子供の時からやみくもに自動車の絵を描いてきて、子供のいたずら書きとは違うプロの絵をまとめて見ることができたのは、中学の時に穂積和夫の自動車のイラストレーションという本を買った時が初めだった。それ以来、今では自分で描くこともないけれど、人様の描く自動車の絵が常に気になっていた。中学生にとって、ジウジアーロのレンダリングはラファエロより大事だったのに、この年になって見るとルネッサンスの絵画と比べられる様な自動車の絵などはひとつも無かった。そこまで行かなくても、商業用のイラストレーションもカーデザインのレンダリングも含めて上手な人はたまにいても。下品にならない人となると本当に少ない。そんな中で永年ドライバー誌の表紙を描いていた松本秀実氏は下品になることがない、そしてべらぼうに上手い。そしてカーデザインのレンダリングに関して言えばオペルの児玉氏だろう。NAVI誌に毎月載るレンダリングを毎回楽しみにして来た。一冊の本になったのを早速買い入れた。
松本秀実
HIDEO KODAMA gallery
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