現用のプリアンプに付いているボリュームは、アルプスの100KオームMN型2連をバランスに、同じく100KオームA型2連をメインボリュームに使っています。
2連のボリュームの衰減カーブを左右揃えるのは実はかなり難しい事です。ステレオに使った場合は左右のギャングエラーという形で現れます。
前から気になってはいました。段々我慢が出来なくなって来ました。実は本当にボリュームの所為かどうかは、順列組み合わせをかなりやらないと特定が出来ません。(特にマルチなんて始めると不揃いを起こす可能性は他にも沢山あります)
次のプリアンプを作る時には一度バラックを作ってボリュームを比べて見ようと思っていました。そのため2連型4連型のボリュームを幾つか集めていました。けれど今はプリアンプを一台まるごと起こすだけの勇気がありません。現用のアンプに付け替えられる物は限られてしまいます。ステレオ用の長い2連型は全て後ろのトランスにつかえてしまいます。ネットで見つけた24ステップのラダー型アッテネーターを1台づつモノラルで、今のバランスとボリュームの穴を右用、左用に分けて入れて見ました。バランスとボリュームの二つのつまみは使うのに便利です。けれど気軽に流す時には手元のi-tune側で操作が出来るし、本気で聴く時には左右のそれぞれのつまみを廻す羽目になっても構わないと決めました。
楽をしようと始めた改造ですが、穴を空け直す羽目になったり結構な手間になりました。それにいじっていたらテープとモニターのセレクタの回転部分、ベークライトが割れて壊れてしまいました。左右それぞれのボリュームとした所為で今までバランス、ボリュームと2回通っていたボリュームが1回になりました。セレクタ回路も1段飛ばす事が出来ました。回路は短く出来ました。ギャングエラーも解決しました。今日の所はこれで勘弁してやろうと思います。
オーディオ趣味人の、いかにも正月らしい時間の使い方って感じがします。
投稿情報: UMAGURUMA | 2010-01-02 20:44
あまり熱心な方ではないのですが、それでも普段は手の出ない事が出来ました。
こんな誤摩化しでは無く、いつかはプリアンプを一台やらなきゃいけないと思っています。
なかなか決心がつかないけど・・・・・。
投稿情報: kawa | 2010-01-04 01:17