上記表題はネット上の書き込みから取りました。
日本人が一番解ってないんじゃないかと心配です。スポーツ(ラグビーじゃない事に注意)史上最大の驚きで、ワールドカップ史上最高のゲームだったとまで言われているのに。
日本人や南アフリカ人以外に、沢山のラグビーファンが世界にいます。ダビデとゴリアテだの、マイク・タイソンが初めて負けた時の例えでネット上は大騒ぎです。圧倒的に長い時間押されまくっても正確なタックルでしのぎ、数える程のチャンスを格好の良いトライに繋げた日本のゲームメイクはどんなに自慢しても許される気がします。
申し遅れましたがイギリスで開催されたラグビーワールドカップで日本が南アフリカに勝ちました。日本人にはピンと来ないかも知れませんが、ラグビーの世界ではニュージーランド、オーストラリア、南アフリカの三か国が圧倒的に強くて北半球は弱い、中でも日本はワールドカップには出て来るけれど、出る度屈辱的大敗を繰り返すラグビー弱小国とされて来ました。写真はスプリングボクス(南アフリカの象徴)をチョップスティックがつまんでいる所です。イギリス人らしい悪趣味だと思います。
根底に黄禍論が透けて見える気がします。そんな彼らでさえケチの付け様が無いと理解しました。
一部に今回の日本代表は半分外人じゃないかとの揶揄が有ったので、国籍とラグビーの代表条件との違いについて話をしたいと思います。昔、ニュージーランドに留学していた日本人がオールブラックスジュニアに選ばれた事が有りました。それは日本でラグビーをしている人間にとっても名誉な事でした、逆の立場で考えて頂けないでしょうか。あなたが他所の国でスポーツをしていてそのスポーツ社会の代表に選ばれる事を。逆に野茂やイチローが国籍を理由にオールスターに選ばれ無い事を。代表選手は其々の国でプレイするラグビー社会の代表です。国籍だけではありません。アマチュアが前提のラグビーではそもそも金目的が成り立ちませんでした。(ここが変わってしまったのは残念ですが)31人だかのチームの中11人は日本人に見えない人がいます。その内6人の国籍は日本です。主将のリーチマイケルはニュージーランド出身ですが、15歳で日本に来て日本の高校、大学でラグビーをやって日本の企業に勤めました。松島選手は到底日本人に見えないかも知れませんがジンバブエ人のお父さんと日本人のお母さんの間に生まれて南アフリカと日本を行き来して育ちました。日本の高校を出た後、南アフリカの養成チームに行って、南アフリカのU21代表合宿にも呼ばれました。南アフリカと日本のどちらでラグビーをやるかの選択であえて日本を選びました。帰化をしたトンプソン・ルークはもう11年も日本でプレイしています。日本国籍を持たない人も長く日本でラグビーをして来た日本ラグビー界の代表です。
正直にいえば昔はニュージーランドの大物を連れて来た事も有りました。それだって何年も日本のリーグに出てからの話でした。今回は日本代表と胸を張れる人選だと思います。
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