がある訳じゃない。毎日使うのに十分なクォリティに見える。22,000円の方がずっと立派だけど、安い奴は何せ軽い。毎日使う椅子にとって重さがこんなに重要だとは、実際に比べて見るまで、想像も出来なかった。

偽物が好きな訳では無いと思っていたのだけれど、もう言い訳のしようも無い。偽物好きと言われても反論が出来ない。情けないな。

2008-08-06 カテゴリー: 椅子 | 個別ページ | コメント (6) | トラックバック (0)

モーエンセンのベンチ

Fr3171_a勤め始めてまだ間もない頃、それぞれが道路に対して駐車場と玄関を持つメゾネットの繋がったマンションを玉井さんの所でお手伝いしていた。
地盤の高低差などがあって一般的な解答では無かったかも知れないけれど、似たような例が増えても良さそうなものだと思うけれど、あまり見ない。
(私が最初に作った小さな住宅は、あの棟割長屋を羊羹だと考えれば,一軒分を輪切りにして、広瀬鎌二のSH60と混ぜて思い切り小さくしたものだと言えるかも知れない。)
10戸の内一つを早く内装してモデルルームを作ったのだけれど、置く家具の選定を任せてもらった。
嬉しくて一日、家具屋を見て回った中で、青学の並びの青山家具サロンというお店で見せてもらったモーエンセンのテーブルを選んだ。
一緒に選んだ椅子はYチェアだったか同じくモーエンセンのJ-39だったか覚えていない。
マンションのモデルルームで使う事は無かったけれど、お店では並べて置いてあったモーエンセンのベンチシートにやられてしまった。 薄い翼断面状の背板がとてもきれいだ。

もし家族を持つような事があったら、モーエンセンのテーブルにJ-39を二つか三つ、それとこのベンチシートを組み合わせたいと思った。
まだ若かったので、これからもっと素敵なモノを見る事もあるだろうと、思っていたのだけれど、食卓と椅子の組み合わせに関してあれより素敵なモノを見る機会はついに無かった。
家族を持つ機会も無かった。

2007-04-23 カテゴリー: 椅子 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

大橋晃朗展

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4
夏合宿の帰りに、菅平のホテルDを見に行ったことがあった。今をときめく伊東豊雄の建物の方は良く覚えていないけれど、所々に置いてあった大橋晃朗の椅子はとても魅力的だった。
今年の例の会では、坂本先生が異様に熱心で少し驚いた。同じギャラリー間でのご自身の展覧会の時はあんなに積極的に是非見に行けなどとは仰らなかったと思う。
土曜日にやっと見に行けた。
和箪笥やシェーカーに興味のあった初期。椅子の歴史を中国、はてはエジプトまで遡ってした勉強が、ステンレスパイプとワイヤ椅子に結実している事。そうした椅子があまりに高価になってしまった為に、もっと広くの人に使ってもらえるようにと作った合板の椅子。ついにはそうした椅子も彼の期待した社会性を得る事がなくて、本人が言う家具ゲームにたどり着いたこと。
多木浩二による解説は思い切り分かりやすい。ここまで整理してしまって良いものだろうか。

私はホテルDで見たパイプによる椅子のシリーズや、代田の町家のインテリアが好きで、その後の椅子にあまり興味がなかったのだけれど、多木、伊東、坂本の対談ビデオを見るのに、上の写真の椅子に小一時間座っていたのだけれど、見た目と違って非常に居心地が良かった。意外だった。

私の部屋の合板による一面の棚も、私自身は与えられたコンクリートの箱と、要求された収容能力、無いお金による、必然の帰結であって、世の中で言うデザインなどとは一番離れたものだと思っていた。けれど、坂本先生と大橋さんによる南湖の家の全面の棚が頭のどこかにあって出て来たものだったのかも知れない。

2006-11-12 カテゴリー: DESIGN, 建築, 椅子 | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (0)

本物LCW

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秋葉原に行ったついでに、ヤマギワリビナで本物LCWに座って来た。いや〜何もかもが違う。
座り心地も別物だ。
お金のある方にはこちらを勧めたい。
けれど、LCWの本物をヤマギワで買うと10万円を越す。
3万も出して中国製の偽物を買うことはないと思うけれど、一万円代だったら選ぶ人がいても不思議はない。


Vfsh0009
ついこの間まで人の真似ばかりしていた日本人が大きな口はきけないけれど、
何でも中国で作れてしまうとも言えるし、あそこでは何一つモノをを作れないとも言える。
10万円の品を9000円で作れるけれど、10万円で売れるものは作れない。
大きな脅威ではあるけれど、むやみに恐れる必要もない。
(退職した団塊の世代が行って品質管理をすることも出来る、
なめて掛かれば日本もデトロイトになってしまう可能性は大きい)
何十年か前に欧米から日本がどう見えていたのか少し分かる気もした。


