Audioって言うのは、因った道楽で、楽しく音楽を聴く為の筈なのに、アレっ今音が歪まなかったかとか、二人の声がもう少し聴き分けられたらとか、余計な事ばかりを気にしながら聴いています。楽しく音楽が聴ける事は滅多に有りません。それでも極くたまに、我が家のステレオはこんなに良い音だったろうか、音楽が楽しくて仕方が無いなんて時が有ります。Audirvanaがバージョンアップして3.5(mac)になってあちこちの設定をやり直している内に試験的に鳴らした組み合わせがとても良い音です。ESLをQuad405で鳴らした時の、薄いベールを被っている様な不満も、是枝式300BSで鳴らした時の低音の不足も感じません。36000円で買ったQuad606とESLの相性は良い様です。ESLと606の組み合わせは前にも試した事がある筈です。何年も606やESLを使いながらこんな音は聴いた事が有りませんでした。何が違うのかが判りません。理由を確かめるべきでは有りますが、組み合わせの妙って奴は説明の仕様が無いとも思います。何よりスピーカーの存在を意識させずに 目の前に出現する音像と臨場感が今までとは別次元です。増した臨場感の所為でダイナミックレンジの不足を感じる機会も減りました。本当にどうしちゃったんだろう。古いaudirvana3でもほぼ同じですからプレイヤーアプリの差では有りません。DACも新しいiMacのOSではMYTEKstereo192が使えず、安いKORGだし、新しいiMacではfirewireが使えず音に良いとは思えないUSBを10mも引きずり回しています。H氏から拝借していて効果の大きかったOYAIDE製、200v-100vの6Nステップダウントランスも使っていません。電源コードもそこらにに転がっていたOAタップです。何が幸いして何が災いするのか良く判りません。今の所、私史上一番良い音で鳴っています。このまま聴いていれば良い物を、もっと良くしてやろうなんて手を入れて又いつものドロ沼に戻って行くのでしょう。
1台がダメになってステレオを諦めていたESLですが、色々組み合わせを試した所、ダブルスタックを目指して買い集めた部品取りとペアが一つ組めました。
久しぶりです、ドイツとイギリスとは、音の傾向が違いますが、どちらにも無いものを聴きたくなるのがサガというものでしょうか。私も、オイロダインを使っている時、ワーフェデールスーパー12CRをデットストックで1ペアー購入していて
使わずに15年間置いていました。
最近、オーディオ評論家の田中伊佐資さんと話をする機会があり、グットマン22は良い音がすると言っていたので、グットマンならワーフェーデールも同じではないかと裸で鳴らしたところ、弦楽器の独特な艶があり音の抜けも良く、とろける ような音で鳴るのです。
2本であれば箱に入れなければいけないので、これをダブルウーハーにしようと思い後2本手に入れ、現在、平面バッフルを制作中です。
今は、フィルドスピーカー を使っていて、これで終わりだと思っていたところ、また、パーマネントスピーカー に戻るとは思ってもみませんでした。
しかし、運が良かったですね、気付くのが早くて何とか間に合いました。
ESLも聞いたことがありますが、弦楽器にはいいですね,ブリテッシュな音で艶がありますね。
投稿情報: masanari nagi | 2019-05-26 15:31
何年も使って来て、ESLについてはある程度、その太刀筋を読めた積もりでいました。今までの評価を覆すところがあって驚きました。機械の持つ本来の可能性を存分に発揮させる事は随分と難しい、解ったような事は迂闊に言えないものだと思いました。Axiom80,ESL,ハーベスは本当に好きです。イギリスにはイギリスの音が在ると思います。(タンノイに心底感心した事もありますが、そんなに好きではありません。)世界で最高のオーケストラとは思いませんが、イギリスのオーケストラにはどれも共通する美点が在る気がします。
けれど今回はそれとは逆にマルチアンプに依るオイロダイン+JBLとESLの音に似たところが出て来たようにも感じました。
投稿情報: kawa | 2019-06-02 18:31