入院している間、持って行った本を読んでしまったので、病院の談話室の本を沢山読みました。
藤沢周平と平岩弓枝は、去年の入院で読んでしまいました。
どこかの誰かがこういった本を書いているだろうとは思っていました。
最後まで私の期待を一切裏切る事がありませんでした。
まったく思った通りの本でした。
これを高評価と見るか、そうでないとするか良く解りません。
けれど、最初から最後までその健全な事に驚きました。
私の高校も本当の不良などはいない高校ですし、それほど不健全だった訳でもありませんが、身の回りのあらゆる事に懐疑的で、心根がすさんでいた様に思います。時代と土地柄の違いだけでは無い気がします。
身の回りのサンプルだけで一般化して良いものか心配ではあります。
けれど、都内のあまり評判の良く無い高校から、大学に入って周りを見渡すと、都立の有名校や県立の進学校、それぞれ近所で一番の学校から来た人達は、基本的に人生に対して肯定的に見えました。
それと同じ様な違和感を此の本に感じました。
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