雪も降っていて,外に行く気も起きません。残り物でパスタを作りました。
5キロで780円のディチェコという例外的な事態をはぶけば、やまやで買う3キロで600円程のパスタが一番安かったと思います。500グラム当たりでは100円程でしょうか。
高円寺に出来た”業務スーパー”(普通名詞ではありません。お店の名前です)で買ったベスラは500グラムで78円、丁度安売りのディチェコと同じ値段です。何時でも500グラム単位で買える事を考えれば一番安いと言えると思います。
トルコ製です。バリラやディチェコと同じかと問われるとそこまでの自信は有りませんが、十分以上に美味しいです。やまやのイタリア製とは同等以上、日清のマイシェフよりずっと美味しいです。
この”業務スーパー”ですが、全てとは申しませんが、びっくりする程安い物が沢山有ります。それが何時でも買えるのも嬉しいです。
ただ、安物を買う侘しさが辛い、コストコの様な楽しさがありません。店内で流れている音楽ですが、他では聞いた事の無いものです。もしこれがJ-POPというものなら一度成敗してくれる必要があります。他ではこんな気持ちになる事はありません。此処に来ると思います。他所で良く聞く物が出来の良いJ-POPで、他所では聞いた事の無い、お店で掛かる物が不出来なJ-POPだとすれば、不出来な物にこそJ-POPなるものの本質が良く現れている気がします。情けない音楽に対する憤りと、安物を買う侘しさとが混じって、この店に来ると不思議な気持ちです。
誤解の無いように申し添えるとすれば、普段ご立派なお店で高価な品ばかりを買っている訳ではありません。むしろ、安物を買う事に喜びを感じる人間ですから、お店の綺麗 汚いに一喜一憂などするはずもありません。人様に自慢の出来るようなご立派な音楽を聞いているわけでもありません。そんな人間を情けなくさせる特別な何かがあるとすれば、あの店内放送だと思う訳です。