バンド(勿論ザ・バンドの事ですが普段ザを付けない事が多い気がします)のラストワルツ(コンサートは76年末、映画の公開は1978)やホテルカリフォルニアで、一つの時代の終わりが明らかになっていた頃だと思います。フュージョンだのAORだの言いだす人も既にいたと思います。でもジャコもローウェル・ジョージもジェシ・ウィンチェスターもまだ生きていて元気だったんですね。ウェザーリポートのジャコは今の目で見ても格好がいいです。ジェシが兵役忌避でカナダに逃げたのが67年。アメリカでの演奏活動が出来なくて沢山の歌手にソングライティングを提供した後、ジミー・カーターの恩赦で演奏出来るようになったのが77年、帰って来たばかりの映像だそうです。高校では工藤君が大好きだったニール・ヤングですが、私自身がファンだった訳ではありません。でも高校の頃通っていたロック喫茶’キーボード’ではいつも'ハーベスト’が掛かっていました。大好きなリトルフィートの中でも特別に好きな’Dixie Chicken’ですが、エミルー・ハリスとボニー・レイットのコーラスが付いたこれを聞いてから、オリジナルバージョンのバックコーラスが荒くて、聴くのに抵抗を感じる様になりました。二人の声が聞こえる訳でも無いのですが、この動画はCDのオリジナルより綺麗に聞こえます。当時私はエミルーの事を知りませんでした。好きになったのは何年か後、日本のCMで彼女のテネシーワルツを聞いてからでした。この動画でも完璧な美人って訳じゃ無いし、肩を揺らしているだけですが白いブラウスが素敵です。当時のCM動画を探しました。
日本ではリー・リトナーのキャプテンカリブが流行っていて、今更ロックだなんて言いだすのは野暮に聞こえました。浪人をして時代から置いてけぼりを食った様に感じながら大学に入った年でした。
0:14 Intro
0:24 Queen of the Silver Dollar - Emmylou Harris
4:45 Dixie Chicken - Little Feat
8:18 Runaway - Bonnie Raitt
12:40 Rhumba Man - Jesse Winchester
16:06 Like a Hurricane - Neil Young
25:25 Old Folks Boogie - Little Feat
29:22 I Can’t stand Up Alone - Jesse, Bonnie, Emmylou
32:38 Birdland - Weather Report
38:04 Home - Bonnie Raitt
41:51 Nothing But a Breeze - Jesse & Emmylou
46:22 Rocket in My Pocket - Little Feat
50:24 My Songbird - Emmylou Harris
53:43 Sugar Mama - Bonnie Raitt
57:45 Rhumba Mama Teen Town - Weather Report
1:02:17 Rock and Roll Doctor - Little Feat
今は死んでしまった人としてジャコを上げましたが、ウェザーリポートを古いJAZZとは別の新しい物。寧ろリー・リトナーと時代を同じくする物との考えも有ると思います。