いや〜、ここまでやるのか、凄い。高張力鋼板や溶接のスポット増し、フレームの詰め物(両面プレスの最中の中に発泡性の詰め物をする事で、中がすだらけの鳥の骨の様に軽くて強い物が作れる)をレースの為の補強に使うのは知っていましたが、量産車でここまでやるとは。
人間の目はカメラに比べてダイナミックレンジが広いのですが、それでも陽の当たる葉は緑でも木陰の幹は真っ黒です。ましてカメラなんて暗い所を見れば視界の中の明るいところは真っ白で、逆光では人の顔は真っ暗が当たり前だったのに、補正が出来るんですね。レコードで言えばRIAAカーブの様な事でしょうか。カメラで黙認されていた事が車では許されなかったと。
本来、水平対向エンジンは直列4基等に比べて前後長が短く、問題はヘッドカバーからヘッドカバーまでの横幅の方じゃ無いのか、エンジンの前後長さを決めるのはシリンダーの径と間隔だと思っていました。クランクの厚さまで虐めるなんて想像もしませんでした。クランクウェブの薄さに呆れ返りました。コンロッドのビッグエンドの位置角度を完全な水平対抗からずらしている、面圧の違いでピストン側面の模様が上下で違うって、なんだこれ。こんなのに張り合うより、明日にでもエンジンなんてやめてモーターを使えば。気違い日本人の先行を許さず、皆んなで一緒にヨーイドンが出来る。こう考えるのは中国人だけじゃ無いんです。俺たちはディーゼルでも綺麗な空気が作れるなんて嘘をついたのに日本に敵わないことがバレたヨーロッパまで電気化に踏み切りました。日本はいつも誰も付いて来れない所まで行っちゃった挙句、世界を敵に回しちゃうんだな。モーターが当たり前になればこうしたエンジン技術も携帯同様ガラパゴス化決定でしょう。