スピルバーグの’太陽の帝国’は視点の新しさや想像を遥かに超える筋立てで、見た事も無い素晴らしい映画になる可能性がありました。そう言った部分では心底感心をしましたが、映画の出来はそこまでじゃ無かった様に思います。
丁度同じ頃、良く似たシチュエーションの映画がありました。ロンドンの空襲で今日も学校に行かなくて済むと喜ぶ少年の話です。スケールの大きさは比べようもありませんが、映画としてはとても良く出来ていたと思います。'Hope and Glory' 邦題は ’戦場の小さな天使たち’ だったと思います。私は大好きだったのですが、世の中にはまるで相手にされなかった様です。
映画には監督の独りよがりで難解だったり訳が分らなかい物も多いと思います。そんな物が相手にされないのは当然ですが、誰が見ても良く判る素敵な映画が相手にもされない、バカなアメリカ映画ばかりが喧伝される事には心底腹が立ちます.一つ前のエントリーで取り上げた'An Education'も4月だか5月のロードショウだった様ですが、話題になったと聞いた覚えがありません。このまま消えて行くのは残念です。それで随分前に同じ様に話題にもならず消えて行った映画を思い出しました。
'Hope and Glory'と‘An Education'何かの機会があったら見て欲しいと思います。
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