行方不明になっていた横田の写真が出て来ました。軍用ヘリの尾翼後端部分です。写真をクリック・大きくして見て下さい。垂直尾翼の底から出たステンレスロッドで水平尾翼を上げ下げするのでしょう。垂直尾翼後端が曲がっているのはローターの反力に対する物でしょうか。左右のヒンジから水平尾翼が上にたためる事も解ります。およそデザイナーなどという人種のいない所にこそ最高のデザインがあるというパラドクス。この写真だけを見て何だかは解らなくても、如何に良く計画された工作物であるかを、プルーベ大先生だったら解ってくれると思います。
下の写真では最初のデザインに対して色々な要素が付加されている事が解ります。 オリジナルデザインの美しさも大切ですが、使い込まれて行くに従って多様な機能を要求された経緯が読み取れるのも面白いと思います。自動車でもオーバーフェンダーやパワーバルジ、追加されたエアスクープが迫力などの良い方向に働く事があります。これは建築でも起こりえる事でしょう。
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