Things that I used to do.

役に立たない事ばかり

  • ホーム
  • アーカイブ
  • プロフィール
  • Subscribe

2025年4 月

日 月 火 水 木 金 土
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

アバウト

最近の記事

  • 続Qobuz
  • 石田吉平劇場
  • Qobuz
  • Pacific Nations Cup Semi Final サモア
  • 世界の旅
  • 堀江と山沢
  • ジョン・シンガー・サージェント
  • キッド クレオール
  • 不思議なピーチパイ

カテゴリー

  • 1.始めるにあたって (1)
  • airplane (13)
  • AUDIO (129)
  • automobile (89)
  • bicycle (13)
  • books (21)
  • boots (7)
  • clothing (9)
  • crafts (44)
  • DESIGN (53)
  • foods (57)
  • goods (13)
  • maintenance (24)
  • motion picture (80)
  • motorcycle (56)
  • music (93)
  • paintings (39)
  • RUGBY (79)
  • tools (43)
  • works (10)
  • コンピューター (14)
  • スポーツ (3)
  • テレビ (1)
  • 宗教 (3)
  • 建築 (62)
  • 旅行 (1)
  • 時事問題 (12)
  • 椅子 (17)
  • 科学 (2)
  • 言葉 (24)
See More
フィードを購読
Powered by Typepad

ウェブページ

りんく

  • aki's STOCKTAKING
  • MyPlace
  • 漂泊のブロガー
  • mirima:
  • KARAKARA-FACTORY
  • hibicore
  • �Der Klang vom Theater (ドイツ〜劇場の音と音楽)
  • きっと見つかる! 日本のスーパー建築家|建築家とのリフォーム・注文住宅は建築家オウチーノ

戦争の功績

 

戦争で良い事は一つも無いと思います。学校を早めに卒業させられて、召集後理不尽の塊の様な軍隊に入れられる事を、そして無残な結果が待っている事を、当時の軍国青年は嫌とは思わなかったのかも知れません。勿論今の私達から見れば不幸にしか見えません。一つ例外があるとすれば本来軍人でも無い多くの若者が飛行機に乗れた事です。それで死んだ人が多かった事を考えれば、良かったと言って良いのか分かりませんが、父に拠ればヒコーキの操縦は本当に素敵な物だった様です。戦闘機でヒラヒラ飛んで回るのがどんなに楽しいかは想像するより他無いのですが、男の子の夢とマットは言ってました。

ロールスロイス製はオイル漏れが酷くて、パッカード製の方がマシだったなんて話は初めて聞きました。トラやBSAのoil漏れは当たり前でその点ではW1やXSはずっとマシなんて話を思い出しました。二次大戦当時の日本のエンジンも精度が悪くてoil漏れは当たり前、だのに墜落したB29のエンジンにはオイルの滲みさえ見えなかったなんて話も聞いた事がありました。

2022-01-20 カテゴリー: airplane | 個別ページ | コメント (0)

愛さずにいられない

2022-01-10 カテゴリー: airplane | 個別ページ | コメント (0)

Fieseler Fi 156 Storch

好きなヒコーキは沢山ありますが、DC3とデ・ハビランドのタイガーモス、そしてフィゼラー・シュトルヒも昔から好きでした。偵察、索敵のためコクピットのガラス(アクリルかな?)が胴体から横にはみ出ています。下も見られるし、天井も素通しですから上も見えます。張り出したガラスで後ろ上方も見えます。ガラス面積が多い分、胴体と翼がどう繋がっているのか良く解りませんでした。モノコックと言うよりは、カロッツェリア・トゥーリングの「スーパーレジェーラ」やポルシェの917と同じ様なバードケージフレームになっていることが解りました。エンジンもV8を倒立で載せているのはBf109と同じですね。背面後方のガラス割りやエンジンレイアウト、自慢のSTOL、離陸距離の短さも良く解ります。

2020-01-12 カテゴリー: airplane | 個別ページ | コメント (0)

1938Hispano-Suiza

 

自動車を飛行機絡みで語ろうとすれば幾つか候補は有りますが、前述のスピットファイアエンジンのロールス・ロイスに負けないくらいに格好の良いやつってこれくらいかな。1938年ですよ超格好良いと思います。飛行機と自動車双方に関わる企業は幾つか有ります。ロールスロイス、ダイムラー、BMWはエンジンの提供に留まりますが、飛行機自体に関わる企業はサーブやスバル、そしてこちらのイスパノスイザです。他にもあるかも知れません。一つの企業では有りませんがマーコスとモスキートの話も大好きです。アッFiatも作ってましたね。飛行機じゃないけどミサイルならマートラ。段々思い出してきました。おっと三菱にブリストルと来ましたが、こんなところで語りつくせる筈も無い。そもそも岡部いさく大先生の大冊’クルマが先か?ヒコーキが先か?’を思い出した途端に、私なんぞが語る事はお門違いも良いところと気が付きました。ヤーメタ

