小さいときにはマッチボックスのミニカーが欲しかった時もあります。
けれど、見た事も無い外国の商用車ならともかく、身の回りを走っているコロナやブルーバードでは、本物との差が気になって、ミニカーには感情の移入が出来ませんでした。
正確に縮小すれば言い訳ではない、スケールモデルなりの難しさに気が付いたのはかなり大きくなってからでした。
ミニカー趣味には縁が無かったのですが、建築畑では1/100の模型に置ける車は気になります。増してP4と聞いては無視する訳にも行きません。
大好きな車程、実物との違いが気になって、ミニカーが欲しくなる事は無いのですがAkiさんの写真で見る限り予想外に出来が良さそうです。サークルKとサンクスの缶コーヒーのおまけだそうです。今朝近所の3軒程を回ってP4だけを集めて来ました。
1/43いや1/32と言っても信じてしまいそうです。ラジエターのエア抜きやホイールも良く出来ています。
21番のゼッケンもデタラメではありません。67年のルマンで2位に入賞したパークス・スカルフォッティ組の番号です。(キャンペーンの説明にはルマンで優勝と書いてありますがこれは間違い。優勝はフォードマーク4。)
P4ではなだらかなフロントフェンダーには何も付かないか、砲弾型の独立したバックミラーを付けるのが普通です。長いストレートを持つルマンの為だけに空力対策としてバックミラーを覆うカバーが付けられました。おまけP4のフロントフェンダーの後半に段が着いているのが分るでしょうか。
これはルマン以外の写真ですが、9番11番を付けたP4には砲弾型のミラーが着いているのが分ります。
下の白黒の写真がルマンだけで施された空力対策です。21番は伊達じゃありません。特別なルマン対策を忠実に再現してあります。
良い大人が宇宙戦艦ヤマトやガンダムの話をしても許される世の中でしょうか。おばさん達がヨン様に熱をあげても仕様がないで済むものでしょうか。大人の女性が大きなぬいぐるみに埋もれていたら、私はちょっと気持ちが悪いです。この歳になって10才の時と同じ話をするのは威張れた話じゃ無いのは分っています。
子供の時には何十年もすれば少しは賢くなるのだろうと思っていました。けれど3台並んでP4がフィニッシュするデイトナの写真、いまだに脳裏に焼き付いてます。思い出すと10才の時と同じ気持ちになります。
缶コーヒーのおまけよりちょっと立派です。UMAGURUMAさんのグッドウッドのお話も是非御覧になって下さい。
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