こんな日が来るとは思いませんでした。規律や戦略で優る事があっても、サモア相手に日本人がフィジカルで圧倒するなんて。往々にしてフィジカルで優ると荒い組み立てになりがちですが、最後までチーム全体の組み立てが出来ていました。サモアU20の体が日本に比べて薄くて貧弱です。もうここ何年か帝京や明治の選手は首から足首までパンパンのゴムまりのような体をしています。ウエィトトレーニングや食べる物も管理されているんだと思います。 サモアの高校生や大学生には望むべくも無い環境なのでしょう。 これだけ差がついてしまうとラグビーの質は下がってしまうことが多いのですが、日本は最後まで素晴らしいラグビーをしていました。特にディフェンスが素晴らしい、物凄く良く訓練されています。今まで見て来たあらゆるラグビーの中で一番良いディフェンスかも知れません。キャッチング等の安易なミスで後ろにこぼしてもバックアップがいて重層的な攻撃を組み立てる所、相手の背後に上げたパントへのチェイスが速くて面での押し上げが出来ている事、超速かどうか分かりませんが突っ込んで、ウェッジを作って球出し更に次の突進までサイクルが速い事、代表より良い所もあったと思います。
コメント