喋り方や説明の仕方には、もう少しやり方があるとは思います。ただ内容は初めて聞く物でした。手首の角度で可動範囲が違う説明には感心しました。テニスやゴルフのスイングでも前後の体重移動より肩と腰の回転が大事だと聞いた事があります。同級生の佐賀井君は誰からもきちんと教わること無く、やみくもに千本ノックの様にパスの練習をさせられていました。つま先を向けろと誰かが言っていた気もします。これを聞いていたら、随分と違っていたと思います。フォワード(以下FW)の私は10m離れると、山なりのパスならともかく早いパスは自信がありません。ハーフがモールやラックに巻き込まれてノーハーフになるのは良くある事です。FWも長くて早いパスが出来れば選択肢が広がります。私もこれを聞いた上で大学時代に戻って練習がしてみたかったと思いました。
佐賀井君がハーフからセンターに移った後、監督が呼んでくれたコーチは、保善高校、横河電機でプレイして、日本代表には届きませんでしたが、日本選抜でスクラムハーフをやった人でした。コーチに来てからも練習試合ではたまにハーフをやってくれました。私がラックの底から立ち上がってボールを探すと既に逆サイドのポイントから球が出て来るところでした。ハーフをしていたコーチがパスの相手を探しますが、まだバックスラインが出来ていません。立ち上がったばかりの私と目が合いました。いくら目が合っても何十メートルか離れています。ここまで届くはずもないと思った瞬間、一直線で飛んで来たボールが私の胸にスポーンと収まりました。あんなパス見た事がありませんでした。何十年も昔の事を思い出しました。
菅平のやまびこ山荘かな?芝生なんて無かったなぁ。この動画を大学1年の時の佐賀井君に見せたかった。