暑い盛りに、青磁ばかりの展覧会はなかなか良い趣向だと思う。
鳳凰耳瓶、日本では銘千声、銘万声の二つが特に有名だけれど、他にもそれに匹敵する名品がある。いつか見に行きたいと思っていた白鶴美術館や五島美術館のそれを横に並べて見比べる事が出来る。
こんな機会は中々ない。
(大阪市立東洋陶磁美術館のものは明日からだそうだ。残念。大阪には他に見たいものがいくつかある。
いつか、美術館まで見に行こう。)
青磁の白眉と言えば、汝官窯が無いのは残念だなんて少し見くびっていたのだけれど、
質量ともに予想を遥かに上回る品揃えだった。
これまで、青くなる前の茶色やオリーブグリーンの青磁に今ひとつ興味が持てなかったのだけれど、
いくつか名品を見る事で興味が湧いて来た。
南北朝の青や緑というよりグレイに近いものも綺麗だった。
龍泉窯と言えば南宋の砧青磁が有名だけれど、元、明の龍泉窯は初めて見た。
色は南宋の空色に近い色から、黄味の強い緑になっていた。
それを又エジプトの窯で真似していたというのも面白かった。
出光美術館で9/3迄。
はじめまして。玉井さんの”MyPlace”を訪問していて、こちらに参りました。なぜ「川好き」か?『川の地図辞典』の版元人間だからですが、その事とコメントはほとんど関係ありません。私も「東洋陶磁美術館」を昨年秋訪れて、リピーターになりそうで、東京三井文庫でもやるのね、とちらしを持って帰り、会社に貼っておりましたが、行けずじまいでした。青磁・白磁が好きで、中国のものより朝鮮白磁をひいきにしております。美しくて好きなものがなかったら、朝鮮語問題など永い間考え続けらなかったかと、思うほどです。 さて、今回コメントさせて頂くのは、エントリ^「武士道」に入って、文章にすっかり感動してしまったからです。kawaさんの事は何も存じません。でも、このように品格のある文章を「武士道」エントリーで幅広い視点からもお書きになれるのは、只者ではない、と思います。 私などは「国家の品格」も読まず、新渡戸もきちんと読まずに、「アハハ」とすませていたのを恥ずかしくなりました。「胸のすくような言葉」には注意して、という文章。じっくりと考え取り組み、このフレイズに含まれている意味を私も使わせて頂きたいと、思います。
投稿情報: 川好きonna | 2008-02-29 14:33
あぁ、大変だ。ついにここまで、版元登場。
近所(地理的にではありません)のブログ仲間で、アースダイビングごっこなどをしていたのですが、地図マニアの’MADCONECTION’氏や、街歩きと写真の専門家’KAIWAI散歩’氏等々、多士済々の中で話は進み、玉井さんが『川の地図辞典』を持ち出して来て話は更に進む、本の売り手まで巻き込んで、どこまで行くのだか。
ただただ、これもインターネットの御代にこそと感心しています。
『川の地図辞典』に関するこの騒ぎ、身の回りで起きていることに暫く気が付きませんでした。
取り残されたまま、御本を拝見しておりません。
「東洋陶磁美術館」も憧れているだけで行った事がありません。
決まりの悪いことに、なってしまいました。申し訳ありません。
もともと、品格などと言い出す人がいると、眉につばを付けてちゃかすぐらいの事しか出来ない私が、つい戯言を並べてしまいました。
真顔なんかで物を言って、誰も突っ込んでくれないと、身の置き所に困ります。
’品格のある文章を幅広い視点からお書きになる’などとちゃかされて、折角のボケにやっと突っ込んでもらったのだとすれば本望です。有り難うございました。
中国の奴は台北の故宮博物館でかなりまとめて見る事ができました。朝鮮の奴はまだ不勉強で、色々教えてもらえれば幸いです。
投稿情報: kawa | 2008-03-01 02:46