PS
何年かするとデトロイトの意味が変わってしまうかもしれない。
クライスラーは真っ先に弱音をはいて、ベンツと組んだけれども、業績は回復していない。
フォードはジャガーやアストンマーチンも手放すらしい。
GMもすっかり落ち目でゴーンにすがりたいのが本音だという話だ。
そういう2006年夏の終わりの話だ。

PS
フリッツハンセンの子供サイズの実物を初めて見た。これはかわいい。普通サイズより魅力的に思えた。

2006-09-20 カテゴリー: 椅子 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

eames LCM 9000円?

Lcm

ヤフーのオークションを見ていたら、イームズのLCMが8500円、終了間際で内容もろくに確かめずに9000円で落札。

アメリカのネットショップでハーマンミラーのLCWを確か4万5000円程で売っていた。

日本ではLCMが8〜9万円、LCWは10万円。

中古かなとも思ったけれど、お店で売っている新品らしい。
ネットショップで買えば3万円

ヤフーのオークションだと9000円で買えることもある。

種を明かせば、中国製の偽物らしい。
オークションのクレーム欄には当然、偽物じゃないかとの書き込みがあった。
意匠登録の期限が切れれば、どこでも作れる。ハーマンミラーだけを本物扱いするのもおかしいと反論してあった。
選択肢が多いのは良い事だけれど、これだけ色々な製品と値段が並ぶと買う側の考え方を問われる。

結局、消費税と高い運送費(5000円)と振込手数料とで14600円程になった。
埃を払わずに塗装をしたのだろう艶消しクリアの下に埃が見える。膝の下に来る前縁のアールも少し不自然だ。

この値段では文句も言えないと思うし。日本製の学校椅子2500円では塗装ミスなど考えられないとも思う。
どんなに安くても又偽物が増えてしまった事に何か負い目も感じる。

PS
買った後でこのお店を調べていたら、LCWもあった。こっちの方が欲しかった。
ただ脚の開き方が少し違うような気もする。
Lcwchina

追記

このTIMUSで買ったLCMは着いてすぐ背板とゴムマウントがはがれてしまった。LCWも買ってから2年程で同じ所がはがれてしまった。LCMの時はすぐに背板を送ってくれたので問題には思わなかったけれど、今は壊れても知らんと断っていると開き直られてしまった。言う事には本物も良くはがれるというのだけれど本当だろうか。

2008 12/26

2006-09-14 カテゴリー: 椅子 | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (0)

偽物の修理完成

Tohnetza_old
上の写真は修理に出す前の座のクローズアップ、古くはなっているけれど、籐に傷がなくて、緻密な編み方、何より丸い座の周囲の穴に一本づつ籐を通して、丸い座の上で編んであるのがわかるだろうか。
Tohnetza_new
下は今回の修理後の写真、これは他所の平面上で大きく編んだシートを丸い座に合わせてカットしている。周囲に溝を掘って外周の端部を溝の中に押し込んである。とっても合理的な方法だとは思う。
もし、上と同じように座に合わせて一本づつ編んで行くと修理費は45000円だそうだ。

最近は籐の質が落ちているという話は聞いている。しょうがないのだと思うけれど、籐にはあちこちに傷があって簡単に切れてしましそうだ。
あまり座ったりはしない方が良いかも知れない。座れない椅子、トマソンのようなものか。
或いは、これは椅子ではないと貼り紙をしようか。
いずれにせよ、用をなさぬ芸術とでもいえるものが、我が家に誕生した。オタクにとってのフィギュアみたいなものかも知れない。

部屋の中に綺麗な椅子があるのと、破れた椅子があるのとは随分感じが違う。
籐の質が悪いのも、誰かに一本づつ編めとも言えないのも、この時代のせいで今回の修理のせいではない。
修理自体は大変迅速かつ真摯にやってもらった満足している。

東加工所

2005-12-02 カテゴリー: 椅子 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

偽物分解

Tohnetbunnkai
件の偽者トーネット、破れた籐の座を修理してもらえるかも知れない。座だけ分解して送れば安いらしい。
座は何本かのボルトと木ネジを抜くことで、簡単にはずすことが出来た。
ばらつきのない均質なパーツをボルトとネジで誰にでも組み立てる事が出来る。
その後のモデルTフォードや、同じくオーストリアのIMCOに続く、前世紀から今世紀初頭の工業による大量生産品であることが良く分かった。
(偽物を分解したぐらいで分かったような話をするのはおこがましいか)
肝心の籐の座の修理、12000円と消費税だそうだ。1500円で買った椅子にと思うと決心が鈍りがちだ。

2005-11-19 カテゴリー: 椅子 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

本物トーネット

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たまたまトーネットの本物、現行品の写真が出ていたので、私の偽物と比べて欲しい。本物が失ったものが偽物には残っているように思えるのは単なる贔屓目か。

2005-11-17 カテゴリー: 椅子 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

教会椅子?

