色が良い、音が良い、大きさが良い。ZEN streamからだったら確実に音は良くなります。迷ってる人が居たらお勧めします。 ZENシリーズは小さいボディでエントリークラスに見えますが、Macに入れたAudirvanaや HQplayerより随分音が良くなりました。コストパフォーマンスは脅威的と言って良かったでしょう。それよりちょっと良い音と言えます。(値段は3倍ですからね)何十年か前のレコードを確実に凌駕しました。音が良くなった事で逆に自分はどんなにレコードの音が好きだったかよく分かりました。
手放しで褒める前に幾つか指摘するべき点が有ります。多くの人にはどうでも良い事でしょうが、写真を見てそのデザインに惚れました。けれどスイッチの色が思って居たのと違いました。もっとフラットな艶消しのオレンジだと思って居ました。塗装ではなくざらざらしたアルミに着色アルマイトでギラギラしてます。ボディもそうですが、こちらの方が汚れも付きにくく繰り返しの使用に望ましいとは思います。ZENstreamの方が小さくても密実で重量感があります。思ったより軽くカンカンと響く筐体が安っぽいです。
ここからは他の人にも関係が有ると思います。後ろのスイッチを入れると表のスイッチのインジケータが点きます。これでスイッチが入ったと普通は思ってしまいます。更に表のスイッチをカチッと音がするまで押さないとスイッチが入りません。ここで何時間かロスしました。他の方のレヴューに記述が無ければ今も聴けて居ないかも知れません。最初に繋いで音を出す時には困りましたが、分かってしまえば毎日の使用には寧ろこちらが便利です。
ここから先、音が出るまではZEN streamより簡単です。ただNASに入れてあるソースはジャンル・アーティスト・アルバム・曲名とツリーが出来ている筈ですが、ジャンルは勝手に組み替えられて何処に何が行ったかが分かりません。一枚のアルバムの中のリストは問題がありませんが、演奏中の曲名が訳の分からぬ文字の羅列になってしまいます。あちこち覗いて居ますが、音源のツリー編集をするのに何処に行くべきか分かりません。(その後、RIVOの作ったジャンル分けの上にフォルダという項目があって、そこからNASの中の以前作ったツリー通りに曲が選べることが分かりました。)
山本音響のCA-01と50Sstereoでも、QUAD606でも、ダイナコでも、QUAD44+405でも、アンプで小さな音の違いはあってもどれも楽しく聴けます。アンプ同士を比べれば最高とは言いかねるQUADでもアンプに入るまでの音源が良くなれば、その音源の差は確実に反映されます。良い音源でさえあれば家庭で普通に音楽を楽しむのに、44+405 ESLの組み合わせで文句は無い筈だなんて思います。
QUAD44+405の貸出は無くなりました。KEFのオールインワン・フルセットを買う事にしたそうです。今度聞かせて貰いたいと思います。