オープンサイドフランカーの浅くて前に出るディフェンスが好きです。昔の同志社の様に地力に自信の有るチームは無理して飛び出す様なディフェスをする必要はありません。ディフェンスラインにギャップを作らぬ様にゆっくりタッチへ押し出せば良い訳です。これは一対一に自信の有るチームに向いたディフェンスです。飛び出す様なディフェンスは、オフェンスに走り出されたら止められない、その前になんとかしたい、弱者の捨て身と言えるディフェンスです。他にも、ゲインラインの向こうでポイントが作れれば、ブレークダウンでの優位を確保し易く、更にゲームの展開を早くするのにも効果的です。
ロックだけでなくバックローまで190センチ、2mが世界の標準になりつつあります。その中で180センチ前後の小さいフランカー、フーパー、ポーコックの活躍には意味があります。来年のトップリーグでは、ボーデン・バレットと共にフーパーが見られるかと思うと楽しみです。
でもここで話したいのはフーパーじゃないんです。今は身長を求められるフランカーですが、世界の何処より早いゲームのテンポを
180センチ前後の布巻、松橋が作ってくれないでしょうか。身長や強さで世界と張り合うのは無理があります。世界一テンポの早いラグビーこそ日本の目指すところでは無いでしょうか。ワールドカップ前、イングランド戦の前半ではその可能性が見えた気がします。(後半はエディーさんにやられちゃったけど)
天理大はFW・BKそれぞれに核となる留学生がいて、目が向きがちです。でも天理を天理のラグビーたらしめて居るのは、小さい2番、6番、7番です。あれが対外試合でも出来ないでしょうか。
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