御自身の東京での開業に備えて2年程、名古屋で勉強されていたH氏が来年早々に帰ってくる。彼のリスニングルームはおよそ30帖、ほぼ三間半X四間半の広さがある。東京では得難い環境に恵まれている。2年の仮住まいの間に彼が仕上げたシステムを是非見ておきたかった。半分は骨董趣味に近い私のシステムと最新の技術の盛り込まれた彼のシステムとは対照的だ。大きく違うのはその値段だ、でも一番違うのは音の向上に向けられたまじめな努力の積み重ねだ。本来は会話も成り立たない別の世界の話なのかも知れない。オーディオ以外にも色々共通の話題を見つけておつき合い頂いて感謝している。
スピーカーは彼自身による自作で、ここ10年程の新しい技術が色々と組み込まれたものだ。輪切りにした材料を貼り合わせて中に金属の軸をを通してある。膨大な手間の固まりだ。
中道を御存知だろうか。NIROはあの中道の社長が自らの好きな事をするために中道の会社を売り払って始めた会社だ。オーディオのアンプに関して全ての妥協を排してやりたいだけ、技術の限りを尽くして作られたのがこのアンプだ’エンジン’という名前には普通のアンプとは桁の違うという自負が込められている。
スピーカーのネットワークは御影石とコーリアンで徹底的に制振されて、ひとつひとつのコンデンサーを銅で巻いてシールドがしてあった。
ただお金の掛っッたシステムは他にも沢山あるけれど。高いアンプやケーブルをとっかえひっかえする以外にこうした努力と手間のかかったシステムはそうざらには無いだろう。
帰って来てから、やっと繋いだ自分の機械は余りに違う音で随分落胆をした。比べる方が悪いのは分かっているのだけれど。
先日は遠方からお出でいただき感謝です。幸いにも風邪はうつることなく元気でやっております。その後名古屋最終章に向けてネットワークのエージングに時間を費やしたところさらに1枚皮がむけました。MUNDORF社のキャパシター恐るべしです。ちなみに今月号のMJ(無線と実験)誌に社の紹介記事がのっています。ネットで購入してDIYで使用したのは私がはじめてかもしれません。・・バカですね。
投稿情報: H | 2005-12-13 13:53
プリアンプの製作記事に興味があって、MJ誌を買いました。
(記事に載ったアンプの試聴会には新さんも含めて何度か行きました。金田式や佐久間式もありました。それ程でも無いなと思うこともありましたが、意外にと言っては失礼ですが、行くと必ず感心する音で鳴っているのは松並さんです。)
B&Wに使ってあるLCパーツとの記事を読んでアレアレと思っていたところでした。
せっかく撮らせてもらったエスパスの写真の写りが悪くて落胆しています。
ハイエースやキャラバンに毛の生えただけの日本製ワンボックスとは明らかに違う足元の軽快さや、
あの格好良さが私の写真では判りません。写真って難しいものですね。苦手です。
風邪がうつって無くて本当に良かった。一安心です。
投稿情報: kawa | 2005-12-14 12:13
風邪になったら必ず死ぬ程咳きが出て、ふとんをかぶって大汗をかかねばならぬものと信じていました。
市販の風邪薬は何度か飲みましたが、効いたのかどうかも定かでなく、その後、薬をあまり飲んだ事がありませんでした。
お陰様で暫く鼻と咽がつらかった程度で寝込むこともなく、痰が出て直ってしまいました。
個々の薬と回復に明らかな因果関係を感じたのも初めてです。大変驚いています。
有難うございました。
投稿情報: kawa | 2005-12-14 12:58
そうですね市販の総合感冒薬とは違う切れ味がありますね。市販薬は頭がぼーとして、ほどほどに効く感じです。
エスパスはこのぶんだと、いっしょに上京することになりそうです。その時にまた記念撮影をお願いしますね。
投稿情報: H | 2005-12-14 17:47