Kyoukai_isu_2
Kyoukai_isu1
もう20年程前だろうか、荻窪あたりの環八沿いのお店で見つけた。当時設計をしていたお店に入れた。20か30数も揃っていて、一脚五千円程、私は良い買い物だったと今でも思っているが、クライアントは必ずしも喜んでいなかった。お店に入れた分の他に、バラバラに壊れた奴をおまけにもらって来た。自分で組もうと思っていたのだが、長い間放ってあるのを見かねて父親が組んでくれた。いびつに少しよれてしまったのも御愛嬌の内だろう。
背中についた箱は、賛美歌を入れていたのではないか。だとすれば教会で使っていたものかもしれない。

2005-11-16 カテゴリー: 椅子 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

スタルク

Stulk
今度は椅子の話。名作シリーズに中々手の届かない私の椅子はどれも無名で安物か偽物に成りがちだ。
その中では珍しく作家のハッキリしている例外がこの2脚。
スタルクでは同じプラスチック製で、背と側面がつながって朝顔状に広がった、籐の椅子の形のコピーをしたやつ(ロード・ヨーだったかな)、も好きだ。

PS
世間では安物かもしれないけれど、私の椅子の中では例外的な高額商品だ。

2005-11-02 カテゴリー: 椅子 | 個別ページ | コメント (2) | トラックバック (0)

学校椅子

Schoolchair1
そもそもスチールパイプによる学校椅子というジャンル自体がプルーベによるものだとすれば、後ろ足は違うけれどその原型を良く留めているとは思う。
16年程前に正価で4500円、購入価格は2500円程だったと思う。4脚でも1万円はしなかった。費用対効果の点でこれを上回る椅子にはお目にかかったことがない。
もとは代官山でレストランを沢山やっていたひかるさんに教えてもらった。椅子の他にも化学用や工作用の机やスツール、安くて丈夫で、シンプルなものがいくつかある。
初めての仕事だった喫茶店でも限られた予算の中でこれしかないとこの椅子を使った。
何年かして軌道に乗った頃に、あやしげな籐の椅子に替えられてしまった。
安いからだけで選んでいる訳ではないことに、その時気が付いた。怪し気な籐の椅子より、ずっと良かったのに。

2005-10-26 カテゴリー: 椅子 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

トーネット?

Tohnet2_1
勿論、トーネットではない。多分、秋田木工かどこかの偽物だと思う。
本物はコルビジェが多用したことで有名。脚が楕円断面のガラステーブルにはこれの本物を合わせるのが正解だそうだ。
東西ドイツの分断と統合のせいで何種類かの工場があって、本物にも、何種類かあるらしい。
日本の代理店から入っている本物は、ラインがモダーンでクリーンに整理されてしまっている所為で、少し古めかしいこの偽物にも、愛着がある。
随分前に下北沢の古道具屋で一脚1500円で二脚買った。
その後、座の籐が切れてしまって、一つは捨てた。未練があって使えないまま、一脚だけ残してある。
秋田木工に聞いたら、お金をかければ、修理も出来るのだけれど、今は籐の質が悪くなって、直ぐに切れてしまうのだそうだ。
直せる所があれば、ちゃんと直してやりたい。

2005-10-21 カテゴリー: 椅子 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (1)

椅子

Isu__1
ウェグナーやモーエンセン、アールトにイームズ、欲しい椅子は沢山あった。
今でも欲しい。
若い時には、いつか欲しい椅子を買うだけのお金と、置く場所が出来るといいなと考えていた。
そんな事を考えていた頃から随分時間が経ったけれど、今だに実現しない。
ただ、時間が経っただけ、色々な経緯で集まった椅子もいくつかあって、ここいらが私にとって、分相応ということかもしれない。
誰もが認める良い椅子をお金にまかせて集めてみても、
これがグッドデザインでございますと、
今さら言ってみても、始まらない気もしてきた。
各々の椅子との経緯を大事にすることで、人様にとって意味の無い椅子が、私にとって大事な家具になる事もあるだろう。
等しく誰にとっても価値の高い名作椅子を追い掛けてもしょうがない。

なぁーんて、貧乏人が言っても、負け惜しみにしか聞こえない。
アァ、本当は、欲しい椅子を沢山並べて自慢がしたい。

2005-10-19 カテゴリー: 椅子 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)