ジャーナリズムに対する不信と書きかけて、聞いた様な言葉を無責任に並べるのは拙いと思いました。報道・マスメディアに対する軽蔑と書き直します。ジャーナリズムという言葉が、報道という言葉とどう違うのかが私に説明出来ない事、疑っていると言うよりはっきりバカにしている事、この二つが理由です。
新聞に対する不信を最初に感じたのは、男の子が大好きな自動車に対して、私有財産たる車は公共交通に対する悪であるかのような偏見を朝日新聞の中に感じた時です。増してモータースポーツに対しては悪意さえ感じました。不信がはっきりと軽蔑に変わったのは外務省機密漏洩事件です。この名前でも明らかな様に問題が機密の漏洩や情事の有無にすり替えられています。本来は沖縄返還に際してアメリカと裏取引をした政府の問題だったはずです。この時の政府の御都合次第、事の本質をすり替えてしまう情けなさに唖然としました。小沢一郎の肩を持つ気はありませんが、昨今の報道が、小沢との権力闘争にさらされた官僚の抵抗に踊らされた物だということは十分に考えられます。
ずっと朝日新聞を読んでいましたが、家を出て自分で部屋を借りる様になって、朝日と読売を交互に取る事で洗剤が貰えることに気が付きました。読み比べてみると、基本的な立場の違いはありますが、左右に分けて考えるだけでは済まない事が増えていると思いました。保守と呼ばれる人達は基本的に環境の問題に関して積極的では無い事が多いと思います。(その論拠はせいぜい武田邦彦などです。品格の藤原正彦も同じ都立西高だそうです。校風なのかな)けれど環境の問題に対して読売は予想外に熱心でした。新聞のどれも信じられるものではありませんが、それぞれにすこしづつ違いはあって、読み比べると意外に思う事があります。昔ながらの左右では読み解けないことがいくつも起きている事があって、意外に大きな違いはない新聞ですが、拾って読んだ産經新聞だけはもうまるで違っていました。全てを昔ながらの右と左の問題として取り上げています。戦後政治の否定から更に国民主権、基本的人権の尊重、平和主義の三点をはっきり否定していました。これは面白い、他にも色々読んで見たいと思っていたら、毎日の拡販にやって来ました。そもそもの外務省機密漏洩事件は毎日新聞でしたね。読んでみると朝日とも又違う判断があって楽しみです。
コメント