新しい事務所で久し振りにステレオをつないでみた。前の事務所でもアパートでも鳴らせずに積み上げてあった。
QUADのアンプは何度か鳴らす機会もあったのだけれど、300B Sの真空管アンプに灯を入れるのは5年振りだろうか。
虎の子のWE300Bは二本の内一本を手を滑らせて割ってしまった。
あちこちの電圧チェックもせずに鳴らすのは如何なものか、電解コンデンサーも心配だ。
昔、今程中国製の品質が良くなかった頃の中古ペアで始めよう。
最初、ハムが出たりしていたけれど、あちこち手を入れるうちに、大分しっかり鳴るようになった。
初段の310Aはウエスタンだけれど、整流管も300Bも壊れても構わない中国製の中古だ、けれど既にQUADの606よりは大分良い。
もう少しましな玉に替えれば、まだまだ良くなる。
たまたま開けたダンボールの中で一番上のCDがラブタンバリンズだった。
このCDを買ったのは10年程前で、初台坂下の環六沿いにいた時だった。
ラジオで聞いて、その上手いこと、センスの良いことにひっくり返った。
当時、リトルクリーチャーズとあわせて、日本人もここまで来たかと、感心したのを覚えている。
あまりマスメディアに載ることもなかったけれど、偶然テレビで見かけたボーカルのエリにも惹かれた。
(その後、ミーシャやうただ、はじめと歌の上手な子は沢山出て来たけれど、その前には、あまりいなかった。
ドリカムはもう出ていたか。)
特に、最後の曲はWillie and the Hand JiveやFeeling Alrightを思わせる所があって大好きだ。
久し振りにCD一枚を聴いて、感心しなおしていた。
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