マシレワは心配した通りでした。レメキは期待通りでした。マシレワと言う綻びと、あの笛であのまま押し込まれてもちっとも不思議は有りませんでした。見事に盛り返して何度も押し込みました。スクラムも最後の一回と理不尽な判定以外で押されませんでした。ディフェンスでもこりゃ駄目だと言うタックルミスが有りませんでした。本当に良く止めていました。ディフェンスラインに関しては全員が素晴らしかったと思いますが、中でもリーチとラピースの奮闘には頭が下がります。ハイパントは蹴った時も蹴られた時も上手くありませんでした。イングランドの背の高いバックスリー、キャッチングの差があったとしても全員でチェイスが出来れば埋められる所があったと思います。ランでは、ナイカブラも松島も、レメキもライリーも素晴らしかった。幾つかが繋がっていれば結果は違っていたでしょう。露骨な笛の中で良くぞあそこまでやってくれたと思います。今日は殆ど文句を付ける所が有りません。あんな笛を吹かれたら勝てるはずは無いです。審判との関係造りも試合の内なのでしょう。人間には誰にも好き嫌いや気分があるし、どんな世界でも日本が力を付けると必ず謂れのない理不尽や日本叩きのみを目標にしたルール変更に晒されて来ました。良くある事だと思います。逆に働く事もあって、日本が恩恵に預かった事もあります。前回のワールドカップでの対サモア戦でサモア本来の力が発揮出来なかったのは笛の所為も大きかったと思います。
(ラグビーの試合は15人15人のプレイヤー以外に、審判の判断や進行に大きく左右されます。プレイヤーと同じ様に審判にも間違いがあることが前提で、それでも判断を委ねる事で成り立っています。審判の判断や進行全体を’笛’と呼ぶ事がよく有ります。プレイヤー本人達や公式のコメントでは口にしてはならない事ですが、試合後ロッカールームでは’あの笛は無いよな’と言った文句は良く聞かれます。)
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