名古屋には別の用で出かけたのだけれど、建築の展覧会があるからと向こうが気を効かせて連れて行ってくれた。
トヨタテクノミュージアムの産業記念館で、11/4から1/22までプルーベの展覧会をしている。
鎌倉で一度見ているからと断ることも出来たのかも知れないけれど、なにせ大好きなので、好意に甘えた。
鎌倉とは内容に差があった。前回よりも椅子やテーブル、模型が充実しているような気がする。全体の構成自体もヴィトラミュージアムのもののようだ。
逆に彼のスケッチは前回のほうが充実していた。
模型やフレームの他に2CVの初期型がトヨタミュージアムから来ていて、彼の仕事がどういう社会と時代の中で行われていたのかのこれ以上ない説明になっていた。
アルミニュームパビリオンの移築のビデオも今回、とても興味深いものだった。バラバラにした梁や柱のパーツを高圧洗浄或いはブラストを掛けて又組み立てる、建築というより、自動車やバイクのレストアのようだ。さすがにクレーンは使っていたけれど、大きなスパンの架構としては各々の部品が驚異的に軽いのがよく判る。人の持てないH鋼を組み立てるのが建築だとすれば、むしろ車のフェンダーを付ける作業に近い。
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