以前にも木製フレームの自転車をエントリーした事がありました。日本の木製ヨット造船所の職人さんが作った物でした。鉄パイプのフレームと同じシンプルな形と工芸品のような仕上がりが綺麗でした。200万だったか300万だったかだと思います。自転車のダイアモンドフレームは完成された美しい形ですが、溶接の出来るパイプを使う事が前提です。木で作ろうとすると、パイプに代わる軸と軸の接合部のデザインに少し無理がありました。その点で此方の方が木製のフレームデザインとしては無理が無い気がします。重量7.5Kgは偉いと思います。120万だそうです。
個人的な嗜好ですが、フランクコスティンの合板製フレームやランチアラムダのモノコックフレームが大好きです。通じる物がある様な気がします。
トップチューブを高くしてハンドル、シートと並べた所がデザインの目玉ですが、シートステイをヘッドチューブまで延ばして直線で結び、シートポストを延ばす手もあります。シートステイが左右に分かれると戦前のBMWやツンダップ、戦後日本のホンダドリームDやライラックMLにも似て来るな。
トップチューブを止めて、ヘッドチューブとシートステイをそのまま延ばして大きなRのフィレットで繋ぐと丸い盛り上がりが出来ます。シートとハンドルの間にガソリンタンクがあると安心するオートバイ乗りの発想かも知れません。
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