ノーベル賞

前から思っていたんですけどね、ある研究や努力が認められて、賞を頂くのは名誉な事で、本人が喜ぶのは勿論です。関係のある人が喜ぶのもわかります。知らなかった人でも祝福するのは自然です。でもなんでまったくの他人が誇りだなんて言い出すのでしょうね、本人でもないのに。こんな時になると日本人はなんて言い出す人の気が知れません。日本がサッカーの試合で勝って喜ぶのは日本の看板背負っているわけだから仕様がない。けれど学者は日の丸ハチマキをして日本のために研究をしていたのでしょうか。あなたは応援をしていましたか。良いじゃないですか誰だって、賞をもらったのはあなたじゃない事だけは確かです。

言い直します。どこが恥ずかしいのか。自分自身と所属する組織や地域から、いつの間にか他人様まで、自らと規定するアイデンティの範囲をその時の都合で勝手に変える所がずるいのじゃないか、何かを負っていてこそ自慢が出来るのじゃないか、賞をもらったのは昨日まであなたの知らなかった人です。贔屓チームの勝敗に一喜一憂するのとは違います。日本が取ったと、まるで自分の事の様に振舞うのは恥ずかしくありませんか？

誰かが貰えば祝福するし、その権威を否定するものでもありません。でも、所詮は他人様が私たちとは違う都合で選んだものです。自分の思う所を進めて結果として受賞するのはともかく、何もしてない私たちが欲しがったりする事自体が浅ましくて卑しい話ですし、筋違いです。それじゃまるで韓国や中国と一緒じゃないですか。