ワールドカップの御陰で、中々見る機会のなかった沢山の国のラグビーを見られるようになりました。本当に素敵なことです。
けれど、そうしたことでプロ化せざるを得なかったとしたら、得たものと、失ったものを比べて見る必要があると思います。
昔の日体大や、しばらく前の関東学院は中々、早稲田のような名門校と試合も組んでもらえませんでした。
民主的でない。確かにそうかも知れません。
でも、一年を通して日曜日土曜日の数はそう多くはありません。特に秋は名門校程古い御付き合いが沢山あります。対抗戦グループもリーグ戦グループも毎年御付き合いのあるチーム同士の定期戦の集まりです。どちらが一部でどちらかが二部、三部リーグといった上下関係では有りません。今は全国地区対抗リーグにも対抗戦にもそれぞれ一部・二部があります。それも最近の話です。何年か前まで一部・二部と言ったリーグの上下がありませんでした。強くなって上のリーグに行く事より毎年の御付き合いを大事にするのが本来ラグビーの考え方でした。
試合を組もうと思えば、相手がいります。勝つ事も勿論大事ですが、御陰でゲームが出来ました。来年もお願いします。という考え方からは、トーナメント方式に繋がりません。トライネーションや、ファイブネーションと言ったリーグはあってもワールドカップなんてトーナメントは、本来ラグビーの考え方に馴染まない所があります。
トーナメントを組んで一番を決める事より、毎年の定期戦を大事にするそんなスポーツが一つぐらいあっても良いと思います。
この話はもう少し続けて考えて行きたいと思います。
これでshin様への返事にかえさせて下さい。
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