クルマが先か?ヒコーキが先か?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お勧めします。これは二冊目ですが、三冊目まで持ってます。アマゾンに紐付けしたお陰で、4号、5号が出ている事に気が付きました。続きを買わなきゃ。

2019-05-05 カテゴリー: airplane, automobile | 個別ページ | コメント (0)

マーリンエンジンのロールスロイス

 

ジェイレノズガレージでは毎回、興味ある車が取り上げられますが これは凄いっす。ただのロールスロイスじゃ有りません。ロールスロイスはロールスロイスでもスピットファイアのマーリンエンジン付きです。戦争中P-51Dムスタングの為にパッカードでマーリンエンジンを作っていたのは聴いた事が有ります。(ムスタングってアメリカが企画した戦闘機じゃ有りません。イギリス軍がアメリカの会社になんでも良いから早く作れるの頂戴と発注した戦闘機です)飛行機のエンジンを車に載せようとすれば、ギアボックスはどうするんだっていうのは当然思いつく困難ですが、他にも凄い所は沢山あって、興味深いのは新しい部品との組み合わせです。ウェバーのダウンドラフト(インテークマニフォールドも3Dプリンタで作ったみたいです)にステンレス製のエキパイ、ディスクブレーキ、黒いヘッドカバーと赤い文字、新しい部品と本来の部品との組み合わせが絶妙です。古いものに本来の時代とは違う部品をつけてもまずロクな格好にならない物です。けれど、このエンジンはため息が出るほどカッコが良い。センスが良いなぁ。飛行機用のエンジンは遥か昔から4バルブだったという事でしょう。ステンレスエキパイの入口が少し扁平になっている所はF1やmotoGPなど最新のレーサーにそっくりです。大戦当初1000馬力が当たり前だった戦闘機のエンジンが大戦末期には2000馬力になっていきます。日本でもアメリカでも新しく大きなエンジンを作って対処しました。けれどムスタングはエンジン自体を変えずに過給機などの開発で馬力を上げました。ムスタングが大戦中の最優秀機と呼ばれスピットファイヤが大戦末期まで活躍できたのはこの所為です。過給機を外して自然吸気にしたって自動車には十分なパワーであることも想像できます。

追記

話は飛びますが、今日チャーチルの映画を見ていたら、ルーズベルトにP-40をおねだりしている所が出てきました。この話が新しい戦闘機の開発に繋がります。P-40を頂戴って話ですから最初はムスタングもP-40と同じアリソンエンジンでした。けれどアリソンエンジンはアメリカ軍機製作に回されて、他所の国の戦闘機には使わせて貰えません。仕方が無いのでイギリス製のマーリンエンジンを載せたらこれが良かった。アメリカでもマーリンエンジンを作ろうって話になりました。普通は発注者たる軍の作った要望、諸元に基づいて軍と馴染みの会社が戦闘機を作る訳ですが、イギリスの切羽詰まった要望に応じてくれたのは実績も無い新参の会社で、おまけに経験もない会社の社長は100日で作りましょうと見栄を切ってしまいました。こうした特別な条件の中、よその国の注文でよその国のエンジンを乗せた大戦最優秀機が誕生する訳です。

 

キャブレターでなしに過給機の着いた本来の姿も見て下さい。

過給器については以下の動画を

2019-05-04 カテゴリー: airplane, automobile | 個別ページ | コメント (0)

battle of britain

 

中学の頃、日比谷の映画館で見た覚えが有ります。ドーバーを挟んだフランス側、飛行場には遥か遠くまでハインケルの爆撃機が並んでいたのを覚えています。並べたのは飛ばないドンガラかもしれませんが、ハインケルHe111は良く出来ているし、出て来るハリケーンやスピットファイアは本物に見えました。メッサーシュミットの109も実際に飛べる本物です。唯一残念なのはこの撮影の暫く前まで、スペイン空軍で使われていた109のエンジンが載せ換えられていることです。本来であればプロペラスピナーの上にコブがあって、下のカウルは直線的であるはずです。それはクランクシャフトが上でシリンダーヘッドが下に、DB601エンジンが倒立で載せられている所為です。(これは昔有賀くんに教えてもらいました)だのにスピナーの上にコブが無く、エンジンの下に緩いアールのふくらみが見えます。 それは水冷のエンジンが正立で載せられている所為です。下のYouTubeのコメント欄には、同じことを嘆いている人がいました。ダイムラーではなく、事もあろうに宿敵ロールスロイス・マーリンなのです。

