ウェグナーやモーエンセン、アールトにイームズ、欲しい椅子は沢山あった。
今でも欲しい。
若い時には、いつか欲しい椅子を買うだけのお金と、置く場所が出来るといいなと考えていた。
そんな事を考えていた頃から随分時間が経ったけれど、今だに実現しない。
ただ、時間が経っただけ、色々な経緯で集まった椅子もいくつかあって、ここいらが私にとって、分相応ということかもしれない。
誰もが認める良い椅子をお金にまかせて集めてみても、
これがグッドデザインでございますと、
今さら言ってみても、始まらない気もしてきた。
各々の椅子との経緯を大事にすることで、人様にとって意味の無い椅子が、私にとって大事な家具になる事もあるだろう。
等しく誰にとっても価値の高い名作椅子を追い掛けてもしょうがない。
なぁーんて、貧乏人が言っても、負け惜しみにしか聞こえない。
アァ、本当は、欲しい椅子を沢山並べて自慢がしたい。
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