先週の土曜日は、塚原さんのお供で、所沢の白根さんの所に御邪魔して来ました。トランス、カートリッジから、抵抗、コンデンサーまで作ってしまう人で、知る人ぞ知るアンプ作りのカリスマだというお話を伺いました。(
館山のレストランにも、世界的に有名なカリスマがいらっしゃいますね。)
ステレオサウンドに載せたり、評論家先生たちに取り上げてもらおうと思えば、何十何百という数をあちこちに配る必要があります。雑誌にも宣伝を載せないとマスメディアに取り上げてはもらえません。
物作り以外に膨大なお金を掛けないと私たちの目には触れる事がありません。
雑誌にも載らない小さなアンプメーカーには、勿論単なる独りよがりも多いでしょう。
けれど、そういったスケールに載らない規模で、素晴らしい物が作られている可能性だってあるはずです。
日本の真空管好きの間では、5極管より3極管、ヒーターはDCよりAC、無帰還、等古い仕組みの方が音が良いとされています。
帰還を掛けると、数字は良くても精気の無い音になる事は私も経験があります。
ウーファーのFゼロ付近でインピーダンスがピークを作ります。この高い抵抗が逆起電力を起こすので、帰還を掛けると低音がでない。など、いろいろと面白いお話を伺いました。盛大にハムが出ていたのも信念に基づいての話だったのですね。
色々感心して、刺激を受けて帰ってきました。月曜日にはH氏にYOKOYAアンプを聴いてもらう約束です。
丸一日空いた日曜日に少しはマシな音にしようとマルチアンプに手を入れたら泥沼にはまってしまいました。
500Hzを境に上を上げるか、下を上げるかだけの話のはずですが、少しいじるとまるでバランスが変わってしまいます。
歪みの少ないシルキーでラッパの迫力の無い音も、ほんの一瞬のことでした。
どこか一つつまみを回すとまるで違う音になってしまいます。
H氏にはマルチアンプの惨状をみてもらった後、YOKOYAアンプでAXIOM80を聴いてもらいました。
アンプの実力も確かめてもらえました。
B&W805もつないで見ましたが、全く良い所がありませんでした。
マルチアンプの完成を待っていたのでは何時になるか判らない。
母の所に持って行く前に、YOKOYAアンプを聴いてもらおうと、今週は塚原さんと玉井さん古川さんに声をかけました。
結局バラバラの状態のオイロダインマルチアンプから聴いてもらいました。最初はサキソフォンコロッサスでハウリングを起こしたり、バランスの崩れた所を見てもらって面白がっていたのですが、デタラメな音を人様に聴いてもらうのに我慢が出来なくなりました。先週はそれなりに楽しめたAXIOM80とYOKOYAアンプの組み合わせも上手く鳴りません。最後につないだ805が今日は良い音でした。
マルチの泥沼は勿論、それ以外まで、何が音をそんなに良くしたり悪くしたりするのだか皆目見当がつかなくなりました。
今日は、お声かけいただきましてありがあとうございました。
私にはすべて驚くようなことばかりで
最近買って満足している「タイムドメイン・ミニ」なんていうのも、まあ子供のおもちゃでしかないというくらい、レベルがぜんぜん違う世界に触れて、感激するばかりでした。
でも、マイルスのミュート、良かったですよ。
私が持っていったグレーメルのバッハも素晴らしかった、です。
また、遊びに行かせてください。
投稿情報: fuRu | 2007-02-17 22:05
全て解決するとも思えませんが、もう少しマシになったら又来て下さい。
又、素敵なソフトをお願いします。
投稿情報: kawa | 2007-02-18 00:31
オイロダインのマルチアンプ化計画読ませてもらいました
完成したオイロダイン、是非聞かせてください。
最近は管(タマ)が手に入りづらく、ロシア製なども高いそうですね。
ところで私は新しいスピーカーにすぐに目がくらんじゃうだけど、
805は輪郭がくっきりした高性能のスピーカーですね(テレオンで聞いたことがあります)
こちらも是非聞かせて。
投稿情報: shin | 2007-02-20 11:04
805と言っても現行のノーチラスではありません。古いマトリクスです。ごめんなさい。誤解を招く表現でした。見栄をはったのかもしれません。
投稿情報: kawa | 2007-02-21 01:30