ESLの電源コードを6Nにしたり、NSのアモルメットコアを信号のためのスピーカーコードで無く電源ケーブルを通したりで音に変化がありました。一度死んだと思っていたスピーカーから又 音が出たなんて事も有りました。判らない事も多かったのですが、共通する根源的な問題があると言う話が出て来ました。
指定電圧110vの所に100vでも音は出るとそのまま使っていたのですが、この所為で不安定な状態にさらされていたのでは無いか、微妙な条件の変化にも反応せざるを得なかったのでは無いかと言うのです。100vではダメだ220vにすると俄然良くなる、やはり英国の220vを前提に設計されているのだとの話もネットの何処かで聞いた事がありました。
鎌田さんによればAC電源から6000vの高圧を作っているのだそうです。それは110vでも220vでも指定された電圧からが前提です。110v前提のところに100vを入れたのでは6000vに届きません。スピーカーを動かす為の磁界だか静電気だかが不安定だったのでは無いか。6000vさえ作れれば110vでも220vでも構わないのでは無いか。とのお話を伺いました。
試しにお借りした100v~110vの昇圧トランスを挟んだ所、バリバリと勢いよく鳴り出しました。ピアノが良くなった気がします。電源を入れたまま、一日放置するとさらに安定します。以前の大入力で見られた歪みや、ブツブツ音も無くなりました。高圧ですが電流は低いので電源を入れっぱなしにしておいても大丈夫だそうです。元気が良くなったのはいいのですが、少し腰高で高い音に寄りました。柔らかさが後退しました。(昔、AC100vをwe43aのパワートランスの120v入力に入れていました。お店でセッティングしたままでした。せっかく100v入力があるのだからと繋ぎ換えたら同じ様な変化をしました。その時は120v端子に戻しました。今回は利点の方が多いので戻しません。)
その後、借りていたトランスを返して、昔買った昇圧トランスを探し出して使っています。
iFiのUSBノイズフィルター(iSilencer+)をPCのUSB出口に刺したのが効いた様に思えました。更にiDefenderを足して、電源にはiPurifierACも付けました。この手のアクセサリーは嫌いだったのですが、効いた様な気がするのは勘違いでしょうか。