前回は何もしなくても音が良くなって行くのは何故でしょうと言う話でした。
今回は環境や設定に変化があれば音が変わるのは当然ですが、何故良くなったのかは正確な原因が分かりませんという話です。
オイロダインのマルチでは、クロスオーバーポイントを鋏んで上下のレベル設定しかしていない、一切の補正を掛けない音と、ホワイトノイズをiPhoneのSpectraSuiteで確かめながらAudirvanaのイコライザーで補正した物では、周波数特性がフラットに近い事もあって補正後の音に分が有りました。イコライザーを挟む事のデメリットをあまり感じませんでした。
それでESLでもイコライザーで周波数特性の補正をしました。DSDファイルを鳴らす場合、150Hz以下を持ち上げないと低域がたりません。けれど自然な音です。PCMファイルを鳴らす場合に、下を少しでも持ち上げるとESLがボコボコ言い出して壊れそうです。
ファイル形式によって音が違うのは皆さんの指摘する所ですが、周波数特性まで大幅に違うなんて事が有る物でしょうか。どうもあちこちで設定の複雑さゆえに周りの見えぬまま袋小路に入ってしまったようです。
Hさんにお越し頂いて意見を伺いました。ESLに関して色々な設定を戻してデフォルトの状態を聞いて見たいとのお話があって、イコライジングを止めて見ました。あら不思議、曇りが晴れたような音がします。低域を10デシベルも持ち上げたりしたイコライズがESLの低域には負担だったのかも知れません。
正確な理由は分かりませんが、ESLには補正を掛けずに素で鳴らす方が合っている様です。
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