2007年の事故から10年近く、シートを掛けただけの雨ざらしで放ってあったTX650です。一旦傷ついた物や錆びた物は仕方がありません。浮いて真っ赤になった錆びは落としますがその下の黒い傷は残したままです。再メッキに出せば一回は綺麗になりますが何年かでまた錆びてきます。良く見れば残る黒い傷も遠くからは分かりません。これ以上の錆びを防ぐためにひたすらワックスを掛けていくしかありません。なんとか走る様にはなりましたが、少し走らせると次々に新しい不具合が出てきます。暮れにクラッチをやり直しました。ケーブルにオイルを通して、ケーブルでプッシュロッドを押すスパイラルのグリースを変えたら桁違いに軽くてキレが良くなりました。破れていたキャブレターのダイヤフラムを替えました。標準で1/2回転戻しのパイロットスクリュウをもう1/4戻しました。冬になって薄くなってたみたいです。暮れも押し詰まった最後に来て見違える様な快走ぶりを見せてくれました。でも横着してそのまま使ったタンクのサビで又コックが詰まってしまいました。まだ完全ではありませんがようやく先が見えて来ました。
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