今出ている、Stereo Sound誌220号を立ち読みしていたら、LANケーブルやスイッチングハブの聴き比べがされていました。傅さんと土方さんの記事です。audio用でない汎用LANケーブルのカテゴリー(CAT)によって音が変わると言う話でした。CAT5,CAT6,CAT6eと大して変わらないのに、CAT7でいきなり変わる、CAT8も良いけど6、6eと7との違いに比べたらずっと小さな違いだと言うのです。 随分前にSAECのaudio用LANケーブルを無理して買ったり、信号経路のLANケーブルに足すと音を綺麗にするとのフィルターも使って見ましたが違いが判りませんでした。LANケーブルで音が変わるとの話に疑念もありました。昔のaudio用LANケーブルは高かったし、汎用のLANケーブルでもCAT7は高額でした。(CAT8なんてあったかな?)それが今は、定価でCAT7なら1000円以下、CAT8でも3000円か4000円です。楽天ではさらに安くなっています。BUFFALOのCAT7の0.5mが550円, CAT8の1mで1610円でした。これならダメ元で実験するのも怖くありません。無線LANのルーターからiMacとaudio用NASへのLANケーブルをCAT8に替えて見ました。音に明らかな違いかと問われると自信はありませんが、効果があった気がします。
USB接続はPC本体から端末機器への給電(バスパワー)と肝心の信号が並行して送られるので心配です。別の DC電源を用意してUSB内で信号と電源を並行させないAurorasoundのHIFACE TWO-PROは効き目があったし、PCの出口で黒赤2段に噛ませたiFiのiサイレンサーとiデェフェンダーも効いた気がしました。けれど、iMacからDACへのUSBケーブルが10mも引き回されているのは、そもそも5mまでとのUSB接続の基準からも外れています。StereoSoundの記事ではUSBケーブルの長さが音の劣化に繋がるのに比べてLANケーブルは長さの違いが音に出ないともありました。
長いLANケーブルを探した所、CAT8 15mが3569円と言うのをAMAZONで見つけました。KASIMOって聞いた事のないメーカーでした。USBを短くするのが目的ですから、構いません。audio用NASをPC周りから、audio機器周りに移しました。LANケーブルが安かったのでaudio以外のLANケーブルもCAT8に替えてみました。PCの動きやネットの接続まで速くなった気がします。おまけの方が効果は明らかです。味をしめました。
USBケーブルは製品によって音の違いが出やすいとの事ですし。短くなったので選択肢が増えました。1mほどのUSBケーブルをもう少し探してみます。
StereoSoundの記事ではaudio用のスイッチングハブ にすると目覚しく音が良くなると書いてありました。単なる接続端子に見えますが箱の中ではPC並みの作業をしているのだそうです。StereoSoundの記事ではありませんがPCとNAS間の行き来が、雑音の塊である無線LANのルーターを通るのは良くないともありました。18万、高いのは38万もする audio用スイッチングハブ は買えませんが、単なる接続端子に見える汎用スイッチングハブ でPC・NASを繋いで無線LANのルーターを通らせないだけでも良い事があるのではないかと思いました。汎用の安いスイッチングハブ も買いました。揃った品を全部繋いでみましたが不具合もなくすぐに音がでました。音も気のせいか良い気がします。ここまでのところは珍しくトラブルもなく良い調子です。
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