私の父親と一緒に事務所をやっていた秋岡さんには、三人お子さんがいらして、一番下のオウチャンは私よりひとつ下だったろうか、小さい頃には一緒に遠足に行ったりしていた。歳も近いので良く覚えている。
何か楽器をやっているとは聞いていたけれど、詳しくは知らなかった。
先日、お母さまが亡くなって、私の両親が挨拶に伺った折に、オウチャンのCDを頂いて来た。
あぁこの音はラジオで聞いた事がある。
秋岡欧(バンドリン)と書いてある。このマンドリンのような音がオウチャンだろうか。
ラジオでさわりだけ聞いていると、ブラジル風でとても素敵だなと思う。
CD一枚を通して聞くと、楽器や音色、ボキャブラリーはブラジル風かも知れないけれど、主題というか、モチーフは意外に日本風なのかなとも思う。
私の家は音楽に関する素養や教養とは縁が無くて、それを心配した父は、彼の叔父に当たる人のギター教室に私達兄妹を通わせた。小学生の頃だ。
けれど、一番簡単な練習曲を何年やってもマスターすることが出来なかった。
(ギターは一切上達しなかったけれど、白土三平や手塚治虫、つげ義春はほとんどあそこで読んだような気がする)
彼の家には。モノづくりの他に音楽に関しても恵まれた環境があったのだろう。
こうした形で結実しているのが素晴らしい。
こういう言い方は彼の精進に対して失礼かもしれない。
彼の努力であって環境の問題ではないのかな。
(私のギターが上達しなかったのも環境ではなく私自身の問題だろう)
PS
音楽関係では他に語ることもなかろうと、BLUESというカテゴリーにしたのだけれど、さすがに実状との乖離が無視出来なくなって来た。MUSICとするべきだろうか。
PS
クラスに合唱やピアノを習っている友人がいると、男のくせにやーいなどと、はやしたりしたのがいまだに祟っているような気がする。
ショーロクラブ
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