先程、テレビをつけたらいきなりサム&デイブのサム・ムーアが出て来た。なんだこりゃと思ったら、スライが出て来た。その後はラリー・カールトンにボブ・ジェームス、最後には全員でジャム。大変結構と言いたい所だけれど、これはやっぱり水と油で全然合わない。
デイブがいないのは残念だけれど、サム・ムーア自身のコンディションはそれほど悪く無い。
東京JAZZなんて看板の付いている所でこんな事を言い出すのは、そもそもが場違いだとは思うけれど、折角のサム・ムーアのボーカルを第一に考えれば、ラリー・カールトンでは役不足だなんて言ったら、JAZZファンに怒られるだろうか。
ここは、スティーブ・クロッパーでしょう。日本人だってブルース畑のギタリストならもっとましなのがいそうだ。
一方で、歳取ったR&Bシンガーがジャズプレイヤーのレベルについて来られなかった。という理解も当然あるでしょう。
けれど、今日に限って言えば、レベルの違いじゃない、やっぱり土俵が違うと。
日本でジャンル分けする程厳密なボーダーがある訳では無い。実際には境界を自由に出入りするプレイヤーがいたり、(ディビッド・サンボーンなんて色んな人のバックもやって来たはずなのに)聞いている方も境にはもっと鷹揚だったりする。細かいジャンル分けは無意味なことも多いと思う。けれど畑の違いが厳然として存在するのも事実なんだな。
サム・ムーアにスライ&ファミリーストーン、ラリー・カールトンにボブ・ジェームス、ディビッド・サンボーン、お客さんの御目当ては誰なんだろう。サム&デイブやスライのファンが多いとは考えにくいかな。
ラリー・カールトンとか、ボブ・ジェームス、パット・メセニーってそもそもJAZZなのか?ヒュージョンって奴じゃないのか、ヒュージョンってJAZZなのか?
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