春になると、菜の花や筍が食べたくなる。ふきのとうやタラノメの天婦羅を食べると、幸せになれる。日本に生まれて良かったなんて思ってしまう。これが日本の文化だとすれば、刷り込みや思い込みを共有してない人には通じない話かもしれない。マダガスカルやアイルランドの人間にいきなり食わせても、筍をうまいとは思わないのじゃないか。
野蛮で不衛生なローフィッシュが、洗練されたSUSHIに価値が逆転したりするのも、絶対的なうまいかまずいかよりも文化に属する話だからだろう。
おにぎりに巻く海苔が気持ち悪いという話も聞いた。でも、枝豆とビールはポーランド人に食わせても旨いと思ってくれないだろうか。さんまの塩焼きが旨いと思う人は世界にどのくらいいるのだろう。
昨日は久し振りに早く帰れたので、八百屋をのぞくことが出来た。空豆が大きなかご一杯で180円これは安い。ここ何年かは空豆をゆでずにさやごと網で焼く。これはしばらく前に聞いた友人からの受け売りだ。
ゆでた空豆は下手をすると、薄皮が邪魔だ。さやごと焼くと薄皮が気にならず、塩もいらない。
季節を感じさせてくれる空豆だけれど、日本だけのものでも無さそうだ。他所の国ではどんな食べ方をしてるのだろう。
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