 

Merlin

 

 

 

 

 

 

 

 

マーリンエンジンのヘッドとクランクシャフト、プロペラ軸との関係をご覧機ください。プロペラ軸の上にコブが無くて、下側の顎の膨らんだカウリングがエンジンの形に依る事が判ります。

 

DB601

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方で本来の、倒立で載せられたダイムラーDB601をご覧ください。プロペラスピナの上からクランクケースの角が飛び出ていて、下に向けられたヘッドの下には膨らみが有りません。

2018-11-18 カテゴリー: airplane, motion picture | 個別ページ | コメント (0)

アハハ、飛べフェニックスみたいだ

 

 

誰もが知っている外側の形より、フレームと一体になったリーディングトレーリングアームサス、もう一つがシート構造、簡便で美しい二つの工夫がもたらす乗り心地が2CVの最大の美点でしょう。4輪を2輪にするには、縦に2分割すれば良いようにも思えますが、操舵と駆動を前輪で兼ねるFFが、モーターサイクルと同じ様に前輪操舵、後輪駆動になっています。事は思った程簡単ではありません。本来のトレーリングアームをぐるっと180度回してリーディングアームとする事でホイールベースが短縮されています。でも前輪にはリーディングアームサス(多分ショックユニットも)がそのまま生かされています。左側からの写真を見ても車軸の駆動方法が解りません。右から見えるブレーキドラムの裏に反対側のドライブシャフトが有るとすればタイヤの真上辺りに来そうです。(アレッ2CVってインボードブレーキなの?)ドライブシャフトを直接タイヤに押し当てているととすると、ソレックスと同じでフランス人には馴染深い駆動方法です。けれど、リヤサスがリジットなら解りますが本当に動くとするとドライブシャフトを押し当てるには工夫が必要です、エンジンはフレームに固定されている様に見えるし。謎が残ります。

アッ 人が乗ると体重でタイヤに押し付けられる、クラッチになっているとか?

2018-07-30 カテゴリー: airplane, automobile, crafts, motorcycle | 個別ページ | コメント (0)

ダンケルク

亡くなった父はスピットファイアが大好きで、昭和17年の卒業制作もスピットファイアの翼を鉄骨で作る航空記念塔というものでした。戦争中に敵国戦闘機が好きってどうだったのでしょうか。(一緒に工芸科図案部を卒業した久保さんの卒業制作もスピットファイアですが、左右に幾何学形態と有機形態があってその重なる所に船とスピットファイアの三次曲面を配置した凄い作品です。記念塔の方はともかく、こちらの卒業制作は機会があったら見て欲しいと思います。)

父のスピットファイア好きを知る人からスピットファイアの出てくる映画を勧められました。充分以上に楽しめました。ケチを付けよう、揚げ足を取って貶めようって話じゃ無いんです。けれど、気になる所があって覚えを残して置きたいと思いました。

宇都宮の飛行学校を出た同期はそれぞれの適性に合わせて部隊が決まって行きました。最新式の三式戦や四式戦に乗る人もいたのに、父は少年飛行兵の教官にされて九七戦をあてがわれたそうです。二枚プロペラ低翼単葉固定脚、陸軍では隼の前、ノモンハンの主力機でした。他所では言わないと思いますが、家族の中では俺は上手かったのにと悔しがっていました。三式戦に乗った人は皆死んでしまったそうですから、生き残ったのは九七戦のお陰でしょう。空戦の強者ではありませんが、戦闘機乗りのはしくれではありました。

戦意高揚の為、大戦中から空戦の映画はありました。映画やプラモデルの箱の絵には一つの画面に何機もの飛行機が飛び交っているのが普通ですが、巡航中の編隊ならともかく空戦の中では二機三機の飛行機が一つの方向に長く平行して飛ぶ事は考えにくいと思います。互いに向きの違う戦闘機が200キロ300キロですれ違っても相対速度は400キロ500キロになります。一つの視野に入るのは一瞬の事です。あれはおかしいと常々言ってました。

飛行機は何も無い所をまっすぐ飛んでいる様に見えますが、絶えず向きの変わる風の中を舵や推力を調整しながら飛んでいます。今のジェット機の事情は違うかも知れませんが、大戦中の戦闘機はプロペラの推力と大きな翼でかろうじて浮く凧の様なものです。風に煽られて浮いたり、エアポケットで落ちたり、横風で吹き飛ばされたりしながら飛んでいます。冒頭の三機編隊は翼を接する様に飛んでいますが、見せる為の曲技飛行でない限り風一つで互いをぶつけかね無いあんな飛び方はしないと思います。

