戦争中の南方の話の中で、マンゴー、マンゴスチン、ドリアンが如何にうまいか、どんなに臭いかという話をさんざん聞かされて育った。マンゴーは日本でも食べられるようになったけれど、マンゴスチンやドリアンを食べたことが無かった。みそサンのHPの中でタイフェスティバルでドリアンが食べられると書いてあったので、土曜日の昼過ぎに親父を連れてタイフェスティバルに出かけて来た。
驚いたのは、その人出で、渋谷の区役所前から代々木公園までのそこそこ広い通路も、NHKの裏の広場も立錐の余地がない。テントの屋台以外はほとんど人で埋まっている。去年は二日で二十万人の人出だったらしい。お目当てのフルーツの屋台まで、人をかき分けかき分け行くだけでめげてしまった。肝心のドリアンはふかしたサツマイモとアボガドを足して少し果物っぽくした感じ、期待があまりに大きかったせいで、少し落胆した。父親はこんなものじゃない。もっとずっと臭くてうまいんだと憤慨していた。
フルーツの屋台でマンゴーを売っていた、タイのオネーサンはべらぼーなベッピンさんだった。カメラを忘れたのは大失敗。
ぼくの叔父が、しばらくタイの大学で客員教授として教えていた頃に、何回か行きましたが、そのころ、叔父がドリアンの香り、いや臭いを称して「ウンチとバナナを混ぜたような臭いだ。でも、旨いんだ」と言っていました。高いから、一粒二粒食べてみたけれど、それほどの悪臭とも思わなかったけれど、それほど旨いともおもわなかったなあ。
投稿情報: 玉井一匡 | 2005-05-25 01:58
映画も食べ物も、過剰な期待が落胆を招くのは何度も経験して来たはずなのに、又やってしまったということかも知れません。通りすがりに期待もせずに食べたら感動してまわりに吹聴してまわっていたかも知れません。玉井さんのフラットな感想がひとつの基準になりそうです。有難うございました。
投稿情報: kawa | 2005-05-25 12:50