10/21、土曜日の東京フォーラム、夕方駆け込んで見て来たけれど、半分も回れなかった。
どこの部屋も良い音ではあるのだけれど、欲しくなったり、音楽が楽しかったりすることはあまり無い。
音場再現にすぐれた現代の優秀機ほど、楽器の音色が魅力的でないことが多い。
他のあらゆる項目で落第しても弦の魅力に限ればAXIOM80に敵うものは無い、なんて自惚れていたのだけれど、
ソナスファーベルは最先端の性能と弦の音色が両立していた。恐ろしく魅力的な音だった。
二つ聴いてどちらにも感心していたのだけれど、片方はベーゼンドルファーという別のスピーカーだった。
マランツでは日本マランツ自社製のアンプで最新のB&Wモニターを聴かせてくれた。
ダイナミックレンジの広さ、SN比の高さ、音の立ち上がりのスピード、どれをとっても原音にあと一歩とせまるとんでもない音だ。
随分前にノーチラス801を初めて聴いた時程凄いとは思わなかった。より自然になったのかも知れない。
とんでもない音なんだけれど、音楽が楽しいとは限らない。他所のアンプを使えば、もっと上の世界が見えて来る気もする。
音は聴かせてもらえなかったけれど、B&Wの新しいアニバーサリーモデルが置いてあった。この写真が本邦初公開とは言えないけれど、まだ見た人は極く少ないはずだ。
線材を銀に換えたアニバーサリーモデルSS25は、元のマトリクス805に比べて音の艶が増していた。
こいつはどんな音だろう。
ケネスグランジのデザインも悪くない。何より大きさが好ましい。
部屋の中に何組ものスピーカーが並ぶ現状に満足している訳ではない。
このくらいの大きさのスピーカー一組に絞れれば部屋の中も大分すっきりするのにな。
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