大戦前半にどれだけのレーダーがあったのか知りませんが、実用化されたのは後半かと思っていました。今時の戦闘機やミサイルがレーダーを避ける為高度を下げるのとは違うとすると、海面すれすれを飛ぶのは不自然とも思います。敵機との遭遇時にも低いポジションは不利です。洋上の索敵の為には雲の下を飛びたい、高度を上げられないとは思います。けれどあんなに低くては見渡す事も不利に思えます。画面に大きな機影を見せたかった映画の都合でしょうか。

車のバックミラーは車線の後ろを見る事が出来れば良い訳ですが、戦闘機のバックミラーは後ろ全ての広い範囲をを見る必要があります。近くても何十メートル、何百メートルか離れた機影は点の様なものでしょう。バックミラー一杯に映る後続機ってどれだけ傍にいるのでしょうか。真後ろに居たってあんなに大きく映る筈は無いと思います。

勿論私は空戦を知りません。けれど後ろに付かれたら撃たれるものと考えます。過去映画の空戦シーンでは後ろに付かれたと気づいたら水平だった主翼を垂直近くまでバンクさせて落ちる様に旋回して逃げるのが常道かと思っていました。左右にフラフラするだけでは逃げられ無いのは当たり前に思えます。これは素人の違和感に過ぎません。

主役のスピットファイア3機の他にも、ドイツ側のユンカース・スツーカ、ハインケルHe111、メッサーシュミットBf109と出てきて楽しめました。Me109は黄色いエンジン部分の形が替わっていて、あれは何十年か前の映画Battle of Britain(邦題は空軍大戦略)でも出てきたスペイン空軍で残っていた個体かも知れません。何度も言いますが、気になる所を覚えて置きたかった。文句を付けようって話じゃ無いんです。

西部劇や戦争映画が沢山作られていた頃には文法みたいなお約束があった気がします。70年代になってあれは作り物だった今こそ真実の西部劇をなんて話がありました。作られたお約束に縛られない真実もありますが、沢山作っていた頃には当たり前だった真実が暫く作られない内に失われてしまう事もあるのかなと思いました。今でこそ出来る真実と今は失われた常識の両面があるのかなと。

2017-10-10 カテゴリー: airplane, motion picture | 個別ページ | コメント (0)

ドローン スターウォーズ

2016-06-12 カテゴリー: airplane, motion picture | 個別ページ | コメント (0)

戦争について

戦争は二度としたくない とか、大本営発表がどんなに出鱈目かとか、日本人が日本人を非国民と罵る社会にしてはならない とか、戦後日本での共通理解が成り立たない社会になって来ました。日本人があちこちで晒した蛮行にそんなはずはないと憤る人達が戦争を知らないのは無理のない事かも知れません。私も戦争を知らない世代ですが、父から聞いた話を幾つか残しておきたいと思います。

私が残しておきたいのは、取るに足らない戦争の細部と今は失われたのかとも思われる常識についてです。父が戦争中に戦闘機に乗っていたとの話だけで零戦乗りにさせられてしまいました。ご存知でしょうか日本にもアメリカにも空軍は無かった事を、陸軍航空隊と海軍航空隊があって夫々違う戦闘機に乗っていました。イギリスのロイヤルエアフォースRAFとドイツのルフトバッフェは既に独立した空軍でしたが、アメリカにも日本にも空軍が出来るのは戦後の事です。零戦は零式艦上戦闘機、海軍の戦闘機です。陸軍の父が乗る事は在り得ません。日本でもアメリカでも陸軍と海軍は仲が悪くて戦争映画ではパーティーで居合わせた陸軍と海軍の乱闘シーンが良く出てきます。

敵基地から駐機している戦闘機に飛び乗って脱出する主人公や、隠れた入江の中からパイロット一人で飛び立つ映画がありますが、それはセル一つでいつでも走り出せる今時の自動車と同じように考えている所為でしょう。起動車をプロペラの前に据えて、質の悪いガソリンとプラグに苦労しながらエンジンを始動するのは一苦労だったと言ってました。更に暖機が必要ですから、今時の車を乗り出すのとは訳が違います。暖まっていれば、飛び乗って一人で走り出す事が出来ないとは申しませんが、冷えてしまったエンジンを始動するのは簡単な話でもありませんでした。(工作精度が高くガソリンとプラグにも恵まれたアメリカでは少し気楽な物だった様です。)戦闘機乗りだけで飛行機が機能するかの様な勘違いもあると思います。何時間か飛んだ一台の戦闘機に、次の飛行まで何人か整備兵がつきっきりで面倒を見て、やっと飛ぶんだという事をご存知でしょうか。(今でもF22は1時間飛ぶのに30時間の整備が必要です。)飛行機の何倍かの人数の整備兵がいないと基地が成り立たない事をイメージ出来ますか。

