随分空いてしまいました。今更おめでとうでもありませんかね。
青山三丁目の交差点から外苑西通りを墓地方向に降りて行く右側の歩道、半地下の小さなお店がヒロコチャンのrocofです。いつもは彼女のイタリア時代のつてを活かした女性服やアクセサリーのお店です。私にはあまりご縁がありません。今日は商品を片付けて、Rocof Galleryと名うっての展覧会です。
透明のエポキシに色々入れたハンガーです。作ったのはヒロコチャンのイタリア時代の友人で堀井政利さん。本業はグラフィックデザインだそうです。とっても綺麗ですが、洋服を掛けると折角のハンガーが見えなくなってしまいます。クローゼットにしまっても意味が無い。人が座ると折角の薔薇が見えなくなる倉俣史朗のミスブランチを思い出します。椅子一つで部屋を支配してしまいます。座ることなんて許されない気がします。
人が座ってはいけない椅子、服を掛けてはいけないハンガー、素敵な逆説かトマソンか。
ハンガーとしての機能以外にレーゾンデートルを求めるハンガー。華やかだけれど偉そうな所が無くて、軽やかだけれど軽薄ではない。ハンガーの為に一部屋作るぐらいの覚悟があれば中々素敵だと思いました。
倉俣史朗と同じ頃、UltraModernの菅野君も、もっと小さなペーパーウェイトなどで実験を繰り返していました。失敗作を一杯見せてもらったので一つづつ作るのがどんなに大変か知っています。
1月の22日までだそうです。
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