秋山さんたちのBe-h@usの展覧会が開かれる。
ビーハウスは誰でもが家を建てられるように、建築家の側から考えられた、オープンなシステムで、ネット上に公開された部材をレゴのように組み立てて行けば実際の家が建てられる。
具体的には柱梁と壁や床のパネルで出来た架構システムと、開口や換気の仕組みによって構成される。
私自身は実際の仕事の機会にまだ恵まれないが、ビーハウスを想定して考えた、去年の滝野の計画案を出そうと思う。他の建築家の皆さんの実際の建物の例に混ぜてもらおうと思っている。
ビーハウスに期待するところは人それぞれだと思うけれど、かねがね建築家の工夫や客の色々な注文が家の寿命を短いものにしていると考えている私はしっかりとしたスタンダードを一度作ることが出来れば、なるべく個々の家についての工夫を減らせないかと思っていた。そのためには、これ以上ない材料になると期待している。
誤解を招きかねないけれど、個々の家族をすべて同じ箱に押し込めることが目的ではない。スケルトンとインフィルを、幾つかの世代で共有出来る躯体とそれぞれの世代の好みにあわせる部分とを、区別することでことで何世代かで豊かさと選択肢を増やす仕組みができないかと期待している。
Be-h@us展
世田谷美術館区民ギャラリー 世田谷区砧公園1-2 03-3415-6011
2005 4/19〜4/24 am10〜pm6 (初日はpm1から、最終日はpm3まで)
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