今年見た中でこれを落とす訳には行きません。開催中にエントリーが出来れば良かったのですが、タイミングを逃しました。展覧会は終わって仕舞いましたが、本屋に本が並んでいるのを見つけて、再度取り上げる気になりました。本も見て欲しいのですが、実物の大きさや精度が写真では伝わりません。手の跡が伺える実物を見る機会があったら是非見て下さい。
鎧、兜、具足の種類と変遷に関するマニアなんだと思います。めちゃくちゃ詳しい知識で誰より正確な鎧と立派なお侍を作るかと思えば、今時のネタを知らぬ顔で忍ばせてあたかもそんな鎧があったのかと思わせます。これはシャネル侍という作品で家紋の代わりにシャネルのマークが入っています。凛々しく強そうなお侍と言うより、どこかにいそうな普通のおじさんだったり、写真に残る実在の人物がその情けなさそのままに再現されています。
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