仕事でお台場あたりの、怪しげな結婚式場建築の手伝いをした事がある。
縁も興味も無かったけれど、今まで結婚式場で感心するようなものを見た事がない。
建物に限らず、結婚がからむとどうしてあんなに恥ずかしいモノ・コトばかりなんだろう?
週末に誘われて千葉東金のエストーレという所に一泊して来た。
部屋のバルコニーから下をみると、沢山あるテニスコートの端に極くあっさりした平屋の建物があった。
そのデザインからすると、建って10年も経ってないかも知れない。
上から見下ろしただけでは良く分からないけれど結婚式場らしい。
次の日のぞきに行ったら、やっぱり結婚式場だった、
入り口から真直ぐ軸上の、両開きのドアを開けると床が一段下がって、
式場に入ると、ヘイッキ&シレンのオタニエミ礼拝堂(やその真似、安藤忠雄の水の教会)
のように正面が一面のガラスで、
両側の山に挟まれた谷に開かれている。
披露宴会場と庭の関係も無理が無い。
簡単だけれど、とても良く整理されている。
何も新しいものが無くても、人の真似でも、これで良いと思った。
見た事も無い新しい形や、人を驚かす仕組みを作る必要など無い。
透明アクリルのスタルク椅子があれだけ並ぶとキラキラしすぎてつらい。
ここはなるべくシンプルな木の長椅子が良かったのではないか。
椅子も真似して欲しかった。
(披露宴会場や庭のロード・ヨーはとても良い)
式場の壁の怪しげな花模様も勘弁して欲しい。
折角の池も綺麗にしてほしい。
文句は付けたけど整理されたレイアウトに感心しました。
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