お知らせするのが最終日じゃ見に行ってもらう訳にも行来ません。間抜けな事でした。
市ヶ谷の山脇ギャラリーでオートモビル・アート連盟の作品展をやっていました。
力のある大きなバイクは、コーナーでスピードを落としても、コーナーの出口でアクセルをひねれば すぐにスピードを取り戻せます。力の無い小排気量のレーサーは、コーナーで如何にスピードを落とさないかが勝負です。大きなクラスよりコーナースピードが速くて、遥かにスリリングです。そうした緊張感が伝わる絵だと思います。
この絵には随分感心しましたが、一方で他の絵には、自動車にまつわる事ってどうして子供じみているのかなとも思いました。皆さん呆れる程にお上手で、その絵の精緻なことにケチの付けようもありません。けれど他の絵画を見る時とはまるで違う部分が喚起される気がします。(ここに取り上げた3点は子供染みた何かを感じない、どちらかと言えば上品な物を選びました)
お芸術に触れた時の高尚な気持ちだけが尊い訳でもありません。お芸術の他にも好きな事があって一向に悪くないとも思います。
懐かしい名前も見つけました。チンチン電車はサンフランシスコでしょうか、細川武志と書いてあります。随分と書き込んだ絵ですが、絵のうまい下手はむしろ簡単な絵で判る事もあります。小学生の頃買っていたAUTOSPORT誌に毎月簡単なイラストが載っていました。細川武志さんって言うんだ、上手いなぁと、いつも感心していました。もう40何年か前の事なんですね。
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