アメリカに勝っても3勝1敗の三つ巴になったら、本戦のトーナメントに進むのは難しいでしょう。にわかに湧いた無責任な期待が、同じ様に無責任な落胆に変わるのが、この大会中か、次回のワールドカップになってからかわかりませんが、その前に書いておきたいと思います。
強豪を凌駕するものではありませんが、間違いを起こしかねない所まで日本代表が強くなったのは事実です。ただそれは短時間しか使えないアフターバーナーを全開にした結果です。本来、基本的なスキルとフィットネスを備えた人を集めて、戦術的なすり合わせをするのが代表チームだと思います。アマチュアが原則の頃は、それぞれが仕事をもつ代表を長期に拘束する事が出来ませんでした。
それがプロ化と、主力を長く取り上げられる所属チームの忍耐のお陰で、長期にわたる拘束が出来ました。代表選手一人一人のスキルとフィットネスを徹底的に鍛えました。スクラムも専門のコーチが付き切りで強くしました。代表チームだけが鍛えられました。それを支えるリーグのレベルが上がった訳ではありません。
この成果の最大の原因がエディ・ジョーンズHCだと思われますが、彼も大会の後日本を離れる事が決まっています。今回の日本代表は強くなりました。でもそれは日本のラグビー全体の底上げが出来た所為ではありません。
アメリカで強くなった錦織が日本のテニスのレベルを示すものではない事と似ています。
追記 これまでだってどんなスポーツにも負けない練習をしてきた選手がエディさんのほどキツイ練習はやった事が無いと言ってます。それを日当4000円で年150日拘束で4年間だそうです。金で買ったと言えますかね。
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