重機関銃をランボー一人が抱えて撃ちまくるなんてのもナンセンスだと思います。(映画に必要なのは分かりますけど)私の父は航空隊に行く前には機関銃部隊の分隊長だか小隊長だかでした。機関銃一台の一分隊に馬が二頭と弾薬を運ぶ荷車と、メンテナンスキット、本体の機関銃は4人で一本づつ脚を抱えて移動します。凍てつく大地やそれが解けてドロドロになった荒地で荷車を押して、陣地を構築して諸般の用意整備を整えて撃てる様になるまで、1分隊8人だか10人だったか忘れましたが、一台の機関銃の用意には大変な手間が掛かる事が無視されている気がします。

次の話は親父からではありません。オートバイチューナーとしての意地だけで、何度か巨大メーカーの鼻を明かした吉村秀雄は、集合管とポップの名前で世界に知られました。戦争中は飛行機の整備兵をしていたそうです。撃墜されたB29を見に行ってプラスネジに驚いたとの話を読んだ事があります。マイナスネジをハンドツールで回すのと、直ぐに中心が出せて電動ツールが使える(回転トルクの管理も容易です。)プラスネジとでは正確さと生産性に大きな差があります。それを見抜いた吉村は日本の負けを確信したそうです。日本だけでなく世界でプラスネジが当たり前になるのは戦後の事です。沈頭鋲一つで自慰行為に耽るのは勝手ですが、あれも日本人一人の発明とするのは無理があります。

ガソリンの質やネジ一本、工作精度など基礎工業力の差が飛行機や機関銃の運用時には大きな障害になって現れます。勇ましく飛び立っていく戦闘機や、撃ちまくる機関銃は戦争のほんの一部にすぎません。

2016-01-30 カテゴリー: airplane, maintenance, 時事問題 | 個別ページ | コメント (0)

4th AAF automobile art federation 作品展

4th AAF

今年もオートモビル・アート連盟作品展が6/30日まで、市ヶ谷の山脇ギャラリーで開かれています。今年はお上手な物が多いと思いました。見ていて恥ずかしかったり、下品だなと思う物も少ない気がしました。イラストばかりでなく模型も何点かあって、バイクのフルスクラッチ(インディアン)はとても綺麗でした。感心する絵が何点も有りました。

佐原さんや佐藤さんの背景の処理にはバーニー・フュークスに似た所が有る気がします。

2015-06-25 カテゴリー: airplane, automobile, motorcycle, paintings | 個別ページ | コメント (0)

ドローン

今日のテレビでは、官邸の屋根にあったドローンに付いて、テロじゃないかとか、規制が必要だとか、登録が必要だとか騒いでいます。

検出された放射能がセシューム134と137だと言うのだから、福島では問題無いとされている放射能を、官邸に持って来ただけで大騒ぎするのは、矛盾じゃないかと言う問題提起が事の本質でしょう。

脅迫状が届いた時に内容も確かめずに、郵便制度の危険性などと言い出すのと同じぐらい馬鹿げて見えます。

裁判にでもなって、これが如何に危険な行為であるかを官邸側が主張したり、一方で汚染水が漏れ続けても安全と言い張ったりすれば、もっと面白くなるのにな。

 

 

2015-04-23 カテゴリー: airplane, 時事問題 | 個別ページ | コメント (0) | トラックバック (0)

フランク・コスティンの合板フレーム

フランク・コスティンは戦争中、デハビラント・モスキートの設計に係わって、戦後はその経験を活かして合板フレームのレーサーや市販車を作りました。アルミパネルに依るバスタブ・モノコックはこの合板フレームをアルミに置き換えたものと言ったらマズイでしょうか。

この面白さをどうしたら伝えられるか、少ない参考写真とつたない文章でもどかしい思いをして来ました。見事にまとめたサイトを発見しました。素晴らしい。

(速く走る為、大きいエンジンや太いタイアも一つの方法ですが、軽くて空気抵抗の少ない、効率の良い物を考えて行く手も有りです。フジキャビンやトヨタS800と似た所がある気がするのは思い過ごしでしょうか。)

こちら

Threequarter_rear_view Xylon3Marcos_wMarcos_restauration_new_wood_nose_section_oct_2006_010

2014-09-26 カテゴリー: airplane, automobile, DESIGN | 個別ページ | コメント (0)