名古屋の昼は、しら河という所でひつまぶしを頂いた。関東の人間が鰻に期待するこってりとしたボリューム感とは少し違う、むしろ上品かもしれない。パリッとこうばしい鰻を三種類の食べ方で食べるのもそれなりに楽しい。
楽しければ、美味しければ、それでいいじゃ無いかと考えるのは江戸前で、御得だと自身に言い聞かせないと気が済まないのは名古屋気質か。
夜、連れて行ってもらったのはしゃしゃんぼというお店。
民家をそのまま店鋪にするのは、最近よくある趣向だけれど、いじり過ぎると恥ずかしいし、そのままだと少し貧相だったりする。
その点で実に良い塩梅のお店だった。
店鋪自体以上に素晴らしいのがお味の方だ。
決して高いお店ではないのに、本当に丁寧でおいしいものばかりだった。
伺えば、なだ万のニューヨーク店をやっていらして、その後、奥様の故郷名古屋に戻って始めたお店だそうだ。
名古屋に行かれる方には是非お勧めしたい。
私は初めてだったけれど、名古屋と言えばしゃしゃんぼ、知ってる人は知っているお店らしい。
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