大きな店や、ネットで捜しても見つからなかった’萠の朱雀’は近所の小さなレンタルビデオ店にありました。
(お店で捜している間に、忘れていた映画をいくつか見つけました。ずっと昔の事ですが、映画の好きな友人の薦める’レッズ’と’天国から来たチャンピオン’を見ました。まったく感心しませんでした。ウォーレン ビーティが嫌いな訳ではありません。’俺たちに明日は無い’は好きですし、彼の甘いマスクが良い方に働いた映画も幾つか見た気がします。映画の好みも人それぞれで難しいものだと、思いました。一方でスミチャンに薦められた’ガタカ’はとても面白かったのを思い出しました。自動車にもキャラクターがあって人間の配役と同じ様にキャスティングにはセンスが問われます。ローバーのパトカーやDSのコンバーチブルがとても良いと思います。ライトのマリンカウンティ庁舎の屋根の上が見られるとも思いませんでした。建築や自動車の好きな人には喜んで貰える気がします。女性はジュード ロウがお目当ての様でした。)
日本の映画にはままあることですが、録音が悪くて何を言っているのか分らない。意味も無く独りよがりで情緒的ななシーンが続く。けれど状況を説明する情報が少なかったり整理されていない。
’萠の朱雀’もその例に漏れません。腹を立てる事が多いのですが、今回は逆に、映画にはある種の好意を持ちました。
人様に薦める勇気はありませんが、そんなに嫌でもありませんでした。
ガタカは私も見ています。なんたってDSとFLライトですからね、笑。
偉大な先達の残した未来的な試行へのオマージュなんでしょうね。
投稿情報: umaguruma | 2011-05-05 11:51
未来を描こうとしてレトロに走ると言った構造が他の映画でも幾つか見られます。
素敵な未来って考え自体がレトロなものに思えます。当時は確かに素敵な未来を夢想していたんだと思います。
未来に対する呑気な期待が許されなくなったのは何時ぐらいからでしょうか。
DSとマリンカウンティ庁舎、今の世の中には見られない素敵な未来(今から振り返ればレトロ)のもっとも適切な例かも知れません。
投稿情報: kawa | 2011-05-05 13:14