高くてとても手が出ないと思っていたこれをネットで見つけました。何をする物かお分かりでしょうか。
白土三平風に言えば、賢明なる読者諸兄は既にお気付きの事と思われるが、と言った所でしょう。
スカイライン型ディフューザーと書いてありました。
平行した天井と床のおかげで、スピーカーの前で手を叩くとビィーンと響きます。何とかしたいと思っていました。スピーカーの前に布団を敷いておく事で解決する事は実験済みですが、床や天井に布団と言う訳にも行きません。
これを天井に貼る事で、互いに平行な天井と床の反射を押さえる事が出来ます。天井の‘どこに貼れば良いのか床にのあちこちに置いて確かめました。
手を叩くと反響の7〜8割りは減らせる様です。
ただ、音楽を聴いてもその差が意外に分かりにくい、第一こんな大きな物を低い天井に貼る事に抵抗があります。
躊躇している内に別の実験を思い付きました。
天井と床の平行面の解決にはなりませんが、
どこが実験か分かるでしょうか。
奥まで押し込んで揃えていた本を何冊かおきに手前に出してデコボコを作りました。右上の一枡を見て下さい。
音楽を聴いて見ました。特にスピーカーの間の奥辺りは効果がある気がします。もう少し検証が必要です。
本棚のデコボコもスカイライン型ディフューザーも見た目が良い話しでは無い事が気になります。どうしようかな。
模型を良く作る設計事務所であれば、スチレンボードで作った模型を天井に貼っても良いと思いますが、ここには具合の良い模型がありません。その内、天井に貼っても落ちて来ない様な軽い乱反射システムをスチレンボードで考えましょう。
はじめまして、リンク先のお仲間のところから流れてきました
ブルースのゆるさに感応するところが大きいようですが、そうしますと、ドイツのSPよりも本場アメリカのSP(オイロダインに価格的に匹敵しそうなのはアルテックA4などでしょうか)を使って鳴らすほうが、感応しやすいのではないかと思うのですが、オイロダインを究めようとなさっているには何か理由があるのでしょうか。それとも、ご縁によったものなのでしょうか? ドイツ文化というのは緩さとは対極にあるような気がするものですから、興味を持ちましてちょっとお尋ねしました。
投稿情報: 和香尻低音 | 2009-03-27 02:02
古いジャズを最新の機械で最高の再生をして、最高の満足が得られるでしょうか。
古いアンプで鳴らした、古いアルテックに敵う事は少ない様に思います。
CaroleKingのYou've Got A Friendが好きです。
好きな曲を最高の女性歌手エラが歌えば最高のYou've Got A Friendになるか、
成りませんでした。
最高最低では物事は計れない。物事には向き不向きという物がある。
仰る通りだと思います。(オイロダインが最高などと言う意味ではありません。向き不向きの方が大事だと言う話です)
もともとオイロダインは雑誌で見かけて気になってはいても、我が身に縁があるなど考えた事もありませんでした。
西武のロフトでふと、足を止めた時、百貨店の担当者が気を効かして、お店の土井さんに声を掛けてくれました。
お安くしますなどと言われて暴走したのは、勘違いと妄想と粗忽以外の何者でもありません。
AXIOM80もハープシコードとリコーダーの音でノックアウトされました。
自分の良く聞く音楽の事など考えていませんでした。
(もっともAXIOM80は高校の頃からお店の試聴品を何十年も聞き続けていて、充分にその素性を知っているつもりでした)
まず自分が聞く音楽を考えて、その為の機械を選ぶ事が正しいと私も思います。
全ての行為に理由と根拠があるべきだとすれば、そうした中に納まらない不条理、ご指摘の通りです。
物を買う時には物の魅力に取り付かれていて、私と私が聴く音楽への向き不向きにまで気がまわっていませんでした。
(アルテックあたりの方が向いているのじゃないかと言われればそのとおりですが、ドイツ製品に対する一方的な思い込みにも無理があります。特にオイロダインに付いて言えば時期に依っても色々ですし、ネットワークを外した時には又様子が違います。)アルテックとオイロダインのどちらが良いかをまず考えるべきだったと思います。でも買ってしまったスピーカーの中での右往左往が始まってしまうと、本来はその前ににやっておくべき吟味と選択は意味を失います。どこかにたどり着くべき正解があるのだとすれば、最初の曲がり角で間違えてしまったのかも知れません。
投稿情報: kawa | 2009-03-27 15:32
コメントをありがとうございます。
文章がお上手で、また、ご自身の自己洞察がドラスティックなので、オーディオ誌の記事を読むよりも面白いです。
ではまた
投稿情報: 和香尻低音 | 2009-03-27 20:06