アメリカの戦車M1エイブラムス、オーバーホール工場の動画です。随分前、既に8800両が作られた後 新造の計画はありません。オーバーホールで仕様を更新しながら、この後 何十年か使われて行く予定です。1980年だかに就役のエイブラムスは既に最新鋭とは言い兼ねます。戦車を見比べるとついつい装甲や火力、スピードなどの諸元に気を取られてしまいます。軍隊全体を見る時も、戦闘機や戦車、イージス艦の数などに気を取られてしまいます。そうした数字の通りのパフォーマンスを維持するのには、数字には現れないメンテナンスが必要です。
戦争をやり続ける国、自国民も他国民も殺し続けて来た国の覚悟はこういう所に現れると思いました。人や機械の消耗、補給等に注力せず、戦争をやり遂げる為のヴィジョンも持たず、思いつきの特攻などに走る国に勝てるはずもありません。戦車一台がどれだけ役に立つかはこうしたメンテナンスとバックアップ次第と言えるでしょう。とんでもなく重くてでかい戦車一台を地球の裏側から回収して来て、ドンガラを丸ごと吊るしてサンドブラストをかける所に感心しました。二次大戦後70年ずっと実戦を積み重ねて来た国はそう多くありません。日本も中国も互いに新しい戦車の自慢をしていますが、いざ実戦となると初めて遭遇する事態に不具合が続出すると思います。
ディーゼルでなしにタービンエンジンなんですね知りませんでした。車だとインディのSTPスペシャル。ロータス56、ホーメットぐらいですかね。(長い間ホーネットと覚えていました。ホーメットが正解でした。)
面白い映像を探していただいてありがとうございます。
ロシアも同じようなことやっていますね。私はロシアの戦車の方が好みなんですが……。
https://youtu.be/q7OCkPT8UcQ
投稿情報: meccano | 2016-02-26 15:53
興味深い動画拝見しました。ロシア語であろうと英語であろうと判らないのは同じだと思っていましたが、少し事態に差がありました。戦車内の様子についての説明があったようなのですが、まるで判らなくて残念でした(興味が湧いたのに)。戦車内でも工場内でも最新というよりは、使い込んであって、大変に熟れた様子が伝わりました。一方の戦車大国が如何に習熟しているかを感じました。
投稿情報: kawa | 2016-02-28 02:16