父の残したGパンがあるのですが、ウェストは大きいし、丈は短いし、作業衣にしてたので汚れも付いています。履けるわけでも無いし、捨てる訳にも行かないし、どうした物かなと思って居ました。
私自身が太って、オーバーサイズを緩く履きたいと思うようになりました。丈は靴の甲に当たってワンクッションには足りませんが、くるぶし丈で短く履くのも許される世の中になりました。
引っ張り出して履いてみようかと思います。
古本屋で具合の良い本も見つけました。これで年代もある程度特定出来そうです。
ボタンでは無くジッパーですが、501ZXXとなっています。502でない501のジッパー仕様という事で詳しい人ならわかるのかも知れません。年代測定の教科書として買った雑誌にそうした項目は有りませんでした。後ろポケットの赤タグが両面なのは53年から66年まで。腰の裏、紙ラベルにEvery Garmennt Guaranteedとあるのは55年から60年までと言う事で50年代後半でほぼ間違いないでしょう。
父が事務所を始めた頃、仲間と撮った写真の年代とも符合します。
自分自身が太って大きなサイズを履く事は有っても、ボロボロの穴だらけや、ペンキの垂れたジーンズを作って売る時代が来るとは夢にも思いませんでした。
丈が短い事は昔もありました。ツンツルテンのコットンパンツにローファーやサドルシューズならまだしもウィングチップを履いたミユキ族って言うのが居ました。私が見たのは64年当時と言うより後年のMen's Club誌上だったかも知れません。次の時代には見たことも無いものと繰り返される物との両方が来るのでしょう。